ここ数年で、○○系男子という言葉がいろいろとヴァリエーションを見せていて、最近では「ロールキャベツ系男子」とか「カフェオレ系男子」という、強引というか「言ったもん勝ち」みたいな言葉がどんどん生まれている。こうなるともう何でもいいんじゃねえかと思ってしまう。雑に扱うとパッサパサで味気ないけど、丁寧に接すれば、プリプリジューシーで彩り豊かな味わいを見せる「鶏ムネ系男子」とか、味わいよりも、とにかく刺激だけを欲する「炭酸水系男子」とかさ。より強い刺激を欲する「ウィルキンソン系男子」とかでもいけるんじゃないだろうか。ダメ?ダメかな。そうか。
そんな中、俺がずっと言い続けている「マグロ系男子」という言葉があるんだけど、これがなぜか今ひとつ俺の周りに浸透しない。当たり前か。。しかし「肉食系男子」と「草食系男子」という言葉が最初に生まれて、それから新たに生まれてくる言葉は、当然この2つをベースに考えられている。「マグロ系男子」もそうで、「草食系男子」の最たるバージョンというイメージ。だから別に、「セックスの時に決まってマグロなんです」って意味合いだけでは決してない。もちろんマグロの人もいればそうじゃない人もいるでしょう。
セックスじゃないところの話で、マグロ系男子は草食系男子を嫌う傾向にあります。草食系ならばむしろ肉食系男子の方がまだいい、くらいに思っているのがマグロ系男子です。それはなぜかと言うと、「女性に対して積極的にアプローチしない」という部分で草食系とマグロ系は同じだから。だけど草食系は、わりと服装もこだわっていたり、星野源の音楽とか聴いていたり、すぐヴィレッジバンガードに行っちゃったりと、オシャレ要素をしっかりとおさえていて、それを積極的にアピールするわけじゃないけど、そういった確固たる好みをちょいちょい小出しにして、結果モテている。だから草食系男子は、餌で魚を釣るような、ずるがしこい恋愛をしているのだ・・・とマグロ系男子は考えるため、草食系男子を嫌ってしまうのです。それならいっそ、肉食系男子のようにガンガンアタックしている方が潔いではないか!!と思い、肉食系に好感を持つんだけど、肉食系男子の恋愛は決して成就してほしくないと思うのもまたマグロ系男子。そう、マグロ系男子の性根は腐っている事が多いです。
そんなマグロ系男子の恋愛はと言うと、マグロですから、絶対に自分からは女性にアタックしません。「しない」と言うか、出来ません。それなのに惚れっぽいです。一度にたくさんの女性を好きになります。自分からは行動できないわけですから、一度にたくさんの女性を好きになっておく必要があるのです。確率の問題です。理性とかモラルとかではなく、これはもう、マグロ系男子の本能がそうさせてしまうのです。そして、好きな女性の数が増えていくと、だんだんそれだけで楽しくなり、「モテている」みたいな錯覚を起こすようになります。ランナーズハイみたいなものです。もちろん何一つモテてはいません。
たくさんの女性を一度に好きになるというのがマグロ系男子ですが、そんなマグロ系男子が、ある特定の女性だけを好きになってしまうと、とても大変です。たくさんの女性を好きになる場合、進展を望むのであれば、より多くの女性を好きになればいいだけの話なのですが、一人の女性を好きになった場合、進展を望むとなると、通常の恋愛と同じく、関係性に何かしらの変化を求めます。でもマグロ系男子は自分からは行動できません。「一回飲みにでも誘ってみればいいじゃん」などと軽々しく言えるような人間は、マグロ系男子から言えば、肉食も肉食、超猛獣系男子です。飲みなどに誘ってしまったら、女性に「この人、あたしのこと好きなんだ」と思われてしまいます。相手が自分の事をどう思っているのかわからないうちに「あたしのことが好き」とさとられてはいけないのです。こういう考えをマグロ的思考と言います。こういうマグロ系男子に対して「ヘタレ」と言ってしまうと、彼らは海に帰ってしまうので気をつけて下さい。
