おかずブログ

ここでは主に撮影画像を発表します。
近場で撮影した植物などがメインとなります。

疎水の桜

2008年05月29日 | 08年京都
疎水の桜

 平安神宮の前を流れる川は琵琶湖疏水といいます。つまり滋賀県の
 琵琶湖から人為的に引き込んだ水が流れているのです。琵琶湖からの
 水だけでなくて白川の水も合流しています。
 ついでに言えば、哲学の道沿いの疎水も琵琶湖疏水分水で、琵琶湖から来た
 水が哲学の道沿いに北側に向かって流れ今出川通りを西流して鴨川を
 越えて流れています。
 
 インクラインといいますが、京都の電力需要をまかなうために計画されたよう
 です。大津三保崎から山科を通って全長20キロメートル。明治16年(1883)
 起工、明治23年3月竣工。なんと当時23歳の田辺朔朗が監督、総指揮
 でした。23歳の青年に工事を任せた当時の京都知事北垣国道も英断なら、
 困難な作業をやってのけて田辺も英傑としかいえないことですね。

 平安神宮は明治28年(1895)3月に完成したものです。平安遷都1100年を
 記念してのものです。その年の10月に初めての時代祭りが行われました。
 時代祭りにかかる費用は当時から京都市民も負担していたようで、一戸
 あたり一日に一厘の積み立てが要求されていました。その伝統は数年前まで
 続いていて、平安神宮奉賛の寄付金は自治会が年間一戸あたり500円を
 集めていました。私も長く拠出しましたよ。

 平安神宮の前を通る琵琶湖疏水は一部は白川として祇園などを過ぎて鴨川、
 本流は戎川水力発電所を経て鴨川と合流しています。

  初めの画像は京都市美術館です。























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