2夜連続の加羽沢美濃

2011.2.15 ピアノ・ファンタジー 東京文化会館小ホール 去年、チケットを取っていたが甥っ子の結婚式と重なり、行くことの出来なかった加羽沢美濃（以降、加羽ちゃん）のコンサートへ行って来た。 ディズニー・ナンバーをずらっと揃えたアルバム「ピアノ・ピュア~ホール・ニュー・ワールド」を聞いた矢沢の永ちゃんが、50歳の記念コンサートの時に7万人の前で「星に願いを」を弾いてくれないかいベイビー…と依頼したのが加羽ちゃん。映画音楽なども多数手がけてる。 演奏する曲はクラシックに限らず、というより歌謡曲や映画音楽の方が多い。高島ちさ子とのユニットCHISA&MINOを結成したときに、東京芸術大学の大学院を出ているにもかかわらず「G線上のアリア」を知らなかったという逸話もある。 東京文化会館というお土地柄か、客席のほとんどは下町の方々と見うけられる。小田和正風に言うと「今日もジジイ、ババアがいっぱい来てます」と言ったところ。 残念ながら客席も後方数列は空いていた。空いているならいつものように、手元が見える左側の一番後ろの席に移動させてもらった。小ホールなので十分見えるし、さすがの東京文化会館は音がいい。 プログラムは、ディズニー、クラシック、リクエストコーナーが一部、シネマ、オリジナル、クラシックが二部という構成。リクエストコーナーは、客席からリクエストを7～8曲もらい、その場でアレンジして即興演奏するもの。このコーナーは、ピアノ・ファンタジーでは恒例となっていて、加羽ちゃんが知らない曲はスルーとなる。 比較的お安い価格で十分楽しめるコンサートなので、機会があったら是非。 第1部 ディズニー・ファンタジー 1．星に願いを（L.ハーライン） 2．小さな世界～イッツ・ア・スモールワールド（R.M.シャーマン＆R.B.シャーマン） クラシック・ファンタジー 1．ショパン・メドレー（加羽沢美濃編） 2．アヴェ・マリア（G.カッチーニ） 3．「アランフェス協奏曲」より（J.ロドリーゴ） 加羽沢美濃編のリクエスト・コーナー （イエスタディ、いい日旅立ち、愛の挨拶、ひまわり、追憶、オネスティ、etc） 第2部 シネマ・ファンタジー 1．ニュー・シネマ・パラダイス（エンニオ・モリコーネ） 2．ゴッド・ファーザー～愛のテーマ～（ニーノ・ロータ）3．太陽がいっぱい（ニーノ・ロータ） オリジナル・ファンタジー 1．やさいい風（加羽沢美濃） 2．獄に咲く花（加羽沢美濃）3．テキサス（加羽沢美濃） クラシック・ファンタジー 1．スケーターズ・ワルツ（E.ワルトトイフェル） 2．花のワルツ（チャイコフスキー）3．歓喜の歌（ベートーヴェン） アンコール 「テキサス」は小学校4年生の時に作曲した曲だそうだ。 最近、Twitterを始めたらしい。あまりつぶやいてはいないみたいだが、フォローして…と言っていた。 http://twitter.com/kabasawamino 2011.2.16 題名のない音楽会 東京オペラシティ コンサートホール 出演に、加羽沢美濃、高島ちさ子とあったので、どうしようかな…と思っていたら、もう一人、徳永二男さんの名前を見つけて二日続くが行くことにした。 徳永二男さんは、NHK交響楽団のコンサートマスター、首席コンサートマスターを経て、ソロコンサートマスターを就任（1994年退団）。高島ちさ子の師匠でもある。数年前に、場所は同じ東京オペラシティで一度拝見（拝聴）して以来。そのときの客に対する姿勢に痛く感動した。その思想は山下達郎に通じると（個人的に）思っている。今日の客は乗りが悪い…などとほざいている似非ミュージシャンは、一度コンサートに行ってみることをおすすめしたい。 題名のない音楽会恒例、ちさ子教授の…だと思いきやドレスで登場。プログラムを見ると「高島ちさ子～楽しくなければ音楽じゃない！」とある。ということで、加羽沢美濃、徳永二男は、各1曲のみの競演ではけてしまった。まぁ、1曲でも聴けて良かったということで。 以前は目覚まし…によく行っていたが、蝶ネクタイがどうもなじめず行くのをやめてしまった。 題名のない音楽会は2本取り。後半は広瀬香美だった。懐かしいと思いながらしばらく聞いていたが、申し訳ないが途中で退場させてもらった。 チケットぴあ