ではどうすればよいのか。それはもう本当に相手から声をかけてもらうしかないのです。自分からは声をかけられない分、マグロ系男子は「声をかけられるための努力」というものに全力を注ぎます。そして彼らは「どうすれば声をかけられるのか」という事を必死で考えます。マグロ系男子にイケメンはいません。それは彼らもわかっています。じゃあどうするのか。それは、好きな女性がどういう人かによって変わってきます。
職場の同僚なのであれば、毎日ジャスミンティーを飲むようにします。毎日欠かさずジャスミンティーを飲み、「ジャスミンキャラ」を確立し、「ジャスミンティーお好きなんですか?」と声をかけられるのを待つのです。本格的なティーセットなどを持っていくと、声をかけられるどころか、他の同僚たちから距離を置かれてしまうので、コンビニです。安いお茶で構わないので毎日飲みます。
コーヒーショップの店員であれば、とにかく通いつめて同じものを注文します。だけど、毎日通うのはちょっと気持ち悪がられてしまうので、週3回がベスト。1週間の半分以下が良いと考えます。極力印象付けるために、決まった曜日にします。そしてしばらく通いつめて同じものを注文し続けたら、ある日突然違う物を注文するのです。「今日はいつもと違うんですね」と声をかけられたら成功です。声をかけられなかったら、またいつもの注文に戻し、しばらくその注文で通いつめて、またある日突然別の物を注文する、というのを繰り返します。
相手が誰であろうと、基本的にはこの「同じものを続けるパターン」です。「積極的に棚からぼた餅を狙う」という恋愛です。たくさんの女性を一度に好きになりつつも、いろんな所でこの「同じものを続けるパターン」を行っている人を、マグロ系男子の中でも、敬意を込めて「肉食系マグロ男子」と呼びます。
こんな事で、マグロ系男子の恋愛は成就する事があるのかどうか、それは誰にもわかりません。成就した例も誰も知りません。だけど、世の中のマグロ系男子は、常に「我こそは!!」と、マグロ的恋愛の成功を夢見て、今日もジャスミンティーを買い、コーヒーを飲み続けるのです。めざせ、オンリーロンリーマグローリー。
※この日記を書いている時にふと「マグロ系男子」って何となくネットで検索してみたら、わりともう使っている人がいらっしゃって、ちょっとガックリしました。この日記のマグロ系男子は、僕が勝手に考えたものなので、すでに使っている人がもしご覧になった場合、「こんなんじゃねえよ!」とお思いになるかもしれませんが、どうか広い心でもって受け止めて頂ければと思います。
そんな中、俺がずっと言い続けている「マグロ系男子」という言葉があるんだけど、これがなぜか今ひとつ俺の周りに浸透しない。当たり前か。。しかし「肉食系男子」と「草食系男子」という言葉が最初に生まれて、それから新たに生まれてくる言葉は、当然この2つをベースに考えられている。「マグロ系男子」もそうで、「草食系男子」の最たるバージョンというイメージ。だから別に、「セックスの時に決まってマグロなんです」って意味合いだけでは決してない。もちろんマグロの人もいればそうじゃない人もいるでしょう。
セックスじゃないところの話で、マグロ系男子は草食系男子を嫌う傾向にあります。草食系ならばむしろ肉食系男子の方がまだいい、くらいに思っているのがマグロ系男子です。それはなぜかと言うと、「女性に対して積極的にアプローチしない」という部分で草食系とマグロ系は同じだから。だけど草食系は、わりと服装もこだわっていたり、星野源の音楽とか聴いていたり、すぐヴィレッジバンガードに行っちゃったりと、オシャレ要素をしっかりとおさえていて、それを積極的にアピールするわけじゃないけど、そういった確固たる好みをちょいちょい小出しにして、結果モテている。だから草食系男子は、餌で魚を釣るような、ずるがしこい恋愛をしているのだ・・・とマグロ系男子は考えるため、草食系男子を嫌ってしまうのです。それならいっそ、肉食系男子のようにガンガンアタックしている方が潔いではないか!!と思い、肉食系に好感を持つんだけど、肉食系男子の恋愛は決して成就してほしくないと思うのもまたマグロ系男子。そう、マグロ系男子の性根は腐っている事が多いです。
