goo blog サービス終了のお知らせ 

あぁ・・・このままでは終われない!脳内出血奮戦記

ひとり暮らしを突然に襲ってきた脳内出血
頭脳それなり動きは超高齢者!毎日のトレーニング記録 

そっと涙をながす時

2017-02-02 17:35:07 | 発症から退院まで
あれは・・・
急性期病院からリハビリ専門病院へ転院してまもないころだった。

脳出血の怖さなどまったく無知な自分。
Dr.の言葉に耳をかすこともなく、職場に復帰するんだっ!と思っていた。

リハビリを進めていく度に、意欲はしぼみ不安と恐怖だけが大きく膨れ上がっていった。
こんなことさえ出来なくなっているのかと思い知らされた。
筋肉の大逆襲が・・
ある時、体育館のような広いPT室でのこと。
いつもRadioが流れていた。

ベッドに横たわっているときに耳に入って来た曲に
突然ドット涙があふれてきてしまったのだ。

メロディ(funsenki)と伴奏(mikusan)をいっしょに弾いたピアノ曲だった。
もう二度とできなくなったのだと思ったら・・・。

担当のK療法士さんは、突然泣き出したことにちょっと驚いたようだった。

基本、泣き虫ではない。
人前で涙を流すなんてそれまで数回あったかどうかだろう。
メソメソなイメージはないらしい(笑)

入院中、思いっきり声をあげて泣きたいと思ったことがあったが、
ひとりきりになる時間などない。
「トイレに一人で」という許可をもらってから、一度だけトイレで声を殺して涙を流したことがある。

でも赤く腫れあがった目は、隠せないんですよね。
同病者にバレてしまった(苦笑)

男子患者さんでも大声をあげて突然泣き出す場面を目撃したことがある。
けっして感情失禁だけではないのです。

いきなり自由のきかない身体になってしまったのだから・・・。
皆その壁を乗り越えていかなくてはならない。

退院したら思いっきり泣いてやるっ!

そんな思いもいつか忘れていた。
泣いてるヒマなどないのだ(笑)

次から次へと
「 やりたいこと・やらねばならないこと 」が押し寄せてきて今に至っている。

腹をくくったころからだろうか・・・。
泣く理由が見つからない。
幸せなことだと思う。

あ、もちろん うれし涙は別物っ!!
うれし涙なら いっぱい いっぱ~い流したい!!

♬ hello my friend 曲・歌ユ~ミン
人気ブログランキングへ
コメント