飛鳥瑠璃的美生活のススメ

~大和撫子道~

恋の形見 ~紫陽花~

2009-06-10 11:05:52 | アンジュール

Rimg00071 わたしは花に似ている      遠くからは泣いている魂に見える 

~マルスリーヌ・デボルト~

彼女のこの詩が大好き!

「花は女性の純粋な魂を具現化したもの」って言う彼女の言葉、同感!!!

で、私の(女性の)切ない気持ちを花に代弁してもらお~と思って短歌集を作った。

でも歌を作りながらもう一つ(勝手に)気がついたことは

「花って恋の形見なんだ」ってこと。

だから人を惹きつけずにはいられないんだって。

ギリシャ神話に名の由来を持つものが多い花は、ほとんどが恋のエピソードを持ってる。

切ない恋、許されない恋、届かぬ恋・・・・神様が神酒をふりかけ花に変える。

一つ一つが恋の形見・・・・・

今の季節の花なら紫陽花も恋の形見・・・・

紫陽花の神話はちょっと思い当たらないけど・・・・・

アジサイの歴史上特別な花である「オタクサ」はオランダ商館医として来日していたシーボルトが、「シーボルト事件」で帰国を余儀なくされた時にオランダに持ち帰った花。娘とともに日本に残してゆかなければならなかった最愛の妻「お滝さん」のこと。

27歳の彼が母に送った手紙

「小生も古いオランダの風習に従い、目下愛くるしい16歳の日本の女性と結ばれました。小生は恐らく彼女をヨーロッパの女性と取り替えることはあるまいと存じます。」

今の時代歴史に翻弄されるような恋はないだろうけど・・・・

移りゆくアジサイの色を見つめながら彼はどん気持ちで愛する人を想っていたのかな・・・・・

あ~切ない!

Rimg0037_5 花があればいつでも恋愛・切ないモードに入れる私はやっぱり超妄想族☆

でも恋は人生の花だもの。

いつだってしていたいわ・・・うふふ☆

~君を知る 心に咲いたあじさいが 激しい雨に色づいていく~  

 「永遠に届かぬ愛する人へ」より