飛鳥瑠璃的美生活のススメ

~大和撫子道~

「遠くをみたい ~星の贈りもの~」

2006-08-25 19:00:35 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は冥王星が惑星から除外されたとかで、今日の新聞でも一面で取り上げていましたが、便宜上のことで大騒ぎするのは世の中の常みたいですね。

天文学者の半分ぐらいは「別にどっちでもいいじゃん」と内心思っているんじゃないか・・・・なんて、そんなこと思うの私だけ?

新聞によると米ハワイ大学の教授が先送りを訴えたら、「ここで採決しないと世界の笑い者になる」との反対意見が多く、採決になったとか・・・・

でもこの話題のおかげで「星」の美しい本を思い出したので紹介しますね。

200606825

寮 美千子の「遠くをみたい~星の贈りもの~」です

ばらの木に なぜ ばらの花が咲くのか ふしぎに おもわない 子どもはいても 宇宙の果てを おもわない子は きっと いない

わたしたちはみな 星のかけら かつて 宇宙のどこかでかがやき 砕け散った星のかけら

そのわたしたちが 殺しあいをしている 傷つけた兵士も 傷つけられた者も それぞれの 痛みを胸に おなじ星を見あげる

ほんとうは みんな 星から生まれた兄弟なのに 翼をもった心が 越えられないはずがないのに 国境を 民族を 肌の色を 憎しみを

そして最後は

世界がもっと やさしい場所になるように

と結ばれています。東 逸子の美しい絵が果てしない宇宙にいざなってくれます。

胸を打つ言葉がたくさんあります。

~宇宙が始まってから たったひとり ただ一度きりのわたしが まるで奇跡のように あたりまえの顔をして いま ここに たっている~

本当にすごい!今ここにあるだけで・・・・・

命あるすべてのもの達が愛しくなる本です、もちろん自分も☆

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