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古代神話のオシリスの墓、発見



スペイン&イタリア合同考古学調査チームにより、ルクソール西岸シェイフ・アブデル・クルナで、オシリス神の墓にそっくりな3200年前の墓が発掘された。構想的には、アビドスにあるセティ1世葬祭殿に隣接するオシレイオンとほぼ同じだそうだ。

ナイフを持った悪魔のレリーフが刻まれた霊安室があったそうだ。エジプトの壁画で悪魔は珍しいような気がする。
造った王の名前など詳しいことは記述されていないので、今のところ解っていないみたいだ。
気になるのは、他にこのニュースを取り上げている媒体がないこと。また、記事は1月18日のものだが、実際に発掘した日付けの記述もない。

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ギズモード・ジャパン(Gizmodo Japan)
古代神話のオシリスの墓、発見
2015.01.18 23:00
シャフトを下るとそこには…ナイフをもった悪魔の間が…
ルクソール西岸シェイフ・アブデル・クルナのネクロポリス(死者の町)で、古代神話オシリス神の墓をそっくり模した3200年前の墓が見つかりました。
オシリスの墓といえば古代エジプト最古の都のひとつ、聖地アビドスにある神殿「オシレイオン」が有名ですよね。
今回見つかったのはもっと年代の新しい墓で、構想的にはオシレイオンとほぼ同じ。冥界を統べる神オシリスの像(エメラルドに輝くご神体)は、中央の円天井の礼拝堂にあり、地下に続くシャフト(下図の中央にある竪穴)を9mおりると第1層の地下室、さらに6mおりると第2層の地下室2間に至ります。
ナイフを持った悪魔のレリーフが印象的な霊安室があるのは、中央礼拝堂の西側(上図では左側)にある空き部屋の前からシャフトを7m降りたところ。そして、同じシャフトを一番下まで降りていくと、そこには残骸だらけの部屋が2間あるだけです。ふむ。
こんなところで悪魔が何をしてるか謎ですが、悪魔は使者の体を護るために配置されたのではないか、と発掘したスペイン&イタリア合同考古学調査チーム班長のMaria Milagros Alvarez Sosa博士はEFE通信に話していますよ。
博士はさらに今回の発見が「極めて重要」との見解を述べてます。

古代神話に描かれたオシリス神の墓の記述が完璧に再現されている。その意味では、ネクロポリス群の中でも異色の存在。

隣の大きな墓「TT109」は1887年にPhilippe Vireyという人が最初に記録に残し、20世紀にも作図の試みが何度かなされてきました。しかし、今回見つかったのは下の図面で赤丸で囲った隅っこの「Tomb Kampp -327」で、記録されたことも出版されたこともない墓です。いったい誰が何のために…
気になるのは地下室内部ですが、全容は2015年秋の考古学調査の際に明らかにするそうですよ。待ちきれませんね。


アビドスにあるセティ1世葬祭殿に隣接するオシレイオン(2008年)

オシレイオン

オシレイオン

オシレイオン

オシレイオン



2015年に入ってから、他にも2件のエジプトの遺跡に関係する発掘のニュースがあった。

一つは「4500年前の墓発掘、古代エジプト王妃の名前判明」というもので、これまであまり知られていなかった王妃の墓がカイロ南西の都市アブシルでチェコ・エジプト学研究所により発見された。墓の主は、4500年前に古代エジプトを統治したネフェルエフラー王の王妃であり、王妃の名前が「ケンタカウエス」であったことがこの発掘により初めて明らかになった。

