華短歌

永遠に届かぬ愛する人へ

氷面鏡 ~ひもかがみ~

2009-02-23 06:40:51 | 花短歌

氷面鏡

私の年に

なった時

待たせればいい

二十歳(はたち)の女性(ひと)を

若いあなたと私とは時間の流れ方が違うのね・・・・

待ちくたびれてため息ばかりだけど

これも惚れた弱み

鏡に映った二人・・・・

あなたの美しさに一瞬ひるんじゃう。

頑張るあなたを遠くで見守ることがこの恋の形なのかもね。

それでもあなたと私・・・・遠くて近きもの

*氷面鏡・・・・氷の表面を鏡にたとえた語。