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日光二荒山神社別宮 滝尾神社 散策その4

滝尾神社 楼門
滝尾神社の入り口には重厚な造りの重要文化財「楼門」があります。門の手前に滝尾神社の立て札がありました。
「日光二荒山神社の別宮。本宮、新宮(現在の二荒山神社)とともに日光三社権現の一つである。女峰山の女神、田心姫命を祀る。
引仁十一年(八二〇)弘法大師が創建したと伝えられる。明治四年の神仏分離までは楼門に大師の筆といわれる「女体中宮」の額が掲げられ、仁王像が安置されていたという。正保三年(一六四六)の建立。四月の弥生祭の時には、二荒山神社から滝尾の神輿が渡御する。」


滝尾神社

確かに本来仁王像のあるべき所は空っぽです。「女体中宮」の額も、きっと正面にあったのでしょう。
「重層入母屋造総漆塗り。元禄十年(江戸時代 一六九七年)に移転新築された。それ以前は正面参道石段を登った付近にあった、おなじくらいの門であった。江戸建築の重厚な建物である。」
立て札の文字はかすれていてよく読み取れませんが、こんなことが書いてあるようです。

楼門

門をくぐった右側には、石灯籠が並んでいます。。


石灯籠

拝殿
楼門をくぐるとすぐに拝殿があります。楼門と拝殿は同じ入母屋造総漆塗りで、すごくバランスがいい関係です。
「入母屋造総漆塗り。本殿、楼門とくらべ小規模であるが、高床との調和を考えた格調の高い建築で、正徳三年(江戸時代一七一三年)造り替えられた。
古く楼門が参道南方にあった時代には、この倍の規模があり左側は谷下まであり、清水の舞台式に高床が造られていた。」


拝殿

拝殿

拝殿

拝殿

唐門と本殿
拝殿のすぐ裏に細い道があり、白い二本の柱と真っ黒な扉の唐門の向こうに本殿があります。誰か置いたのか紙コップとお札がありました。
「重要文化財 本殿 唐門
本殿は、三間社流れ造り。唐門は二脚平唐門。総漆塗り、極彩色。
この建物は、正徳三年(一七一三年)建て替えられたもので周りの玉垣、石畳もそのとき設けられた。
ご神体山の女峰山を遥かに拝むように本殿の裏壁には扉が付けられた造りになっていて、全国でもたいへん珍しい。」

下の写真に少し笹が映っていますが、「縁結びの笹」というもので、「男女が互いに片手の親指と小指のみを使い笹の葉を結べると、縁が結ばれ結婚できるといわれている」そうです。

唐門

唐門

本殿

本殿

無念橋
御神木の手前に石で出来た小さな橋が掛かっています。
「無念橋 俗称 願い橋
延宝五年八月教域院天佑掛替
三本杉を通してご神体山の「女峰山」を遥拝するため、自分の身を清め俗界と縁を切ることを意味する橋であったが、いつの頃からか、己の歳の歩数で渡ると、女峰山頂上奥宮まで健脚で登ったことになり、願いがかなえられると言われるようになり「願い橋」と呼ばれる。
江戸時代までここは日光修験の中心地であったことから修験者(山伏)達の足腰のたんれんのための修業が原因でこうした伝称が生まれたのであろう。」


無念橋

無念橋

御神木 滝尾三本杉
鳥居の向こうに御神木である三本の杉が立っている。初代に杉は全て倒れてしまったそうで、二代目の御神木だそうです。倒れた御神木は、三本杉の下にそのまま横たわっています。

御神木 滝尾三本杉

御神木 滝尾三本杉

説明の立て札は2本立っていました。
「御神木 滝尾三本杉
古代より滝尾境内の最も神聖な処である。以前の三本杉は右側が元禄十二年八月十五日(一六九九年)中央が延享四年八月二十七日(一七四七年)に、いづれも静かな夜半突然に倒れたと古書に記されている。
右側は寛延二年六月一二日(一七四九年)夜半雨の中倒れたもので、手をつけづに今もそのままである。
その時改めて石玉垣を設け現在に至る。したがって今の御神木は二五〇~三〇〇年の樹齢である。」


御神木 滝尾三本杉

「三本杉(神木)
弘法大師が、この山で修行をした時に田心姫命が現れた場所と伝えられる。
初代の杉は一六九九年、一七四七年、一七四九年と相次いで倒れ、現在の木は二代目である。倒れた親木は、そのままにしておく習わしで、今も横たわっている。
この神木の霊験を示す話があり、寛文七年(一六六七)鶏頭院山舜の下僕が、この神木を小さいと馬鹿にして、神罰を被ったという。」


御神木 滝尾三本杉

パワースポットはひとりひとりそれと感じる場所は違うと思います。ここで紹介した場所は、私がパワースポットだと感じた場所ですので、すべての人に当てはまるというわけではありません。

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