まやの部屋

過ぎていく一瞬 
心に浮かんだことや気になることを書きとめる日記

集合知

2013-04-26 18:02:04 | 読書

少し前、人間そっくりのサイボーグが将来できるのではないか、という話があったように記憶しています。(もしかしたら、もう出来てるのでしょうか?)

その時、私はひそかに高齢になって体の自由が利かなくなったら、妻○木君に似たイケメンサイボーグに世話してもらえたらなあ、なんて夢想してました。そのために、しっかり今仕事をしてお金を貯めなきゃ、なんて真剣に一時思ったものでした。

で、この本の筆者は、その考えは本当に夢想でしかない、と断言されています。 (-"-)

コンピューターがいかに発達しようと、大量のデータを一瞬にして処理できるようになっても、人間の代わりにはなれない、と。

そうでしょう、絶対そうだと思ってました!

心(クオリア)は、どんなに精巧に作ったコンピューターであっても作ることは不可能だと。

この難しい問いに、西洋の人間機械論で答えておられます。キリスト教を始め一神教を信じる西洋人は人間が持つさまざまな機能を機械に置き換えて解き明かす考え方を持っている(いた)。だから、機械の究極の姿はサイボーグになるのだ、と。

確かに、フライデーを始め、洋画には人間に似た機械がよく登場するような気がします。

それにしても、心はどこにあるのでしょうか?

少し前は心霊現象などが流行っていましたが、私は今では心は脳の高度な働きの一つだと思っています。頭脳だけの働きではなくて、体中全体の感覚機能が総合的に働いて、それが脳で集約されているのでは?なんて、考えています。だから、夜中に起きてお手洗いに行くのが怖くなくなりました。(笑)

集合知ですが、これはSNSなどを駆使して非常に多くの人の意見をネット上でやり取りして、そこからある一定の解答あるいは方向性を見出そうということらしいです。これから政府がしようとしているネット選挙などのことなのでしょうか。

そこで、筆者はコンピュータが解答を出すのではないということをよく考えなければならない、と。

あくまで主体は人間であって、コンピューターがある種の答えを導き出すと考えるのは大きな過ちの元!だと言われているようです。

暗黙知という人間独自の知性(知恵)はコンピュータには持てない。それは、職人技であったり、文化などに根付いている目で見ることができない知恵。人間は昔からこの知恵を働かせて発展してきた。コンピューターはそのような知恵は持てないのだ、と。

その根拠として、人間は本来一人の中で完結している「閉鎖システム系」であるのに対し、コンピュータは中身がどの機械であろうと転送できる「開放系システム」であるから。一人一人が見ている世界は全て違い、それを真の意味で共有することは不可能である。どのように言葉などをつくしても、その人の心の中を完全にわかることはできない。

コンピュータの一つの行きつく先がサイボーグなんでしょうかねえ。キリスト教の強い西洋では、人間を作ることは神様だけに許されることという、強い倫理観があるのでは?

人間に似たサイボーグが登場する映画はたくさんありますが、「ブレードランナー」という少し前の映画では、サイボーグ人間と普通の人間が混在していきる世界を描いています。お互いにサイボーグなのか人間なのか、わからないという世界。

サイボーグたちが密かに人間を全て駆逐して、自分たちだけの世界を作ろうとするのですが、最後に人間には勝てない、と悲しむ(企てが失敗する)となります。

何故かって?サイボーグたちには歴史がないから

この本は、集合知というこれからのコンピュータの行きつく方向性を示唆しながら、実は人間特有の暗黙知について、深く考える機会を与えてくれました。

 

 

集合知とは何か - ネット時代の「知」のゆくえ (中公新書)

