新宿の北西エリアに広がる時の止まった街、新宿ノーザンウエスト。
思えば、このブログを“気合いを入れて投稿する”きっかけは、
この新宿ノーザンウエストのリポートだったと思います。
気合いを入れたおかげかどうかはわかりませんが、
伝説の雑誌『ワンダーJAPAN』に寄稿させていただくきっかけも、
この特集でした。
ブログを見返してみると、
新宿ノーザンウエストのタイトルで最初に投稿したのが2005年の7月。
今からもう12年半も前のこと。(12年半。。。クラクラ)
当時の新宿ノーザンウエストは、
どこもかそこも昭和の街並が遺り、
完全に時が停まったエリアでした。
それから12年半、徐々に更新されて行く様子を伝えて、
気がつけば投稿回数も今回で76回。
前回の約3年前にアップした西新宿6丁目のエリアは、
3年経った今もそれほど変わった印象はありません。
短時間で建設が終わる昨今の時間感覚からすると、
かなり時間のかかっている印象を受けます。
画像は2015年の西新宿6丁目の様子。
この時点で、エリアの中にはトタン張りの民家と事務所が1棟、
そして開発エリアの隅に、現役の民家が2軒残っていました。
それ以外のエリアには工事用フェンスが巡り、
フェンスの中では、解体工事が行われていたのを思い出します。
上画像のほぼ同じ位置からの2018年の様子。
工事用フェンスが、開発区画の端までせり出し、
フェンスの中では、すでに建設が始まっています。
エリア中央のトタン民家と事務所は解体されたのでしょう。
隅にあった2軒の民家のうち、1軒が現存していました。
既に建設工事が始まっていることを考えると、
このお宅は土地を売却しなかったのだと思います。
別角度からもう1枚。
◆
ついでに時々取材していた西新宿8丁目のエリアにも足を伸ばしてみました。
画像は新ノーザンウエストのシリーズで時々アップした、
西新宿8丁目の香ばしい木造アパート「ときわ荘」。
画像は2014年頃のもので、ホームレスの方が寝るなど、
既に終焉を感じさせる雰囲気です。
2017年の夏に訪れた時にはまだありましたが、
2018年初頭の現在、遂に更地に。
最初に遭遇した時から住人も少なく、
老朽化も激しかったので、
いずれ解体されるとは思っていましたが、
そのわりに、随分と頑張った方だと思います。
典型的な昭和の木造モルタルアパートだったので、
なくなってしまうと、すこし寂しさも感じます。
ときわ荘の2軒隣に、
おなじく木造モルタルの香ばしいアパートがありましたが、
こちらも解体され、すでに新築が始まっています。
ときわ荘から少し奥(北)には、
これまた以前に多少アップしたことのある、
木造モルタルのアパート群があります。
「瑞雲荘」や「紫雲荘」など、時代を感じさせるネーミングの棟が、
6、7棟並ぶ一角です。
画像はその中の一つ「青雲荘」
2階への階段が総て塞がれ、1階前庭の植え込みも撤去されるなど、
すでに人は棲んでいないようです。
おって、解体されるのでしょうか。
ただ、この一連のアパート群のいくつかは綺麗にリフォームされて、
現在も現役で使われているものもあり、
また、古い状態のものも、人が住まわれている棟もあります。
なお、西新宿8丁目は、
再開発が進む前の西新宿5丁目や6丁目、そして北新宿2丁目ほど、
古色蒼然とした建物が乱立せず、
一見、レトロな印象は薄いですが、
昭和の木造建造物が密集することには違いありません。
いずれ大規模な再開発が進むのも、
時間の問題かと思います。
◆ 消滅する街~新宿ノーザンウエスト~ ◆
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★ ワンダーJAPAN ★
連載『新宿ノーザンウエスト~昭和と平成の交差点~』(vol.06~09)
vol.06 vol.07 vol.08 vol.09
思えば、このブログを“気合いを入れて投稿する”きっかけは、
この新宿ノーザンウエストのリポートだったと思います。
気合いを入れたおかげかどうかはわかりませんが、
伝説の雑誌『ワンダーJAPAN』に寄稿させていただくきっかけも、
この特集でした。
ブログを見返してみると、
新宿ノーザンウエストのタイトルで最初に投稿したのが2005年の7月。
今からもう12年半も前のこと。(12年半。。。クラクラ)
当時の新宿ノーザンウエストは、
どこもかそこも昭和の街並が遺り、
完全に時が停まったエリアでした。
それから12年半、徐々に更新されて行く様子を伝えて、
気がつけば投稿回数も今回で76回。
前回の約3年前にアップした西新宿6丁目のエリアは、
3年経った今もそれほど変わった印象はありません。
短時間で建設が終わる昨今の時間感覚からすると、
かなり時間のかかっている印象を受けます。
画像は2015年の西新宿6丁目の様子。
この時点で、エリアの中にはトタン張りの民家と事務所が1棟、
そして開発エリアの隅に、現役の民家が2軒残っていました。
それ以外のエリアには工事用フェンスが巡り、
フェンスの中では、解体工事が行われていたのを思い出します。
上画像のほぼ同じ位置からの2018年の様子。
工事用フェンスが、開発区画の端までせり出し、
フェンスの中では、すでに建設が始まっています。
エリア中央のトタン民家と事務所は解体されたのでしょう。
隅にあった2軒の民家のうち、1軒が現存していました。
既に建設工事が始まっていることを考えると、
このお宅は土地を売却しなかったのだと思います。
別角度からもう1枚。
◆
ついでに時々取材していた西新宿8丁目のエリアにも足を伸ばしてみました。
画像は新ノーザンウエストのシリーズで時々アップした、
西新宿8丁目の香ばしい木造アパート「ときわ荘」。
画像は2014年頃のもので、ホームレスの方が寝るなど、
既に終焉を感じさせる雰囲気です。
2017年の夏に訪れた時にはまだありましたが、
2018年初頭の現在、遂に更地に。
最初に遭遇した時から住人も少なく、
老朽化も激しかったので、
いずれ解体されるとは思っていましたが、
そのわりに、随分と頑張った方だと思います。
典型的な昭和の木造モルタルアパートだったので、
なくなってしまうと、すこし寂しさも感じます。
ときわ荘の2軒隣に、
おなじく木造モルタルの香ばしいアパートがありましたが、
こちらも解体され、すでに新築が始まっています。
ときわ荘から少し奥(北)には、
これまた以前に多少アップしたことのある、
木造モルタルのアパート群があります。
「瑞雲荘」や「紫雲荘」など、時代を感じさせるネーミングの棟が、
6、7棟並ぶ一角です。
画像はその中の一つ「青雲荘」
2階への階段が総て塞がれ、1階前庭の植え込みも撤去されるなど、
すでに人は棲んでいないようです。
おって、解体されるのでしょうか。
ただ、この一連のアパート群のいくつかは綺麗にリフォームされて、
現在も現役で使われているものもあり、
また、古い状態のものも、人が住まわれている棟もあります。
なお、西新宿8丁目は、
再開発が進む前の西新宿5丁目や6丁目、そして北新宿2丁目ほど、
古色蒼然とした建物が乱立せず、
一見、レトロな印象は薄いですが、
昭和の木造建造物が密集することには違いありません。
いずれ大規模な再開発が進むのも、
時間の問題かと思います。
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