井上陽水 泉谷しげる

井上陽水　40th Special Thanks Tour　11月12日 東京国際フォーラム 19時開演 久しぶりに陽水のコンサートへ行った来た。拓郎、陽水、泉谷…などは、（一方的だが）つきあいが長いので、どうしても呼び捨てになってしまう。前回見た時はJAZZアレンジのステージだったので、普通？のコンサートは10年以上ぶりとなる。 開演前の会場はいやに静かだ。ほぼ時間通り、Happy Birthdayでスタート。構成は「断絶」や「限りない欲望」などから新曲の「Love Rainbow」まで、新旧取り混ぜていて最後まで楽しませていただいた。さすがに若い頃の声とはいかず高音部分にのびが感じられないところもあったが、歌のうまさと独特の歌い方は健在。 立ち上がる人も無く淡々とプログラムが進む。「感謝、感謝でここまで来ました」、歌い終わるとかならず「ありがとうございました」というところも陽水らしい。「氷の世界」を歌い終わったときは勢いで「サンキュー」といっていたが、その後で「しまった」というように「ありがとうございました」と付け加えていた。 「夢の中へ」でも2階最後列からは立ち上がる人は見えなかった。初めて立ち上がった人が見えたのはアンコール後の「アジアの純真」…粋な客じゃないね。 01　Happy Birthday 02　青空、ひとりきり 03　闇夜の国から 04　Make-up Shadow 05　とまどうペリカン 06　断絶 07　帰れない二人 08　カナリヤ 09　飾りじゃないのよ　涙は 10　リバーサイドホテル 11　ジェラシー 12　新しいラプソディ 13　移動電話 14　クレイジーラブ 15　限りない欲望 16　氷の世界 17　最後のニュース 18　少年時代 アンコール 01　アジアの純真 02　Love Rainbow 03　夢の中へ 04　いっそセレナーデ コーラスは、藤田真由美、我那覇美奈、 Rie fuの3人。

オールナイトニッポンコンサート 11月23日 新宿厚生年金会館 17時開演 なんとなく泉谷を見たくなってチケットを買ってしまった。 最初に泉谷を見に行ったのは、もう36～37年ほど前になる。その頃のコンサートは著作権やセキュリティなど全くなく、一列目の席とステージの間にあぐらをかいて座り、ラジカセを目の前において録音していても何も言われなかった。（その時のカセットテープは今だ健在。）アンコールも今みたいにプログラムの一部ではなく演奏側と客との根比べ。「もうやる曲ねえよ」といいながら同じ曲を演奏していたのを思い出す。 さておき、出演は宇崎竜童、クミコ、山本潤子、泉谷しげる、小椋佳（出演順）。今回の客層は中高年というより高齢者が目立つ。年齢が上がるほど、会場でのマナーが悪くなる。「平気でぶつかってくる」「トイレでと洗わない（男性トイレは8割方そのまま出て行く）」「しゃべる」「お菓子の袋を開ける音が大きい」「携帯を見ている」etc…。手拍子が合わないのはまだいい方だ。 それもさておき、宇崎竜童は、「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」、「横浜ホンキートンク・ブルース」、「ロックンロール・ウィドウ」、「サクセス」… クミコ…?? 山本潤子は、「白い色は恋人の色」、「海を見ていた午後」、「中央フリーウェイ」、「卒業写真」… 泉谷。「すべて時代のせいにして」、12.02発売のアルバム「愛と憎しみのバラッド」に入っている新曲「Y染色体のうた」、「黒いカバン」、「春夏秋冬」、そしてキヨシローと叫びながら「雨上がりの夜空に」。2番からは舞台を降りて客席に乱入。「ばばあ」「じじい」と叫びながら暴れ回り歌にはならない。きっと、照れ隠しなんだろう。 小椋佳、「さらば青春」、「シクラメンのかほり」、「愛燦燦」、「揺れるまなざし」…。今日の小椋佳はよくしゃべっていた。シクラメンのかほりが売れた後、布施明がお礼をしたいと…ずっと断り続けたが「それではありがたく」と受けることにしたが何も起こらない。ある日、布施の事務所から「お礼をしておきました」と連絡が入り、何かと思ったら当時務めていた銀行に預金しただけ…。拓郎のコンサートでも布施明はやり玉に挙げられているが、きっとそんな人なのだろう。 もう一人、加藤和彦に関わりのある人と紹介されたのが和幸（かずこう）にも参加していたパトリック・ロジェ氏。最初は安井かずみさんの知り合いだったとか。「イムジン川」をフランス語で歌った。 最後にみんなステージに出てきて「あのすばらしい愛をもう一度」。泉谷の暴れぶりに宇崎竜童があきれ気味だった。 チケットぴあ