西垣 通
中央公論新社

キンドル

2013-04-26 10:40:26 | ITその他家電

とうとうキンドルを購入してしまいました。

正確に言うと、30日間無料というのに魅かれたのですが…

実際のところ請求書はいつも通り来てますし、無料の意味は30日後に返却が可能、ということでした。

しかし使用してみると、これが結構使えます。

私の今の仕事は移動が多く、しかも空き時間がぽっかりとできたりします。だから、そういう時にいつも本が読めると大変助かるのです。

今の所、まだ1冊しかダウンロードしていませんが、読み心地はいたっていいです。喫茶店や電車の中で読めるのでいいかも。

ただ自宅ではまだ読む気にはならないです。何故って、うーん、きっとやっぱり読書は紙の本じゃなきゃ、と言う固定観念からなかなか抜けないのと、電子書籍の数が限られていて、なかなか読もうと思う本を探せないのです。

また、一つ面白いことも発見。

今までだと、本を購入して読んで面白いと思ったら、必ず家人に話していました。これからもそうすると思います。

で、その本は家人が次に読むことになるのが多いのですが、この電子書籍はそれができない!!

だから、この本面白いよ~と言っても、その人に本を渡すことはできないね。今までの読書行動も変るかも…

そんな場合はどうすればいいのかなあ。

ところで、ダウンロードした最初の本は、池上彰さんの「伝える力」

今頃・・・と言う感じですが、まだ読んでなかった。とても読みやすい。しかも、600円台で購入できました。

 

 


IT機器

2013-04-10 16:42:37 | ITその他家電

昨日、新しいパソコンが来ました。つまり、いま使っているパソコンです。

別に今までパソコンが壊れたわけではないのですが、実家との往復に便利だと思って、モバイルを探していたんです。

梅田のヨドバシカメラに何回か通って、やっと決めました。

最初はレッツノートにしようと思っていたのですが、ふらふら歩いていて、何気なくソニーのパソコンを触っているうちに、いつものように店員さんの餌食??になってお話しているうちに、自分の使う目的に沿ってカスタマイズすることができるとわかり、がぜん目がきらつきました。

なんでもカスタマイズできると聞くとうれしくなる単純な志向ゆえ、早速作ってもらいお値段もそこそこに抑えてもらって、とうとう決めました。

ウィンドウズ8は、まだちょっとなじまないけど、今これを実家で書いていることを考えると、やっぱりよかったな。

UltrabookTシリーズだと思います。

 少し前に、やっと携帯をiPhoneに変えたばかりなので、今では私のIT環境(何か、カッコいい響き)は長足の進歩を遂げたわけで、世の中の流れに少しはのったかも。

今の心配は、このパソコンを持って外出し、(つまり、仕事に行き)そこで忘れて帰ってきちゃうことです。だって、今まで持って歩いたのは、企業にお勤めしていた時に出張で持って歩いていた時だけですから。その時は、かなり気張って神経ピリピリだったから、決して忘れることはなかったのですが、今はどうものんびりしていて、忘れそう。

ということで、当初の目的の一つだった仕事でも活用するというのは、当分このパソコンに慣れるまでお預けだなあ。

iPhoneもさんざん迷った挙句、シャープのスマホを買おうと決めていったのに、お店ですぐに気持ちが変わりました。ほんとに気まぐれ。

というか、店員スタッフさんの説明も良かったと思う。で、実際に使ってみてやっぱりよかった。ほんとに活躍してます。

今度は、キンドルなどのeブックをどれにしようかと思っているところ。

iPhoneでiブックを購入して読んでみると結構いいことがわかった。電車の中でもするする読めるし、気になった目の疲れもあんまりない(と思う)

それになんて言ったって、先日あった友人がキンドルfireを持っていて、それで写真を見せてくれたので、ちょっと感激。

数か月前には、英語の知人がソニーのリーダーを見せてくれて、その時も良さそうだなあと思ったし。

そんなこんなで、身の回りは電子化されるけど、ちっとも部屋が片付かないなあ。

資料やそのほかも結構プリントするし・・・

片付けられないのを道具に頼るのは良くないね。心を入れ替えて、ちゃんと片付けます。ハイ