暑さ寒さも彼岸まで・・・ 本当にその通り、あの暑かった夏はどこに行ったのか・・!
涼しい、夜などは肌寒ささえ感じるようになりました。
さらに、畑のために、長い日照りを心配した恵みの雨が、このところ続いて降って、おまけにかなりの豪雨?
みたいな降り方があり、もうそろそろ“いいんじゃない・・?”といいたくなっています。勝手なもんですね。
こんな感じで、何となく気象に俄かに関心が寄り、もう20年も前に謝礼でいただいた温湿度計を
本箱から引き出して、机の上に持ってきました。
で、気圧、温度、湿度に関してちょっと記事を書いてみました。
かなり前にいただきものの気圧計です。

現在(9月23日18時)の室内の
気圧:1011 hPa(ヘクトパスカル)、
気温:25℃、
湿度:80% です。
これを頻繁に見ていると、気圧、温度、湿度とも変化していることが目で見て実感しています。
気圧とは、ここでは大気圧のことですが、空気密度の重さのことをいい、海面上で面積1cm2あたり約1kg
(水銀柱で約76cm、水の場合約10mに相当)の圧力を大気圧または単に気圧というのです。
これを標準気圧(1気圧)としているので、1気圧=760mm(水銀柱)= 101325 パスカル(Pa)≒1013(hPa)
気圧は、高度や太陽熱などによって、地域的にも変化しやすく厳密な定義は難しいですが、
日常的にはだいたいこのようにみてOKです。
ちょっと前まで、気圧の単位は、ミリバールとよんでいましたよね。
1992年に国際単位系(SI)に統一されてヘクトパスカルというようになった。
その理由は、明確に記述されたものは見当たらなかったのですが、想像すると、バールという
圧力の単位がありこれが約1気圧に等しいので、1b(バール)=1.01325b=1013.25mb(ミリバール)。
圧力の単位ではなく大気圧の単位として、ちょうど、1mb=1hPaとなるので、単位だけ変更したのだそうです。
ついでに、単位についての余談を・・・
子どもの頃、こんな歌がありました~

キロキロ(k=1000)とヘクト(h=100)出かけたメートル(m)が、弟子(d=1/10)に負われてセンチ(cm=1/100)ミリミリ(mm=1/1000)
意味はありませんが、未だに覚えているのです。
次に、温度について・・いまさら何を言う? と思われますが、温度とは何か?を今一度確認しておきます。
分子の運動が停止する温度・・これを絶対0度(0K:ケルビン)と決めた。
この熱力学温度(K:ケルビンで表した)から、273.15 を減じたものが、現在使っているセルシウス度(℃)である。
もっと分かり易い定義として、1気圧下における水の凝固点を 0℃ 、沸点を 100℃ として
その間を100等分した。これならわかる。
℃は、水の沸点と融点の間に100の目盛があることから、もともとの名称は "centigrade"(「百分度」の意)であった。
我々もそう習ってきた。
しかし1948年の第9回国際度量衡総会にて、名称が正式にセルシウスへと変更になり正しくは
セルシウスという名称だとか。ただし、centigradeも通じるとか。
最後に湿度について・・・えッ、まだあるの・・? もうちょっとですから・・
我々がふだん言っている湿度とは、相対湿度のことであり、「相対湿度とは、飽和水蒸気圧に対する
水蒸気圧の分圧と定義されており、パーセントで表示する。」
つまり、ある気温の時、その混合空気に含まれる水蒸気圧が、その気温での飽和水蒸気圧の何パーセントであるか?
ということです。しかし、この定義より、重量絶対湿度という方をもっぱら用いているようです。
すなわち、「水蒸気を含む空気を湿潤空気といい、湿り空気から水蒸気を除いた空気を乾燥空気という。
乾燥空気の重量 [kg]と、湿潤空気中に含まれる水蒸気の重量 [kg]との比を重量絶対湿度という。」
あぁ、疲れた~。

この数日の雨が秋を運んできてくれたようだ。Julie Londonも喜んでいる。(mak)