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エジプト旅行記 - 仕方噺 4日目 デンデラ その4

2008年11月8日 デンデラ(Dendera)観光 その4

外へ出て神殿沿いにクレオパトラのレリーフを見に行く。横に回り込むと、神殿全体が大きいことがあらためて実感できる。横の壁にも一面レリーフがあり、横には井戸もあった。
クレオパトラとプトレマイオス15世が神に捧げ物を差し出しているレリーフは、ちょうど神殿の真裏の角にある。プトレマイオス15世は、クレオパトラとシーザー(カエサル)の間にできた子供で、カエサリオンという名前でも有名だ。この時、クレオパトラはプトレマイオス14世と結婚しているので、シーザーの愛人と言うことになる。
プトレマイオス15世(カエサリオン)の在位は、紀元前30~36年。
レリーフの向かいにはイシス神殿があり、ここはレリーフと一緒に写真を撮る絶好のポイントになっている。ツアーのみんなはイシス神殿に登ったガイドさんに写真を撮ってはもらうのだが、あまり神殿自体には興味を示さなかったようだ。
アマルナで鍵を持って走ってくれたガイドさんが、今回もみんなの写真を撮ってくれた。私たちも撮ってもらったのだが、なかなかシャッターを押してくれない。やっと撮り終わり、返してもらったカメラを見たらセルフタイマーになっていた。どうやら、セルフタイマーのボタンを押してしまい、シャッターが切れるまで、ずっと待っていたようだ。ご苦労様でした。
裏側に回るとほとんど人がいなくなる。欧米人のツアーは、裏の方まで一通り見ているようだ。日本のツアーはクレオパトラで解散となる。例によって、気がつくと一緒のツアーの人は誰もいなくなり、最後の二人になってしまう。
クレオパトラのレリーフの前で、番人の人が待っていてくれた。親切に、写真を撮ってくれると言う。心の中では「バクシーシ目当てか…」と思いながら、さっきのガイドさんの写真が(セルフタイマーのためか…)いまいちだったので、撮ってもらうことにした。撮り終わって、一緒に正面へ歩き出したが、バクシーシを要求するそぶりの一つもない。「いいんだよ」という目をして、雑談をしながら歩いた。いい人だった。

こちらは裏側
いい人だった番人さんと
南に来るに従い、暑くなってきた。犬も喉が渇く。小牧さんがちゃんと水を飲めるように用意していた。
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