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AFPBB News
4500年前の墓発掘、古代エジプト王妃の名前判明
2015年01月05日 11:31 発信地:カイロ/エジプト
【1月5日 AFP】エジプト考古省は4日、これまでその存在についてあまり知られていなかった王妃の墓が、チェコの考古学者チームによって発掘されたことを発表した。この墓は、4500年前に古代エジプトを統治したネフェルエフラー(Neferefre)王の王妃のものと考えられるという。
この墓は、エジプトの首都カイロ(Cairo)南西の都市アブシル(Abu Sir)で見つかった。同地には、ネフェルエフラー王を含む古代エジプト第5王朝(紀元前2494年~2345年)の王たちが埋葬されたピラミッド群がある。
ネフェルエフラー王の妻の名前は、この発見がなされるまで不明だったと、同国のマムドゥーフ・ダマティ(Mamdouh al-Damati)考古相は声明で指摘している。
同考古相は、王妃の名前が「ケンタカウエス(Khentakawess)」と判明したとしながら、「墓が発見されるまで不明だったこの王妃の名前が初めて明らかになった」と述べている。
これまでに同名の先代2人の存在が確認されているため、この王妃は「ケンタカウエス三世」になると思われる。
ダマティ考古相によると、ケンタカウエス三世の名前と身分は、墓の内壁に刻み込まれていた。墓の建設者らが刻んだものとみられるという。
同考古相はまた「第4王朝とともに、最初のピラミッド群が建設された時代とされる第5王朝に関する未知の側面を解明する助けとなるに違いない」と今回の発見について語っている。
発見したチェコ・エジプト学研究所(Czech Institute of Egyptology)の発掘調査隊を率いるミロスラフ・バルタ(Miroslav Barta)氏によると、ケンタカウエス三世の墓はネフェルエフラー王の葬祭殿群内で見つかったとされる。
同氏は声明で「この事実からネフェルエフラー王の王妃と考えられる」と説明している。
考古省当局者によると、今回発見された墓は古代エジプト第5王朝中期の時代のものだという。さらに声明によると、考古学者チームは副葬品を約30個発見、うち24個は石灰石製で、4個は銅製だという。(c)AFP


もう一つは「古代エジプトの2神描いた希少レリーフ、スウェーデン大が発見」。スウェーデン・ルンド大学の考古学チームが、古代エジプトの2神を描いたおよそ2500年前の珍しい壁面レリーフをアスワンの北にある採石場で発見したというもの。
レリーフは「アモンラー神とトト神を一緒に描いた数少ない彫刻」で、他にもスフィンクスの形をした像1体、2基のオベリスクが運ばれる場面を描いたレリーフも発見されている。カルナック神殿やルクソール神殿に使われた石切場だという話なので、石工が暇つぶしに描いたのだろうか…。ハトシェプスト女王の時代に制作された可能性があるとのことだ。

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AFPBB News
古代エジプトの2神描いた希少レリーフ、スウェーデン大が発見
2015年01月07日 10:49 発信地:カイロ/エジプト
【1月7日 AFP】エジプト当局は6日、スウェーデン・ルンド大学(Lund University)の考古学チームが、古代エジプトの2神を描いたおよそ2500年前のものとみられる珍しい壁面レリーフ(浮き彫り細工)を発見したと発表した。
レリーフが見つかったのは、首都カイロ(Cairo)から約850キロ離れたアスワン(Aswan)の北にある採石場。ルクソール(Luxor)にある有名なカルナック神殿(Karnak Temple)やルクソール神殿(Luxor Temple)の建造に使われた石が切り出されていた場所だ。
上エジプト(Upper Egypt)地域の古文化財管理当局トップ、アリ・アスファル(Ali al-Asfar)氏はAFPに対し、「アモンラー(Amen-Re)神とトト(Thot)神を一緒に描いた数少ない彫刻」の一つだと語った。知性をつかさどる神トトは、聖鳥とされるトキの頭に人間の体を持つ。
同じ場所ではこのほか、スフィンクスの形をした像1体に加え、2基のオベリスクが運ばれる場面を描いたレリーフも発見された。専門家らは、古代エジプト第18王朝のハトシェプスト(Hatshepsut)女王の時代に制作された可能性があるとの見方を示している。(c)AFP






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