西武鉄道安比奈線 #32

埼玉の川越市にある、西武鉄道の砂利運搬専用線－安比奈（あひな）線跡。
小旅気分で路線を遡るシリーズの最終回。



ずっとアップして来た安比奈線ですが、今日で終わりです。
スタートした南大塚駅に戻って来たときは、
既に日は暮れ、だいぶ暗くなっていました。
特にビックリするような巨大な鉄橋や、
変電施設や機関庫といった目を惹く建物もなく、
また以前アップした鶴見線の石油支線のように、
多くの謎があるわけでもありませんが、
ほっこりした魅力のある線路でした。

これから季節も暖かくなるので、
ピクニックがてら行かれるのをお勧めします。

[wiki] 西武安比奈線

西武鉄道安比奈線 #31

埼玉の川越市にある、西武鉄道の砂利運搬専用線－安比奈（あひな）線跡。
小旅気分で路線を遡るシリーズです。



小旅気分の安比奈線も、昨日の記事で触れた、
2006年大晦日にアップした架線柱を最後に、帰途につきました。
途中、タイムトンネルの森で振り返り、
昼間撮影したあたりから同様に撮影したのが、
2006年の5月の記事にアップした画像です。
真昼よりだいぶしっとりしていますが、
やがて夜の訪れと共に、闇に包まれるのでしょう。
帰り道すがら、夕陽に照らされたシルエットだけの架線柱を見ると、
とても４０年眠り続けた路線とは思えません。

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西武鉄道安比奈線 #30

埼玉の川越市にある、西武鉄道の砂利運搬専用線－安比奈（あひな）線跡。
小旅気分で路線を遡るシリーズです。



この路線の最初から最後まで途切れる事なく立ち並んでいた架線柱。
終点のヤード跡に残る架線柱のなかには、
画像のようなものまで残っています。
そしてこの日、もっとも最後に確認できた架線柱が、
2006年の大晦日にアップした、
ススキの中に１本だけ立つ、電柱のような架線柱でした。

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西武鉄道安比奈線 #29

埼玉の川越市にある、西武鉄道の砂利運搬専用線－安比奈（あひな）線跡。
小旅気分で路線を遡るシリーズです。



昨日アップした広大でぞんざいな雑地には、
点々と架線柱が点在しているのが見えますが、
思い返せば南大塚駅から一貫してあった架線柱こそ、
この路線を象徴するようなものだったと思います。
場所によってはとても奇麗な状態で、
また場所によっては架線も付いた状態で残っていましたが、
最後のヤード跡に残る柱は、
画像のように、その中では最も悪い状態です。
背丈よりも高い雑草の海に埋もれて立つ柱は、
もはや架線柱というよりはオブジェと化しています。

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西武鉄道安比奈線 #28

埼玉の川越市にある、西武鉄道の砂利運搬専用線－安比奈（あひな）線跡。
小旅気分で路線を遡るシリーズです。



昨日アップした地点を越えたあたりから、
どんどん草も深くなり、無造作な木々が点在する、
ぞんざいな土地の中へ入っていきます。
線路はもう終わりかと思うとまた現れて、というように、
まだまだ続いている様子で、
さらにこの付近から複線、複々線になっていくので、
終点のヤードがあったあたりだとは思いますが、
草が深くその全貌はわかりません。

所々に露出する線路の周囲は、
画像の様にゴミが散乱しているところもすくなくありません。
生い茂る雑草の隙間から、所々ブルーのビニールシートが見えたので、
恐らく広大な雑地に棲む野生人の残したゴミかもしれません。

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西武鉄道安比奈線 #27

埼玉の川越市にある、西武鉄道の砂利運搬専用線－安比奈（あひな）線跡。
小旅気分で路線を遡るシリーズです。



草がだいぶ深くなり、手入れもされていない雰囲気のエリアに入って来ました。
駅の近辺以外、ずっと線路と架線柱だけだったので、
こういったものが転がっていると、ああ、鉄道だったんだな、と感じます。
奥に写るのは水道橋でしょうか。
茫漠とした殺風景の中に、虫食いのように線路跡が見え隠れしています。

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西武鉄道安比奈線 #26

埼玉の川越市にある、西武鉄道の砂利運搬専用線－安比奈（あひな）線跡。
小旅気分で路線を遡るシリーズです。



昨日までアップした、少し開けたエリアを越えると、
再び雑木林へと入って行きます。
だいぶ日が傾いてきました。
西陽を浴びて、「そこだけ線路」が黄金色に輝いていました。
そろそろ安比奈線も終点です。