そんなマグロ系男子の恋愛はと言うと、マグロですから、絶対に自分からは女性にアタックしません。「しない」と言うか、出来ません。それなのに惚れっぽいです。一度にたくさんの女性を好きになります。自分からは行動できないわけですから、一度にたくさんの女性を好きになっておく必要があるのです。確率の問題です。理性とかモラルとかではなく、これはもう、マグロ系男子の本能がそうさせてしまうのです。そして、好きな女性の数が増えていくと、だんだんそれだけで楽しくなり、「モテている」みたいな錯覚を起こすようになります。ランナーズハイみたいなものです。もちろん何一つモテてはいません。
たくさんの女性を一度に好きになるというのがマグロ系男子ですが、そんなマグロ系男子が、ある特定の女性だけを好きになってしまうと、とても大変です。たくさんの女性を好きになる場合、進展を望むのであれば、より多くの女性を好きになればいいだけの話なのですが、一人の女性を好きになった場合、進展を望むとなると、通常の恋愛と同じく、関係性に何かしらの変化を求めます。でもマグロ系男子は自分からは行動できません。「一回飲みにでも誘ってみればいいじゃん」などと軽々しく言えるような人間は、マグロ系男子から言えば、肉食も肉食、超猛獣系男子です。飲みなどに誘ってしまったら、女性に「この人、あたしのこと好きなんだ」と思われてしまいます。相手が自分の事をどう思っているのかわからないうちに「あたしのことが好き」とさとられてはいけないのです。こういう考えをマグロ的思考と言います。こういうマグロ系男子に対して「ヘタレ」と言ってしまうと、彼らは海に帰ってしまうので気をつけて下さい。
ではどうすればよいのか。それはもう本当に相手から声をかけてもらうしかないのです。自分からは声をかけられない分、マグロ系男子は「声をかけられるための努力」というものに全力を注ぎます。そして彼らは「どうすれば声をかけられるのか」という事を必死で考えます。マグロ系男子にイケメンはいません。それは彼らもわかっています。じゃあどうするのか。それは、好きな女性がどういう人かによって変わってきます。
職場の同僚なのであれば、毎日ジャスミンティーを飲むようにします。毎日欠かさずジャスミンティーを飲み、「ジャスミンキャラ」を確立し、「ジャスミンティーお好きなんですか?」と声をかけられるのを待つのです。本格的なティーセットなどを持っていくと、声をかけられるどころか、他の同僚たちから距離を置かれてしまうので、コンビニです。安いお茶で構わないので毎日飲みます。
コーヒーショップの店員であれば、とにかく通いつめて同じものを注文します。だけど、毎日通うのはちょっと気持ち悪がられてしまうので、週3回がベスト。1週間の半分以下が良いと考えます。極力印象付けるために、決まった曜日にします。そしてしばらく通いつめて同じものを注文し続けたら、ある日突然違う物を注文するのです。「今日はいつもと違うんですね」と声をかけられたら成功です。声をかけられなかったら、またいつもの注文に戻し、しばらくその注文で通いつめて、またある日突然別の物を注文する、というのを繰り返します。
相手が誰であろうと、基本的にはこの「同じものを続けるパターン」です。「積極的に棚からぼた餅を狙う」という恋愛です。たくさんの女性を一度に好きになりつつも、いろんな所でこの「同じものを続けるパターン」を行っている人を、マグロ系男子の中でも、敬意を込めて「肉食系マグロ男子」と呼びます。
こんな事で、マグロ系男子の恋愛は成就する事があるのかどうか、それは誰にもわかりません。成就した例も誰も知りません。だけど、世の中のマグロ系男子は、常に「我こそは!!」と、マグロ的恋愛の成功を夢見て、今日もジャスミンティーを買い、コーヒーを飲み続けるのです。めざせ、オンリーロンリーマグローリー。
※この日記を書いている時にふと「マグロ系男子」って何となくネットで検索してみたら、わりともう使っている人がいらっしゃって、ちょっとガックリしました。この日記のマグロ系男子は、僕が勝手に考えたものなので、すでに使っている人がもしご覧になった場合、「こんなんじゃねえよ!」とお思いになるかもしれませんが、どうか広い心でもって受け止めて頂ければと思います。
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