まやの部屋

過ぎていく一瞬 
心に浮かんだことや気になることを書きとめる日記

お伊勢参り

2012-01-25 16:58:55 | 旅行

先日、お伊勢参りに行ってきました。自宅から車で高速道路をたくさん乗り継ぎ、約2時間半で伊勢の出口にたどり着きましたが、高速出口からなかなか出られない。車の規制をしていたのです。さあ、かれこれ小1時間は一般道に出るまで出口に並んでいたかも(泣)

そして、まず外宮へ。小学校の修学旅行以来なので、もう○十年ぶり。うろ覚えの記憶をたどってみたのですが、どうも何もかもがぼんやりともやの中。

橋を渡ると大きな鳥居があり、それをくぐって中へ入り、ずんずんと進んでいきます。その奥に神殿があるのですが、苔むした屋根の風情はいかにも神様がおわす所という雰囲気。

一陣の風がふ~っと吹くと、門(?)に垂れ下がっている大きな白い幕がふわっと舞い上がり、奥に神々しく立派な門(?)が見えました。お参りしていた人はみんなそのまくれ上がった幕の合間から見える奥の門をじっと見ているのでした。はぁ~、あそこに神様がいらっしゃるのね、とみんな思ったかどうか。

少なくとも、私はそのように感じましたが… 

昔から、お伊勢参りは人々の信仰を集めてきたもの。考えてみれば、遠くからこの地まで来られたら、昔なら健脚間違いなし。平和な日々を送っている人々が集まっている、という感じを受けました。

その後、二見ケ浦に行ったのですが、子供のころに見た夫婦岩と全く変わらない姿の岩を見たときは、なぜか深く感動しました。○十年少しも変わらないものがある…  

そして、数年前に食品の賞味期限をめぐって、大変世間を騒がせた赤福餅もやっぱり食べました。あの事件の傷跡はすっかり癒えて、どの店も長い列ができていて、とても繁盛していました。 五十鈴川沿いにある店は今も茶店のたたずまいで、縁側に座ることもでき、お伊勢参りを済ませた善男善女が川辺の風景を何気に見やりながら赤福餅を食べて、一息ついていました。

あ~、平和だな 

 


学者か起業家?

2012-01-21 23:00:07 | 書評

 

「学者になるか、起業家になるか」という刺激的なタイトルの本を読んだ。副題は「理系の未来は明るい」

まあ、冷静に考えれば、私はこの本の内容からは遠い所にいる人間だろうな。今からどうの、というわけでもなし、また私は根っからの文系だから。

それでも、この本に魅かれたのは目次 第2章 競争をしなくても「創造力」は育つ 第4章 「自分の限界」をどう乗り越えるか が目を引いたからです。

言われたことはできるけれども、なかなか自分ですることを考えることをしなくなった、と近頃考える。もしかしたら、昔から自分ですることをあまり考えてこなかったかもしれない。人が何を考えているかを想像しながら、人間関係を考えることばかりするようになっているかもしれない。それももちろん大切だけれども、それよりも創造力の方が何か出てきた問題や、これからどうしていくか、を考えるときには必要だろう。

競争心は結構ある方かもしれないけれど、友人や周りの人を蹴落としたらいいかもしれない、とは多分一度も考えたことはない、と思う。一人で競争するのは結構大変だから周りの人も一緒に巻き込んで、何とか乗り切っていこうと考えてきた、と思う。さまざまな資格試験でも、いつも友人と一緒に勉強していた。何と言うか、茶店勉強・・・とでも言えるでしょうか。で、今ではいわゆる英語の試験は全部無事にクリア。

でも、ここからが問題。「創造力」を働かせて、これからどうするかを考えねば・・・

「自分の限界」は短期決戦がいい、らしい。目標を設定して短期間でぎりぎりまで追い込む、のだそうだ。ちょっと面白そう。ゲーム感覚でできるかもしれない。

情報過多で「調べ」て「考えた」と思っているのではないか、という筆者たち(二人の対談形式です)の指摘には、ちょっとどきっとさせられました。確かにこの頃はネットでいろんなことを「見て」いる時間が長いと思う。そうしているうちに頭がごちゃまぜの情報で一杯になり、そのまま「考えず」に寝てしまう。う~ これではいけない。

これからは、もっと考える時間を増やそう。時間は有限だから。

 

 

 

学者になるか、起業家になるか (PHP新書)
クリエーター情報なし
PHP研究所

年賀状

2012-01-19 13:04:47 | 日常

今日、今年のお正月に来た年賀状を整理していた。昨年度は喪中のため出していなかったので、今年になって近況を知ることができた友人や知人も何人かいた。メールで出す年賀状も悪くないけれど、やはりリアルカードはいろいろと思いめぐらすことができていいものだ。そして、この頃になると年に一度、賀状だけを交換する昔の友人などもだんだんと増えてきて、そういう意味でも年賀状はつながるツールとしては、よく考えられたものの一つかもしれない。

