まやの部屋

過ぎていく一瞬 
心に浮かんだことや気になることを書きとめる日記

老人ホーム

2014-03-24 14:14:42 | 日記

やっと決まりました。

ホームの方も病院まで本人に面接に来られ、何とか入れそうです。

コーディネータの方がおられるので、安心です。

不思議な縁を感じますが、昔お世話になった方の娘さんかも…

その方は私に気づいているのか、気づいていないのか、多分、気づいていない…

どのホームに入るのかは、運というか縁だと、その方もおっしゃっておられました。

まだ、実際に入るかどうかは別の話…

退院の日に体調が悪くなって、そのままかの地に行ってしまう人もあると聞きます。

まだまだ安心はできません。

今までの感じとしては、ずっと昔に息子を幼稚園や学校に預けるときに色々と迷った、というあの感じです。

何をポイントに決めるかは、勘のようなものに頼らざるを得ない、というか文字にしてここに書くほどのことはないです。

で、一番肝心なのは、本人と周りの人間が一番気持ちよく過ごすことができること、かもです。

何とか、このままうまく入れるといいですけど…

これが縁なのかどうか、幼馴染から突然電話があって、町内に住んでいた隣近所の友達と今度会うことになりました。

小学校の時に彼女が引っ越して以来、会ってないから、ウン十年目にして会うことに…

 

 


父、その後

2014-03-18 10:13:47 | 日記

父はその後順調に回復し、昨日はおにぎりが夕食に出ていました。

でも、一度でも誤嚥するとまた肺炎になるそうです。楽観はできません。

このまま順調だと退院も視野に入ってきます。

よくわからない介護の世界を手探りで進んできて、何とか目途がたちました。

一か所よさそうなホームが一部屋空いていたので、そこに予約を入れました。

やれやれこれで夜も安心して眠れる。

それにしても、今の医療は進んでいますね。実感しました。

心肺機能停止になった父が、1か月後には食事ができるまでに回復しました。

点滴と抗生物質などだけで…

お医者さんと看護師さんのおかげです。

 

 


病院で

2014-03-11 08:59:41 | 日記

父の容態は少し落ち着いてきた。

病院の皆さんのおかげです。

少し食べられるようになった父の横柄な態度に付き合っていただいている看護師さんやお医者さんには大変感謝しています。

ただ、今後どうなるのかな、ということを考えるととても不安。

今まで父が自立していたので、それに頼り切ってきたことを今頃になって反省している。

色々と友人に話を聞いたり、ネットで調べたり、病院で何となく話題にしてみたりして見るけど、どうも視界不良。

大変わかりにくい。

救いは本人がまだ頭がしっかりしていること。

本人の希望を聞くことができる。

ところで、今の制度は本当に過渡期だ。

政府が自宅介護を進めていくと言う方針だと聞いて唖然としたのは、数か月前のこと。

時代に逆行していると思ったのだけど、今もそう思う。

自宅で一体だれが介護するの?

老人用のワンルームマンションみないなものを建設して、そこでケア関係の方がお宅を訪問して介護してくださるとか。

でも、基本一人で住むことになるしね。それに対応できる人はそこそこ元気な方でしょうね。

 

友人は仕事を持ちながら母親を介護しているけど、重い口を開いて出てくる現実はびっくりするような複雑な仕組み。

あのような制度をうまく取り入れて介護できる人はほんの少数の恵まれた人だろう。

で、どうしようかなあ。

非常に高額のホームはすでに満室だと聞いて、二度びっくり。

本人の希望は聞けるが、本人の現地見学はできない(当たり前か)

今日、病院の担当係り(そういう係りがこの頃はどこの大病院にもあるらしい)の方とほんの少しだけ話をする予定。

現実を知ることから始めないと…

 

 


看護師さん

2014-03-04 10:41:43 | 読書

父が入院した

運ばれている救急車の中で受けた心臓マッサージのお蔭で息を吹き返した父は、救急救命室で徐々に意識を取り戻し、今は一般病室に移り意識もはっきりして、退院に向けて治療を受けている

仕事でお世話になる看護師さんたちは、いつもてきぱきとした動きで大勢の患者を見事にさばいておられる。

今回、患者の家族となって、その思いを一層強くした。

医療通訳の仕事では、看護師さんたちの言葉を通訳することも多い。

少し前に参加したセミナーで講演された看護師さんが、医療通訳には元看護師さんが最適だ、とおっしゃったことが心に残り、その後看護師さんの動きに注意することが多くなった。

そこで、目にした下記の本

大変面白かった

エキスパートナースと呼ばれる一部の看護師さんたちは、どのようにしてそのスキルを磨いてきたのか。

大半が一人前ナースの段階で止まってしまうのは何故なのか

ナースを、初心者、新人、一人前、熟練者、エキスパートの5段階に区分して、それぞれの特性を分析して、どのような段階を経てエキスパートになっていくのかを考えている

この段階は筆者が考えたものではなく、外国のさる人

確かに、たくさんの看護師さんたちにかわるがわる看護される父を通してみていると、看護師さんの仕事が多岐にわたると同時にたくさんの重症患者の看護を過不足なく行うには、多くの経験とその他多くの知恵が必要だろうなと思う。

筆者は、エキスパートナースは、多くの経験から数多くの暗黙知をもち、本人がそれほど自覚することなく、現場でそれら暗黙知をベースに瞬時に判断して実行する人であると言っている

このような暗黙知は現在、個人の技量に頼っていて、他の人に引き継がれていないのが問題だとも指摘している

そのためには、何とかして暗黙知を言語化して他の看護師にも共有することが必要だろうと言う

確かに、患者や家族からしてみれば、新人やエキスパートナースにかかわらず、最適で最高の看護を受けたいと願っている

一人でも多くのエキスパートナースが出て、最高の看護を受けたい

ところで、この5段階区分だが、大変面白いと思ったのは、通訳者など技量を必要とする仕事にも当てはまると思ったことだ

新人通訳者、熟練通訳者、エキスパート通訳者 ・・・ ほら・・・

そう言えば、通訳学校で習うことは、どうやってこの日本語(英語)を英語(日本語)に瞬時にするかであって、現場での仕事は場数を踏んで慣れていくしかない。

数多くの現場を経験した通訳者は、計り知れない暗黙知を個人の中に蓄えている・・(ハズ)

 

看護師の臨床の『知』―看護職生涯発達学の視点から
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