海外で病気になったらどうする? 会社主催のウェルカムパーティで素敵なレストランに座り、さあ乾杯。 その後、スープが出てきて・・・ 2~3回口に運んだところで、急に気分が… あー、どうしよう。 こんな時、どうしますか?
その時は持参した胃薬を飲んで部屋で一晩寝ていると翌朝はケロッと治りましたが。
来日する外人で体調を崩す人もいます。 出張慣れしているかどうか、よりもその時の体調によるみたい。 焼き鳥なんかが結構きついかなぁ。 暑い時期、日本のB級グルメというのりでも、あんまり外人には勧めない方が賢明かも。
ここ数年、来日外国人のための医療についての通訳が問題になってきています。
先日、医学通訳セミナーに参加しました。 内容は医療通訳でなく医学通訳なので、製薬会社や医学学会のための通訳のようでしたが、医療通訳との関連した話も出てくるかと思い話をききました。
講師はキャリア35年の重松加代子さん。 子育てしながら続けてこられたそうで、その真摯な姿に頭が下がります。 普段、医療通訳だけを学んでいると全体像が見えにくいものです。 一口に医学通訳といってもいろんな場があることを知り、ますます奥が深いなあと思いましたが、今回その入り口を少しでも垣間見れたことはよかったです。
医療通訳は今はボランティアベースで行われています。 報酬をどこが出すか、という問題が決められず、通訳者の善意で運営されているわけです。 ボランティアと言っても、お腹いたや鼻かぜばかりの患者とは限らず、時に大変難しい病気を抱えてこられる外人もおられるわけで、そういったときに役立つように、医学知識を学び練習しているわけです。 医学通訳のすみわけの話を聞いていると、医療通訳はその端っこに位置していることがわかりました。
多くのお医者さんはだいたい英語が話せると思うけど、込み入った検査結果を話すときは通訳が必要らしい。 通訳側からすれば、普通の病気の場合は ‘はーい、‘という感じで通訳できるのですが、込み入った検査結果となると、難しい病名や臓器や骨の名前、お薬の名前、その化学的な働きなどなどお医者さんの説明をあますことなくきっちりと通訳するには、膨大な学習が必要なんです。
一般の通訳者もボランティアベースと聞いて、ほとんどの場合尻込みしてしまいます。まあ、当たり前か。
でも、頑張ろう