幸せについての考察 【桐棺三寸】

桐鳳柳雨が贈る、幸せについての考察。
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グレープ「三年坂」

2005-09-19 | 価値観の基(もと)
グレープ・ライブ 三年坂 完全盤
グレープ, さだまさし, 服部克久, 吉田政美
ワーナーミュージック・ジャパン

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私が初めてファンになったというか…、自分の意思で積極的に曲を聴こうとしたり、レコードを買おうと思ったりしたのが、このグレープ、そしてソロになったばかりの頃のさだまさしさんでした。
実際、ファンクラブにも入っていたくらいで…。
(当時まだ小学校5~6年生くらいだったのですが)

中学に入ってもしばらく聴いていたのですが、ある時、急にさださんの曲の「女性的」な部分が気になりだしたというか…。
ちょうど子供の頃に、「『アタック№1』は女の子の見る番組だから観ない。」とか言っていたような感性に似ているというか…。
なんだか、男が聴くものじゃないような気がしてきてしまい、以来遠ざかってしまいました。

ただ、この頃思い返してみて、やっぱりいい曲だなと思うこともあり…。
また聴いてみようかな、などとも…。


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尾関宗園「あんたが一番えらいんや!」

2005-07-25 | 価値観の基(もと)
あんたが一番えらいんや!―ウジウジするな!くよくよするな!

ロングセラーズ

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「尾関宗園」という方をご存知でしょうか。
京都にある大仙院というお寺の住職さんです。
たくさんのご著書があるのですが、高校時分に自分自身の「内面の弱さ」を痛感したことをきっかけに、随分と読んだものでした。

同時に、「悟り」という境地に、とても興味を抱きました。
仏教でいう「悟る」とは、一体如何なる境地なのか…。
それは、果たして自分が到達可能な境地なのか…。
いわゆる「いい人になる」とか、そういうものとはまた違う、というか、それを超越した境地…。
到達はできぬものの「おぼろげながらなんとなく見えたかな」と思った瞬間、それが単なる「幻」に過ぎなかった、というような…。

それを解明するキーワードの一つに、「美しい花を見て美しいと思い、暑い時には暑いと思う心」というようなものがあったかと思います。
いたってシンプル。
しかし、いたって難しい…。

更には、「自分が真に悟りを開いたら、他の全ての人も悟りを開いたように見える」というのもあったように思います。
こうなると、「もう、自分には不可能」というような気もしてきます。
「児童虐待をして殺してしまうような人」を、少なくとも私は、「悟りを開いた人」などと見ることはできない…。

「悟りの境地」など、私のような俗人がおよそ到達できるものはないのでしょうが、「悟り、悟り」とがんじがらめになっていた当時より、それに捕われることなく多少は自然体でいられるようになった今のほうが、「1mm程度」は悟りに近くなったんじゃないのかな…。
そんな感じもしないでもないですが…。
「遥か遠い所にある」という状況に変わりはないのでしょうが…。


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マルキ・ド・サド「ソドム百二十日」

2005-05-09 | 価値観の基(もと)
ソドム百二十日

河出書房新社

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中学の時の国語の先生は、大学を卒業したばかりのうら若き女教師でした。
そして、その先生の授業で、毎週1回「読書の時間」というのがありました。
読みたい候補の本を数冊列挙し、その中から先生に選んでもらい、それを読み、感想文を提出するというものです。

「普通の」中学生なら、「夏目漱石」とか「ヘミングウェイ」とかいったところなのでしょうが、私の列挙した本は、
「幽霊座 横溝正史」
「ソドム百二十日 マルキ・ド・サド」
といったようなものでした。

当然先生は困惑し、「どれでも好きなものを読みなさい」という返答になってしまうこととなります。
といっても、さすがに「ソドム百二十日」を読んで感想を提出するという度胸はありませんでしたが…。

こういった、先生を困らせるような行為…。
自分では気付いていませんでしたが、今から思うと淡い恋心のようなものを抱いていたのでしょうか。

それにしても、中学生で「マルキ・ド・サド」という感性とは…?

