(写真)ユーロ圏で3番目に高い失業率はポルトガル
公式数字では、ユーロ圏の失業率は1月に新記録を達成しました。
ユーロを使用している17の国の失業率は、12月の11.8%から1月は11.9%に上がったとユーロスタット統計局が発表しました。
ほとんどの最近の数字は11月からのものですが、最高失業率はギリシャの27%で、最低はオーストリアの4.9%でした。
ユーロ圏のインフレは2月に1.8%に下がったとユーロスタットが発表しました。
インフレ率は、この2年で最も低くヨーロッパ中央銀行(ECB)のインフレ目標を下回りましたが2%近くです。
高失業率と低いインフレの数字により、ECBが今年後半に現在の金利0.75%を更に下げる可能性があるとアナリストは言います。
「全ての情報から見て第二四半期には金利カットは当然だと考えている。」
「来週にも動きがあるかもしれないが、ECBがイタリアの政治的不安定に備えておきたいこともあるし、キプロスの負債問題も解決しなければならない。」
1月の数字を報告した国の中で最も高い失業率は、スペインが26.2%でポルトガルが17.6%でした。
ユーロ圏の27か国の失業率は、12月の10.7%から1月の10.8%に上がりました。
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ユーロ圏の失業率は高止まりしているようです。どの国も若者の失業率が高いのが社会の不安定要素を含んでいて問題ですね。
↓日本と数か国の失業率のミニ情報
2013年1月の日本の失業率は4.2%と、前月より0.1%ポイント改善した(季節調整値改訂後)。2012年の平均は4.3%と前年に比べ0.3ポイント低下し、2年連続で改善した。
海外では米国が昨年10月まで9%台と高いレベルで推移していたが最近は7%台に低下してきている。全世界的に悪化が目立つがフランスで10%前後、イタリアで11%前後となっており、ドイツが好調なのと対照的である。