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西武鉄道安比奈線 #25

埼玉の川越市にある、西武鉄道の砂利運搬専用線－安比奈（あひな）線跡。
小旅気分で路線を遡るシリーズです。



昨日アップした架線柱のすぐ近くの光景。
南大塚駅から森のトンネルまでは架線がけっこう残っていますが、
トンネル以降、架線はありません。
架線柱とそこだけの線路に鉄柵の３点が、
良いバランスです。

これまで見て来た様に、沿線の各ポイントは、
架線柱と草の絨毯に覆われる線路だったり、
コンクリに埋まる線路と大きな木だったり、
錆び付いた鉄橋と枯れ川だったりと、
だいたい２、３の目を引く要素で成り立っていて、
それらがこじんまりとまとまっているので、
これらが小さな立体模型になって、
ディアゴスティーニで売られていたらどうかな？
などと連想してしまいます。。。

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西武鉄道安比奈線 #24

埼玉の川越市にある、西武鉄道の砂利運搬専用線－安比奈（あひな）線跡。
小旅気分で路線を遡るシリーズです。



昨日アップした地点から進行方向を見ると、
架線柱が大変なことになっています。
今までは線路や架線が植物に飲み込まれていましたが、
とうとう架線柱まで飲み込もうとしています。

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西武鉄道安比奈線 #23

埼玉の川越市にある、西武鉄道の砂利運搬専用線－安比奈（あひな）線跡。
小旅気分で路線を遡るシリーズです。



昨日アップした、新設道路の土手に消えた線路は、
土手を越えた先から再び現れます。
この新設道路も、今では車の往来があるのでしょうが、
この当時は出来たばかりだったせいか、
工事が頓挫して放置された廃道のような雰囲気を醸していました。
このあたりから、
安比奈線の中で最も時空が歪んだエリアへ入っていきます。

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西武鉄道安比奈線 #22

埼玉の川越市にある、西武鉄道の砂利運搬専用線－安比奈（あひな）線跡。
小旅気分で路線を遡るシリーズです。



昨日アップした雑木林を進むと、
コンクリの壁のようなものにつきあたります。
どうやら新設された道路の土台の様ですが、
線路の行く手を完全に封鎖しています。
確かこの路線は休止線だったはず。
トンネルを掘れる程の高さもなく、
鉄道が再開するには、寸断するしかないと思われるこの土手の構築は、
なにを意味しているんでしょうか。
まるで列車が壁抜けでもしそうな光景です。

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西武鉄道安比奈線 #21

埼玉の川越市にある、西武鉄道の砂利運搬専用線－安比奈（あひな）線跡。
小旅気分で路線を遡るシリーズです。



昨日までアップした橋を越えて暫く行くと、
再び雑木林に囲まれ始めます。
以前アップしたトンネルの森は、そこだけ密集していましたが、
この一帯は、密集はしていないものの、
右も左もずっと続いているような印象の雑木林です。
画像は森林鉄道のような雰囲気もありますが、
さすがに山の中ではないので、
実際にはそこまでの感じはありません。

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西武鉄道安比奈線 #20

埼玉の川越市にある、西武鉄道の砂利運搬専用線－安比奈（あひな）線跡。
小旅気分で路線を遡るシリーズです。



一昨日からアップしている鉄橋の中をのぞいてみました。
内側の鉄の部分に、
ほんのちょっと乗っている土を土壌にして、
枕木の間から光を求める様に、
草がひょろひょろと育っていました。

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西武鉄道安比奈線 #19

埼玉の川越市にある、西武鉄道の砂利運搬専用線－安比奈（あひな）線跡。
小旅気分で路線を遡るシリーズです。



昨日アップした橋が気に入ったので、橋の光景を何枚か。
この橋の下も、これまで見て来た小川や用水路同様、枯川でしたが、
川ではなく用水路で、農閑期だから水が流れていないのかとも思います。
橋の下に降りて上を見上げると、
線路や歯抜けの枕木にまとわりつく様に伸びる枝がは、
童話の世界を連想させてくれます。

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西武鉄道安比奈線 #18

埼玉の川越市にある、西武鉄道の砂利運搬専用線－安比奈（あひな）線跡。
小旅気分で路線を遡るシリーズです。



昨日までアップして来たタイムトンネルの森を抜けると、
新しい道路があり、線路は一旦途切れますが、
その先からまた続いています。
再び切れた線路。
ここから安比奈線の別世界がスタートです。

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