華短歌

永遠に届かぬ愛する人へ

たまゆらの恋

2007-10-09 10:24:26 | 花短歌

曖昧な

切なさと君に

包まれて

きらめいている

たまゆらの恋

*たまゆら(玉響)は玉(美しい石や宝石)が揺れあって鳴るかすかな音のことで、ほんの少しの間って意味なの。

響きあう一瞬は空気が動くからこそ、安心しきった(安定しきった)関係よりも、一瞬でもきらめく瞬間を積み重ねて生きていきたい。

恋をするってそういうことかな・・・・


夜来香 ~イエライシャン~

2007-10-07 20:12:04 | 花短歌

真夜中の

私の前の

夜来香(イエライシャン)

答えの出ない

想いを笑う

*夜来香(イエライシャン)の香りは時間によって変化し、夜9時過ぎには沈香のような幽玄な香りを発する。真夜中から早朝にかけての香りが最高だとか。

真夜中なのは私の気持ち・・・・そんな私をイエライシャンが笑う。

もうすぐ夜が明ける、今が最高なのよ。


鹿鳴草 ~しかなぐさ~

2007-10-05 13:24:46 | 花短歌

鹿鳴草

木に咲く花の

アイラブユー

あの日と同じ

道 君と行く

*「鹿鳴草」は秋の七草である萩の異称。鹿が萩を妻として訪れるという言い伝えもあり、萩は「鹿の妻」、鹿のことを「萩の夫」とも言うそう。

万葉の時代は男女とも萩の花を髪に飾り、恋文を萩に結んで送りあっていたんですって、携帯メールよりはるかにロマンチックね。

春、あなたと歩いたこの道、秋、またあなたと歩いてる・・・・

それだけで幸せです☆


りんどう

2007-10-02 05:33:15 | 花短歌

空白の

秋のページに

りんどうと

あなたの名前

ゆっくりと描く

*今は辛くても、明日はきっと秋晴れ!

なぜってあなたのそばには私がいるんだもん。

あわてないで、ゆっくり、リラックス!

花言葉は・・・・「あなたの悲しみにそっと寄り添う」

リンドウ=竜胆は苦いお薬で、胃が痛いときには効くそうですよ^^