蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

板混定期演奏会‘23  (bon)

2023-07-23 | 日々雑感、散策、旅行

 ようやく梅雨明けの発表が出た昨日(7/22土)の午後、板橋区混声合唱団の
第44回定期演奏会に出かけました。 昨年のこの時期は、ホールの改修工事中で
あり、臨時的に練馬文化センタ―での演奏会でした。

 開場は、午後2時半とありましたが、この暑さの中いかにも外で並ばせるのは‥
ということで、板橋区文化会館は館内のロビーを開放する計らいをしていました。
規定時刻にはホール入り口を開き、観客はホール内に落ち着きました。


 文化会館入り口  
   

      会館内ロビーにて開場待ち
        

 

 コロナ期のステージは、椅子を配置してディスタンスをとる工夫が凝らされて
いましたが、今回は、椅子はなく、ステージの皆さんもマスクなしでした。
そして、男声パート(テノール、バス)が中央で、女声パートのソプラノとアルト
がそれぞれ男声パートの両側に配置される初めてのスタイルでした。
 男性は白のジャケットに紺のスラックス、女性は薄緑色の涼しげなドレスで、
夏らしいステージ構成でした。

          

 プログラムは、板橋区愛唱歌「愛するふるさと」でスタートが切られ、続いて、
今回初めての無伴奏宗教曲(モテット)が、ピアノ伴奏無しでの合唱が2曲あり
ました。新企画のようでもありましたが、聖歌隊向きの曲のような感じがしました。
次に、「地平線のかなたへ」(詩:谷川俊太郎、作曲:木下牧子)と題して、
「春に」「サッカーに寄せて」「二十億光年の孤独」他2曲が、合唱コンクール
課題曲のように、若い力がみなぎるような歌声が響き渡るのでした。

 このあと20分の休憩に入りますが、この前半の構成では、スタートの「愛する
ふるさと」を除く2つの構成が、私には、いわゆる演奏会のメインを務めるには、
やや物足りない感じがしました。

       会館の窓の外は・・
             

 休憩の後は、2つのテーマグループに分かれ、お馴染みの曲がずらりとあり楽し
みも倍増でした。

 1つ目のグループは、「日本の四季めぐり」(編曲:名田綾子)と題して、
「花」「夏は来ぬ」「夏の思い出」「ちいさい秋みつけた」「冬景色」の5曲が、
静かに流れるように、やさしく春を奏で、夏の2つは、テンポ、リズムが変化を
つけ飛ぶように、おおらかに歌い上げ、ちいさい秋・・は、ピアノ伴奏のリズム
変化に合わせた小気味よいテンポで、最後の冬にバトンが継がれゆったりと大きく
歌いこまれていました。全体が組曲のように構成されていたような感じがしました。

 最後のグループは、「九ちゃんが歌ったうた」(編曲:横山潤子)で、「上を
向いて歩こう」「明日があるさ」「ともだち」「見上げてごらん夜の星を」「心
の瞳」の5曲が歌われました。

 どの曲も親しみがありますから、曲について行きますが、巧みな編曲にその味
わいも微妙に変化し、ひと際楽しい場面が展開されていたようです。見上げてご
らん・・では、ピアノ伴奏無しで、合唱の合間に、数人の男声あるいは女声のメロ
ディーが入り、その情景を鮮明に浮かび上がらせたのではないか。
 そしてフィナーレは力ずよく、弾力のある盛り上がりで終わりました。

         (BS朝日ネット画像より)

 アンコールは、こちらもお馴染みの「花は咲く」の清らかなひびきが館内にこ
だましたのでした。

 前半に、やや物足りなさを感じましたが、終わってみると懐かしい歌声に新しい
新鮮なリズムと旋律に引き込まれ十分満たされたままコンサート会場を後に暑い
街にでました。

 今回も楽しいコンサートをありがとうございました。

 

 

 

<夏の思い出>(Summer Memories)RailSim 2

 

 

 

 

コメント
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