忙しい生活から抜け出した時、昔の友人にちょっと連絡を取ってみたくなったりする。年賀状のわずかな情報をくみ取りながら、きっとこうだろう、いやそうじゃないかもしれない、と想像するのも一つの楽しみかも。

そんな中に、愛犬の喪中ハガキをくれた人がいた。大きな息子さんがいる、その友人は10年来一緒に暮らしてきた犬が昨年の暮れに亡くなってから、どうにもいろんなことに集中できなくなり、年賀はがきを出すこともためらわれた、ということだ。

彼女の近況や心情がたった1枚の年賀状からよく伝わってきて、彼女には悪いがとても微笑ましいと思った。

会社を離れてみると、友人や知人だけの年賀状になり、わずかな賀状の束が大切な宝の山に思えてきたから不思議だ。

今年もつながりを大切に過ごしていきたい。


下鴨神社

2012-01-16 22:30:14 | 旅行

先日、京都の下鴨神社にお参りしてきました。

珍しく京阪電車に乗って終点の出町柳まで行って、そこから徒歩で数分  鴨川をわたると鳥居があり、参道になります。その横に糺の森という世界遺産の森がありますが、そこには寄らず、まっすぐに境内へ。

とても古い神社で大きな境内です。お正月ということもあり、まだ多くの人が参拝に来ていました。また、その日は甘酒をふるまっていたので、お下がりを頂くことができました。とても温かく、体がほかほかになりました。ラッキーです。

帰りに、叡電の出町柳の駅前にある柳月堂というクラシックが聴ける喫茶店に入りました。

2階にある店内には音楽の部屋があり、そこでは数人の人が名曲に聞き入っていました。この部屋に入るには500円要りますが、中では懐かしいLPがずらっと並んでいて、クラッシックの名曲であれば何でもリクエストして聴けるのです。この喫茶店には数回入ったことがありますが、今までにこの部屋でクラッシック音楽を聞いたことがないことに改めて気づき、ちょっと残念な気分でした。今回も昼ごはんを兼ねていたので横の談話室に入り、コーヒーとサンドイッチをいただきました。

いつまでもこのような名曲喫茶が残っているのに嬉しくなりました。今度こそ、この部屋でクラッシック曲をリクエストして聞いてみたいと思いましたが、いつになるかな。

 


人を動かす英語

2012-01-12 18:06:06 | 英語(通訳/翻訳)

 

先日読んだ著者の書いた本が新しく出たというお知らせが来たので、購入して読んでみました。

英語スピーキングの本です。

ドクターヴァンス著 「人を動かす英語」 

 

 

人を動かす英語 (PHP新書)
クリエーター情報なし
PHP研究所

 

 

PHP新書から出ていて、そんなに分量がないため、今日仕事先で暇な時間に全部読んでしまいました。(仕事もちゃんとしてます、念のため) 先日読んだ本も興味深いことが書いてあったのですが、今回の本も日本人が陥りがちなスピーキングの欠陥について、いろいろと指摘してあります。

いくつかここに抜き出してみます。

第2章 日本の常識に浸ると、迷路にはまる

<目は心をコミュニケーションしている>  は、日本人は上司や偉い人の前では伏し目がちに話しがち。しかし、英語でアメリカ人と話す場合は、ちゃんとアイコンタクトをしなければダメ。相手の目を3秒間見た後、いったん他の場所へ目をそらしてから、再び約3秒間相手の見る、といった具合。

また、面白いと思ったのは、あなたが話した後に相手が目を手で覆うしぐさをした場合は、反対や不快の意を現している!へえ、そう言えば、身に覚えがあるかも… 

<ビジネス英単語を効果的に増やす戦術> 基本的には冠詞なども含め、1500語あれば必要な会話はできるそうです。それに100語程度の動詞を加えるといいらしい。

動詞はなかなかうまく使えない。動詞と名詞や前置詞などとの活用が結構厄介ですね。これも100語なら何とかなりそうでしょうか。

第5章 さぁ、グローバルな世界に向かって洗練の種を蒔こう

また、誠意をもって をsincerity で表すと、真意が伝わらないそうです。sincerityの意味は、自分の感じたことや信じていることに対して、正直で偽りがないこと、と言う意味で、「私利私欲を離れて」という意味にはならない。integrityという単語がそれに近いということです。 integrityという単語に出会うといつも、どういう意味なんだろう?と思っていたのですが、今回謎(!)がようやく解けました。

その他にもたくさん面白い記述があります。すぐに読めるし、ためにもなるのでお勧めの一冊です。