先日、お伊勢参りに行ってきました。自宅から車で高速道路をたくさん乗り継ぎ、約2時間半で伊勢の出口にたどり着きましたが、高速出口からなかなか出られない。車の規制をしていたのです。さあ、かれこれ小1時間は一般道に出るまで出口に並んでいたかも(泣)
そして、まず外宮へ。小学校の修学旅行以来なので、もう○十年ぶり。うろ覚えの記憶をたどってみたのですが、どうも何もかもがぼんやりともやの中。
橋を渡ると大きな鳥居があり、それをくぐって中へ入り、ずんずんと進んでいきます。その奥に神殿があるのですが、苔むした屋根の風情はいかにも神様がおわす所という雰囲気。
一陣の風がふ~っと吹くと、門(?)に垂れ下がっている大きな白い幕がふわっと舞い上がり、奥に神々しく立派な門(?)が見えました。お参りしていた人はみんなそのまくれ上がった幕の合間から見える奥の門をじっと見ているのでした。はぁ~、あそこに神様がいらっしゃるのね、とみんな思ったかどうか。
少なくとも、私はそのように感じましたが…
昔から、お伊勢参りは人々の信仰を集めてきたもの。考えてみれば、遠くからこの地まで来られたら、昔なら健脚間違いなし。平和な日々を送っている人々が集まっている、という感じを受けました。
その後、二見ケ浦に行ったのですが、子供のころに見た夫婦岩と全く変わらない姿の岩を見たときは、なぜか深く感動しました。○十年少しも変わらないものがある…
そして、数年前に食品の賞味期限をめぐって、大変世間を騒がせた赤福餅もやっぱり食べました。あの事件の傷跡はすっかり癒えて、どの店も長い列ができていて、とても繁盛していました。 五十鈴川沿いにある店は今も茶店のたたずまいで、縁側に座ることもでき、お伊勢参りを済ませた善男善女が川辺の風景を何気に見やりながら赤福餅を食べて、一息ついていました。
あ~、平和だな