この本の内容については、あえて触れません。
また、このカテゴリーの趣旨は「私の価値観の基(もと)」というものですが、この本からは、ある意味での「衝撃」は受けたものの、私の価値観の基となったとは言えないかもしれません。
子供から大人になる過程における、「想い出の一つ」というところでしょうか。


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ウルトラセブン

2005-04-15 | 価値観の基(もと)
DVD ウルトラセブン Vol.1

ハピネット・ピクチャーズ

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つい先日、「スカイパーフェクTV」で放送していた「ウルトラセブン」が最終回を迎えました。

男なら多かれ少なかれ「強い者に憧れる」という傾向があるかと思いますが、その傾向が比較的強い私にとっての最初の憧れが、このウルトラセブンでした。

ただ、当時リアルタイムで見た時の記憶はあまりなく、内容を理解したのは再放送時においてだったと思います。
今回の放送を見た私の息子が、ちょうど当時見ていた頃の私の年齢くらいでしょうか。
やはり、戦闘シーンには興味を示しますが、それ以外のところではちょっと難しかったようです。

今から見ると、ストーリーにやや「強引」と思われる部分もなくはないのですが、社会性を含んだ内容もあり、当時の大人たちが子供たちのために、一所懸命に創ってくれたという気持ちがとても伝わってきます。
今回改めて観ても、大人も充分楽しめるものでした。

昨今のヒーローものは、「いかにたくさんのオモチャを子供たちに買わせるか」というオトナたちの思惑が見え隠れしているような気がしてなりません。
オトナたちが考えていることって、案外、子供たちに伝わってしまうものではないでしょうか。

ところで、私は「ポインター号」が大好きで、いつか「本物」に乗ってみたいという夢があります。
どこかで乗れることって、できないのかな?


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新渡戸稲造「武士道」

2005-04-08 | 価値観の基(もと)
武士道

岩波書店

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この本に書かれている内容が、真の「武士の姿」「武士としての道」を著(あらわ)しているかどうかは議論の分かれるところかもしれません。
私が、「『武士としての道』に感銘を受けたというわけではなく、「『武士道というタイトルのこの書物』に感銘を受けた」ということを、まずご承知おき下さい。

各宗教の教義から最近の「金持ち父さん…」等に至るまで、「既製の価値観」というものが数多くありますが、もし私が、自分の知り得るそれらの中から、自分が拠り所とする価値観を1つ選ばなければならないとしたならば、恐らくこの本に書かれている価値観を選択することとなるでしょう。

初めて読んだ時は、大変感銘を受けました。
日本人として知っておくべき「道徳・教育」とは正にこれだ、との思いがしました。
ただ、今では正直なところ、この価値観のみで「世界」と渡りあうことはちょっと難しいのかな、という気もします。

例えば「各種外交問題」など。
「日本人としての美徳」ということについては大変素晴らしく、その点堂々と「外国人」に誇るべきものではあると思うのですが、価値観の全く異なる「外国人」と「利益や権利」を交渉する場合等については、この価値観のみでは果たしてどうなのだろうか、と感じます。

或いは、これほど「金持ちになる」「トクをする」という価値観が大手を振ってまかり通っている現代、ヘタをしたら「正直者がバカを見る」ということにもなりかねないかもしれません。

とは言うものの、やはり日本人として生まれてきた限り、意識の片隅にでも「ひっそりと」置いておくべき考え方なのではないでしょうか。
またはこれを「土台」として、その上に必要に応じた様々な「知識」を積み上げてゆくべきものかとも思います。

因みに、今ではより平易に訳されたものもあるようですが、文体の美しさも含め、私はこちらを推したいと考えます。


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ゴッドファーザー

2005-04-01 | 価値観の基(もと)
ゴッドファーザー

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

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映画を観劇し終わった後の感想には、いろいろなものがあるかと思います。
面白かった、つまらなかった、楽しかった、興奮した、悲しかった、感激した、怖かった、きれいだった、カッコよかった、等々…。

この映画の場合、それらのどれにもあてはまらない、一種の「衝撃」がありました。
何だか「善悪」について、深く考えさせられるような…。

例えば、一般的に考えて明らかに「悪」であると思われる「殺人」についてさえ、その全てが果たして「純粋・完全な悪」と言えるのか…。
(もちろん、私は「殺人」を肯定する気は全くありませんが)
本当に全くの「悪」とは、「善」とは、この世にいったい如何ほどあるというのだろうか…。

この世に潜在する全ての「悪」を、白日の下に晒(さら)し撲滅することが、本当に「善」といえるのだろうか?
全てが「善」のみに満たされさえすれば、この宇宙は「完全」なものとなるのだろうか?

と、いう以前に、天地開闢(てんちかいびゃく)から終末に到るまでの間、完全な「善」のみに支配される瞬間などあり得るのだろうか。
で、あるならば、「善悪」即ち「表裏一体」、「悪」の在るも是れ必定?

