飛鳥瑠璃的美生活のススメ

~大和撫子道~

短歌14 桜(1)

2005-04-03 18:40:40 | 花短歌
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毎年「さくらさくら」とまわりが浮かれ始めても、私の中で今ひとつヒットしなかった花「桜」。
でも短歌を作るようになって気がつきました。桜は知らず知らず私の中に進入していて、じっと身を潜めていたんだって!
桜で歌を作ろうと思うといくらでも浮かんでくるんだけど、なぜか妖しい歌ばかり・・・・
私の中にある桜は入学式の桜ではなくて、彼女の命ずるままに何人もの人間を殺し、満開の桜の根元に埋めていくという坂口安吾の「桜の森の満開の下」の桜のようです・・・・
桜のイメージは・・・華やか、美しい、優雅、あこがれ、はかない、切ない、妖しい、狂気、物騒、永遠、見果てぬ夢、
そしてやっぱり女性。
桜の花ほど自分を(人生を)投影できる花はないかもしれないなんてこの年になって感じてます・・・・

擾乱(じょうらん)の
しだれ桜よ
月夜には
花の重みに
抗(あらが)えないの


*あ~やっぱり妖しい!桜の見ごろを迎えそうな今週、妖しい桜の歌がつづきそう・・・・・

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