蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

サイバーサロン(14) (bon)

2023-07-15 | 日々雑感、散策、旅行

 昨日(7/14)14時から、園芸友の会例会がリモートで開催されました。
 今回はその14回を数え、オンライン開催も慣れてきました。 それまでは、
ずっと教室に集まって例会を実施していたのですが、新型コロナの襲来で、3密
を避けることから中断を余儀なくされましたので、それでは・・とオンライン
例会としたのです。コロナが沈静化した後も、涼しい自宅参加が出来るのと、
地域を問わずにできる利点を生かして広域で実施しています。

 リアル例会は、関東地区だけとなりますが、植物園などの訪問を兼ねた例会
を実施し、ふれあいをも楽しんでいます。


       今回のメンバー(関東×5、札幌、堺、福岡各1名)
        

                   

 今回の例会では、連絡事項に続いて、2件の発表がありました。
1、アメリカ国立公園巡り と 2、私の農業(その3)果樹と面白栽培 の
2件でした。どちらも、猛暑を吹き飛ばすような豪快な内容でした。

 1点目の「アメリカ国立公園巡り」は、1994~2010年にわたり、年に3~4回
の海外旅行の内から、抜き出されたもので、アメリカを始めヨーロッパ、東南
アジア、アフリカ、中東・・と世界中を飛び回る、それもツアーでなく独自計画
によるもので、延べ60回以上に及ぶすさまじい活動に驚きました。60歳を過ぎて、
とくに退職後には精力的に活動されたようです。

 これらの旅行から、何度もアメリカ国立公園を訪問された集大成の報告でした。
アメリカ国立公園のうち、訪問された公園は、ヨセミテ、グランドキャニオン、
デスバレー、イエローストーン、ロッキーマウンテンなど総計20以上を巡られた
のでした。年間国立公園パスポート(50ドル)も購入されるマニア振りでした。

         国立公園巡り年間パスポート
         

 公園巡りのためにはレンタカーが必要であり、そのため新宿警察署で、自動車
国際免許を取得され、自動車巡りのための案内図書を20冊以上熟読されたそう
です。いよいよ出発に際しては、出発前に羽田にて、先方で必要となるレンタ
カーを予約し、到着した空港から直ちにレンタカーを運転して、初めての車、
初めての道路を突っ走った強者でした。

         ヨセミテフォール
          

        宿泊ホテルのオーナーと(ヨセミテ)
         

 

 以前から、時々、アメリカ国立公園のお話は出ていましたが、これほどのマニ
アックなドライブ旅行とは想像できませんでした。これまでの例会などでは、
自宅周りの花壇、自作の屋根付き花台や額縁コンテナに飾られた花たちのオー
プンギャラリーをこまめに維持されるイメージが強いせいもあって、大きなイン
パクトでした。 公園の他、フロリダ南部から洋上を走る、セブンマイルブリ
ッジ(10㎞強)の走破は印象的だったそうです。

                

 2件目の「私の農業(その3)」も、インパクトモノでした。私の農業シリー
ズは、その1は米作で、玄人はだしの腕前、その2は、多種の野菜作りで、中でも
イチゴ、じゃがいもは近隣の幼稚園児のための収穫体験にも供しているという
社会派で、今回のその3では、果樹栽培といろいろな「オモシロ栽培」のご披露
があり例会は爆笑の連続でした。

 果樹は春から順に、パッションフルーツ、サクランボ、ビワ、スモモ、ブラッ
クベリー、イチジク、プルーン、ブドウ(巨峰)、バナナ、グアバ、柿、梨さら
にはレモン、スダチ、ゆず・・種類がすごいのと、一年中これらの果樹との楽しい
戦いで過ごされている様子も苦労と共に幸せの中に過ごされているようでした。

 これらの他、白いイチゴの栽培や、食用ほおずき など珍しいものが紹介され
ました。これらの果樹の肥料は、花が咲く前にリン系の肥料を、果実の収穫後
にはお礼肥えとして窒素系の肥料を撒いているそうです。根元に土を掘り施肥
するのが常道ですが、ここでは、大変だということもあり、散布するだけにし
ているそうです。

  白いイチゴ           食用ほおずき
  

 「おもしろ栽培」では、キュウリの断面を、ハート形、星型、クローバ型など
に作ったり、冬瓜を四角く作り、正面を人面に、眼、鼻、口を浮き彫りに作っ
たり、ヒョウタンをまだ若いうちにひもで縛り、人形の形に似せて作ったり、
釘などで文字を書くと成長した暁にはメロンの襞のように浮き彫りの文字が出来
たり、ヒョウタンのランプシェード(マトリョーシカ風)などなど、自然の作物
の成長を利用して工夫を凝らしたおもしろい栽培が紹介されました。

  人面冬瓜            ヒョウタンランプシェード
  

       
         ひょうたん人形
          

 作物の特性を生かして、それが成長する前に、出来上がる姿を計算した設計を
施し、自らの計画とその方法が適切であったかどうかを楽しむとともにもちろん
出来上がった作品には大きな喜びが得られるのでしょう。時間をかけた楽しみ
方でもあります。

 その1での稲作では、田んぼアート風に、文字をつくった紹介がありましたが、
それとも相通じる面白さのあくなき追求とチャレンジ精神に若き血潮の一端を
覗かせていたように思いました。

                

 お話に夢中になってしまって、画面で紹介される写真などをパチリとすること
も忘れてしまい、写真は、後日送付していただきました中から掲載しました。

                

 16時少し前まで、2時間弱の例会は、あっという間に過ぎてしまいました。
それぞれに余韻を残しながら、お開きとなりました。

 

 

 

Sous le Ciel de Paris

 

 

 

 

コメント (2)
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