(写真左)ボルシェコワさんは2003年にボリショイを解雇されて問題になりました
(写真右)ドミリシェンコさんはフィリンさんを攻撃することを話し合ったことは認めましたが酸の使用は命じていないと言います。
前ソリストが、女性ダンサー達が富裕のパトロンと寝るように強要されていると発言したことによって、ボリショイ・バレーは更なる論争に巻き込まれています。
ヴォルシュコワさんは、劇団を巨大な売春宿にしているとして劇場の総監督を非難しました。
テレビタレントとしてトークショーに出て率直に語るヴォルシュコワさんは、体重過多を理由に2003年にボリショイを解雇されました。
総監督のイクサノフさんは、その主張を戯言として退けました。
ヴォルシュコワさんは、ロシアのTVトークショーのインタビューでそのことを主張し、その後のロシアニュース局のラジオのインタビューでもそれを主張しました。
「それは主にバレーダンサー達に起こったことだけどソリストにも起こりました。」
「10年前、劇場で踊っていた時、新興財閥とベッドを共にするように何度も言われました。」
「女子ダンサー達は豪華な食事につき合い、その後ベッドでセックスをするように忠告のような警告をされた。」
「もし断ったらどうなるのか彼女達が尋ねたら、ツアーには行けないしボリショイ劇場でも踊れないことになると言われた。想像できますか。」
その主張は、劇場の記者会見中にイクサノフさんにも言及され、彼は「中傷や戯言にコメントしない」と答えました。
世界で有名なロシア劇団の議論になっている最近の一連の出来事は内紛や対立で悪い噂になっています。
トップダンサーの1人ドミトリシェンコさんは1月にバレーの芸術監督のフィリンさんに酸をかけるように命じたとして裁判にかけられています。
フィリンさんは、モスクワ中心部の自宅の外で顔に硫酸をかけられて大やけどをして視力に障害が出ました。
先週、300人以上のスタッフがプーチン大統領に宛てた公開状に署名をして、ドミトリシェンコさんはそのような犯罪を命じることはできない人だと信じている、彼は自白をするように強要されていたと主張しました。
ヴォルシュコワさんは2003年にボリショイを解雇されました。イクサノフさんによれば彼女は男性パートナーが持ち上げるには背が高すぎるし太りすぎているとのこと。
彼女は、最終的にバレー劇場に対して法的に勝訴しましたが、復帰はできませんでした。
それ以来、彼女は野党政治に関心を示したり、TVタレントショーに出たりしていますが、彼女の私生活は、しばしば、ロシアのゴシップ誌に掲載されています。
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ボリショイ劇場はひどいことになっていますね。フィリンさんの火傷が気になりますが、有名な大劇場だけに、一度膿を出して出直す必要があるようです。