2007年に廃線になった、茨城県の中部、
石岡駅から鉾田駅を走っていた鹿島鉄道線を、
シリーズでアップしています。
鹿島鉄道線路線図
前回アップした玉造町駅は沿線のだいたい真ん中の駅で、
そこまでタクシーで移動して見学してきましたが、
それだと途中の沿線を飛ばすことになるので、
ここで一端常陸小川駅跡まで行き、
駅前のレンタサイクル屋さんで自転車を借りて、
散策を続けることにしました。
鹿島鉄道浜駅跡
いったん常陸小川から玉造町まで自転車で移動し、
そこから再び沿線沿いに見学の再開です。
玉造町駅を出ると線路は大きく迂回し、
霞ヶ浦の湖畔を走り始めます。
湖畔に並走し始めて最初の駅は浜駅。→Mapion
駅舎も改札もないのに駐輪場だけがあるのは、
利用者が殆ど学生さんだったことを物語っているのでしょうか。
鹿島鉄道浜駅跡
ホームへ行く道順の仕切りに使われていた、
年季の入った枕木。
やがて無へ還るゆるやかな時の流れ。
鹿島鉄道浜駅跡
浜駅も、もともと無人駅です。
電柱と駅名標の脚、それに素朴なベンチだけのホームには、
待合室は既になく、その基礎だけが残っていました。
浜駅の待合室もこれ迄の駅同様、
木製のログハウス風の建物で、
廃線後、玉造の道の駅に転用されたようです。
Mapionをご覧になるとお分かりだと思いますが、
今日の時点では、かろうじて浜駅のホームが記されています。
鹿島鉄道霞ヶ浦
浜駅のすぐ近くに「アサザ群生地」の看板があり、
霞ヶ浦の方を指していたので、湖畔へ向かってみました。
このへんかな→Mapion
しかし夏~秋に花を咲かせるアサザが咲いている訳もなく
真冬の冷たい風が水面を揺らす湖の向こうに、
茨城の名峰、筑波山が霞むだけでした。
鹿島鉄道浜駅付近
このへんかな→Mapion
浜駅の構内には既に線路はありませんでしたが、
駅を離れると、暫く続く一直線の線路が、
長い距離にわたって残っていました。
この一帯は線路の両側が農地なので、
わざわざ撤去する必要がないのかもしれません。
鹿島鉄道沿線
このへんかな→Mapion
一つ前の画像からそれほど進んでいませんが、
すすきの群生に飲み込まれて行く線路。
冬の枯れ草は、廃線の侘しさを一層募らせます。
そして、すすきの向こうに見えるこんもりとした茂みの中に、
次の駅、八木蒔駅があります。
鹿島鉄道八木蒔駅跡
開放的なローケーションにある事が多い鹿島鉄道の駅の中で、
唯一切り通しの茂みの中にある八木蒔駅。→Mapion
線路も電柱も駅名標もなく、
ただ四角い待合室がポツンと残る八木蒔駅は、
これ迄見て来たどの駅よりも、
ウラ寂れた印象でした。
鹿島鉄道八木蒔駅跡
踏切をはさんで駅と反対側にも切り通しがあり、
緑のトンネルの途中から線路が始まる光景は、
廃線となった鹿島鉄道の中で、
最も感銘を与えてくれる光景でした。
■シリーズ鹿島鉄道線:NEXT TOP
★ 廃線跡の記録 2 ★
KLO@廃墟徒然草による鹿島鉄道線のリポート掲載。
その他、鉄道ファンとはひと味違う、
ワンダーJAPANならではの廃線跡の記録が満載。
石岡駅から鉾田駅を走っていた鹿島鉄道線を、
シリーズでアップしています。
鹿島鉄道線路線図
前回アップした玉造町駅は沿線のだいたい真ん中の駅で、
そこまでタクシーで移動して見学してきましたが、
それだと途中の沿線を飛ばすことになるので、
ここで一端常陸小川駅跡まで行き、
