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メキシコ旅行記 - 2日目 国立人類学博物館 その2

2010.4.14 第5室 テオティワカン - 第6室 トルテカ

第5室 テオティワカン
蓋付きの香炉はテオティワカン特有の土器形式で、蓋の部分には神殿や祀られていた神が飾られている。






水の楽園の壁画は、テオティワカンの居住区域であるテパンティトラという部分にあり、水の神トラロックの楽園を描いている。レプリカだけど、これほど細かく描いてあったのかと感心する。





壁画の中は展示室になっていて、アステカの「年老いた神」ウェウェテオトルなどが飾ってある。実際に歴史の古い神様で、炉を司る神として居住区内に祀られている。頭に乗っかっているのは火鉢。





これまでの遺跡とちょっと違った雰囲気を持ったお面。用途は主に葬礼用のデスマスクで、基地から魂が逃げないように金属などで覆う習慣があったそうだ。



第5室 テオティワカンには、他にも神々を形取った土偶などが多く展示されていた。







第6室 トルテカ
テオティワカン崩壊後、北方から来たチチメカという戦士の部族が侵入し、混乱の時代がやってくる。そして、メキシコ中央高原に建設された都市「トゥーラ」を首都とした生まれた軍事国家がトルテカと言われている。
第6室で目に付くのは石碑。こちらは四面全てに細かい彫刻がされている。表には戦士が彫られ、裏面はマヤ文字がびっしりと彫られている。








見事な羽根飾りの付いた兜をかぶっている。



貝は通貨として使われていたのだろうか?



一見狛犬。きっとジャガーだろう。



金剛オウムの像。ショチカルコの球技場で発見された。コパンでは球技場の石標として使われていたので、これも中央線を示す仕切り石に使われていたと考えられている。



どう見ても悪そうなネズミ。



この壁画は色がとっても綺麗だった。トウモロコシが顔になっている。









蛇。やはり水を表している?



こちらはトゥーラから発見されたコヨーテの頭飾りをつけた人頭像。粘土の土台に細かい貝殻を貼り付けている。トルテカ、アステカ時代には、戦士が神聖な動物の頭飾りをかぶり、その口から頭を出す習慣が見られたそうだ。



ここで初めてチャックモールが出てきた。元々は「赤」とか「大きなジャガーの足元」を意味するマヤ語を、チチェンイッツァの神殿の上で発見された仰向けの像を指して使ったことからこの名で呼ばれるようになったらしい。お腹の上の皿には、生け贄にされた人の心臓が置かれる。チャックモールは死んだ戦士を象徴し、神に供物を届けると考えられていた。



貝殻で造られた服と首飾り。この時代の展示品に貝殻が多く見られるのは、海辺の民族との交易が盛んだったということだろう。



トルテカの器も、テオティワカンの三足土器を引き継いでいるようだ。



球技に使われていた玉。かなり大きい。球技の歴史は古くから有り、オルメカ文明のラ・ベンタ遺跡に球戯場跡も見つかっている。
手を使わずに壁にある穴を通したという説もあるが、この大きさだと到底不可能だろう。やはりラクロスみたいに何か道具を使ったというのが正解らしい。




こちらはチチェンイッツァの球戯場跡。





こちらはウシュマルの球戯場跡。





こちらはパレンケの球戯場跡?。



次回は第7室 アステカです。


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