せこせこと片付けてます。気が乗らない日は全く手をつけず。そのせいか、遅々として進まない、けど焦らずゆっくりするか。
昨日は手紙の束を見直していた。全部一気に捨ててもいいけど、やはりそこは少しは読み返し。時間がかかるね。一枚一枚にその時の様子がよみがえり、なかなか前に進まない。今までの自分を振り返るとても貴重な時間となった。
その時に感じていたことは今考えると全く違ったような風景として写る。同じことでも時間がそれを変えてくれることに今更ながら気がついた。ただしこの時間とは十年単位の時間が必要かも。そう考えると人生は短い。今のことは十年先にはまた全く違った重みを持つだろうけれど、その時に私がこの世に存在して元気かどうかは神のみぞ知る。
捨てられないものを大事にまたしまって、今度読み返したときにどんな思いがよぎるのかを楽しみにすることにした。
10年前にそこそこ整理して必要と思ったものだけを棚にしまった。その時にしまったのはきれいな箱。大概がお菓子の箱。今回、きれいなお菓子の箱がたくさん出てきた。
和菓子は箱がきれい。大抵は100円程度箱代として取られるけど。これがケーキとなると、パコパコと折りたたんですぐにゴミ箱に入れられるという簡便さ。どんなに高い美しいケーキでも同じ。
考えてみれば、お持たせの和菓子は箱が命という人もいるだろうね。有名老舗の美味しいお菓子だと誰の目にも直ぐにわかる。お持たせは見た目が命なんだろうか。昔は美しく高価な風呂敷に包んで持って行ったらしいし。差し上げる時はその風呂敷を目の前で優雅に解いて箱を差し出していたんだろうね。
今じゃ、風呂敷に包んで持って行く人は少なくなったけど、箱がその分きれいになったのかもしれない。中のお菓子を食べたらその箱は捨てればいいけど、多くの人はなんとなく置いとくのでしょうね。私もそうです。100円もする箱をむざむざ捨てられないけど、実は置き場所にほとほと困る。今回は心が痛むけど、これらの箱類は処分しないと。
パコパコと折りたためるケーキの箱みたいにはならないんでしょうか。