駅前のレンタサイクル屋さんで自転車を借りて、
散策を続けることにしました。
鹿島鉄道浜駅跡
いったん常陸小川から玉造町まで自転車で移動し、
そこから再び沿線沿いに見学の再開です。
玉造町駅を出ると線路は大きく迂回し、
霞ヶ浦の湖畔を走り始めます。
湖畔に並走し始めて最初の駅は浜駅。→Mapion
駅舎も改札もないのに駐輪場だけがあるのは、
利用者が殆ど学生さんだったことを物語っているのでしょうか。
鹿島鉄道浜駅跡
ホームへ行く道順の仕切りに使われていた、
年季の入った枕木。
やがて無へ還るゆるやかな時の流れ。
鹿島鉄道浜駅跡
浜駅も、もともと無人駅です。
電柱と駅名標の脚、それに素朴なベンチだけのホームには、
待合室は既になく、その基礎だけが残っていました。
浜駅の待合室もこれ迄の駅同様、
木製のログハウス風の建物で、
廃線後、玉造の道の駅に転用されたようです。
Mapionをご覧になるとお分かりだと思いますが、
今日の時点では、かろうじて浜駅のホームが記されています。
鹿島鉄道霞ヶ浦
浜駅のすぐ近くに「アサザ群生地」の看板があり、
霞ヶ浦の方を指していたので、湖畔へ向かってみました。
このへんかな→Mapion
しかし夏~秋に花を咲かせるアサザが咲いている訳もなく
真冬の冷たい風が水面を揺らす湖の向こうに、
茨城の名峰、筑波山が霞むだけでした。
鹿島鉄道浜駅付近
このへんかな→Mapion
浜駅の構内には既に線路はありませんでしたが、
駅を離れると、暫く続く一直線の線路が、
長い距離にわたって残っていました。
この一帯は線路の両側が農地なので、
わざわざ撤去する必要がないのかもしれません。
鹿島鉄道沿線
このへんかな→Mapion
一つ前の画像からそれほど進んでいませんが、
すすきの群生に飲み込まれて行く線路。
冬の枯れ草は、廃線の侘しさを一層募らせます。
そして、すすきの向こうに見えるこんもりとした茂みの中に、
次の駅、八木蒔駅があります。
鹿島鉄道八木蒔駅跡
開放的なローケーションにある事が多い鹿島鉄道の駅の中で、
唯一切り通しの茂みの中にある八木蒔駅。→Mapion
線路も電柱も駅名標もなく、
ただ四角い待合室がポツンと残る八木蒔駅は、
これ迄見て来たどの駅よりも、
ウラ寂れた印象でした。
鹿島鉄道八木蒔駅跡
踏切をはさんで駅と反対側にも切り通しがあり、
緑のトンネルの途中から線路が始まる光景は、
廃線となった鹿島鉄道の中で、
最も感銘を与えてくれる光景でした。
■シリーズ鹿島鉄道線:NEXT TOP
★ 廃線跡の記録 2 ★
KLO@廃墟徒然草による鹿島鉄道線のリポート掲載。
その他、鉄道ファンとはひと味違う、
ワンダーJAPANならではの廃線跡の記録が満載。
いってみたく思ってますが行けずで
静かな空気流れていそうですね
武田尾の廃線は、ハイキングコースになっていると思ったので、
是非行かれると良いかと思います。
まだ訪れた事はありませんが、
趣のある鉄橋を見てみたいと思います。
鉾田線は操業時も長閑な印象でしたが、
廃線になって益々長閑さが増した気がします。
役目を終えた線路には、
静かな時間だけが流れているのかもしれませんね。
画像に無断で使ってしまった。
ごめんなさい。
だめなら取り消します。
FBのプロフィール画像に使って頂けるなんて、とても光栄です!
こんな画像でよければ、
どんどん使ってやってくださいませ。