華短歌

永遠に届かぬ愛する人へ

桜(1)

2005-04-03 21:51:51 | 花短歌

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私の中にある桜は入学式の桜ではなくて、彼女の命ずるままに何人もの人間を殺し、満開の桜の根元に埋めていくという坂口安吾の「桜の森の満開の下」の桜・・・・
桜の花ほど自分を(人生を)投影できる花はないかもしれないなんて、この年なって感じています・・・・

擾乱(じょうらん)の
しだれ桜よ
月夜には
花の重みに
抗(あらが)えないの