…大袈裟ですが、そんなことにまで想いを巡らせてしまうような感覚でした。

以下、余談ですが、私は体型が小柄なほうです。
特に、小・中学生時分は殊更(ことさら)背が低く、そのため「背が低いから女の子にはモテない」という思い込みがずっとありました。

ところがこの映画で、マイケル・コルレオーネを演じるアル・パチーノを見てから、その意識がガラっと変化しました。
髪型まで早速「オールバック」にしたほど影響を受けまして…。

その他にも、外人にしては小柄なほうだと思われる、ハンフリー・ボガートや、ポール・ニューマン、更には、マイケル・J・フォックスなど…。

背の低いことがいいことだとは言いませんが、充分に「対処可能な懸案」だとの認識に至ることができるキッカケになった映画とも言えると思います。


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フロイト「精神分析学入門」

2005-03-25 | 価値観の基(もと)
精神分析学入門〈1〉

中央公論新社

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(本当は、新潮文庫の「精神分析入門(上)(下)」をご紹介したかったのですが、「画像」が出ませんでしたので…。)

例えば、登校前にお腹が痛くなるという子供がいるとします。
周囲から見ると、「学校に行きたくないから痛くなる」というように見えてしまう…。
しかし、本人には、「学校に行きたくない」という気持ちなど全くない。
けれども、不思議と登校時になると決まって腹痛がおこる…。

この現象の1つの解釈として、自己流に「精神分析」してみると、以下のようになります。
(専門家の方からは異論があるかもしれませんが)

--------------------------------------------------------------------------
「学校に行きたくない」…そんな感情が、まず最初に生じる。
しかし、発生したその感情を「顕在化」させるためには、自分の心の中にいる「顕在意識の門番」の許可を得て、潜在意識から顕在意識に移動しなければならない…。

「門番」は、「そんな考えを持つのはいけないことだ」「そんなことを言ったら親や先生から怒られるかもしれないし、友達に対しても恥ずかしいだろう」などという理由から、そのような感情が顕在意識に移動することを認めてくれない。
そのために、「学校に行きたくない」という感情はしっかりと心の奥底にありながら、自分自身ではそれを全く認知していない、という現象が起こる。

そこで「学校に行きたくないという欲求」は、それを実現させるため「門番」に、「でも、もし体調が悪かったら学校へは行けないよね?」との「妥協案」を提示する…。
すると「門番」は、「そりゃあ、仕方ないだろう」と答える。
その結果、「門番」の許可を得て「欲求」を果たすべく、体調が悪くなってくる…。
--------------------------------------------------------------------------

日頃、「自分がこういう考えに基づき、このように行動している」と思っていることが、実は、「感情が提示した妥協案による行動に過ぎない」ということも、少なからずあるのかもしれません。

例えば、「どうせ短い人生なんだから、楽しまないと損!」と言う人。
「短い人生」という考えがまずあって、だから「楽しむ・ラクをする」という結論に至っているかのように見えますが、実際には、「ラクをしたい」という欲求が先にあって、それを果たすべく「門番」に、「人生は短いんだから」という「妥協案」を提示しているように思えるのですが…。
(こう言う人全てがそうだとは言いませんが)

自分で自分の潜在意識を全て認識できるとは思いませんが、こんな概念の有る無しだけでも、今までとは違った「自分」が見えてくるかもしれません。
(フロイトの学説を妄信することの是非については、また別の話となりますが…)


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太田裕美「ベスト・コレクション」

2005-03-18 | 価値観の基(もと)
ベスト・コレクション
太田裕美
ソニーミュージックエンタテインメント

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小・中学生時分、私は当時みんなが聴いていた「ピンク・レディ」などの日本のアイドル歌手には目もくれず、「日本の若い歌手は実力がないよ。くだらねぇよなぁ。」などと吐(ぬ)かす、ヒネクレたガキでした。

聴くのは専(もっぱ)らビートルズやビリー・ジョエルを中心とした洋楽で、日本の歌手では、グレープとかかぐや姫とか、フォーク系の一部の歌手くらいでした。

そんな私が当時、実は密かに好きだったのが、この太田裕美さんでした。
(広義では彼女もフォーク系に入るのだろうか?)
なんといっても、とてもかわいい!
(年上の人をつかまえて「かわいい」もないものですが…)
そして、もちろん歌も素晴らしい…。

しかし、家族も含めた周りの人たちにヒネクレたことを言っている手前、「太田裕美が好きだ」などとは、もちろん言えない…。
彼女がTVに出ていても全く関心ないような素振りを見せつつ、横目で必死に彼女の姿を追っていたものでした。

当時、誰にも見つからないように隠し持っていた彼女の「LPレコード」は、「太田裕美 THE BEST」という1枚だけでしたが、アマゾンをちょっと検索した限りでは見当たらないようです。
が、冒頭のアルバムには私の好きな「南風」という曲が入っているので、こちらのほうがいいかな、などと思います。(この曲は当時、CMで使われていましたね)

私が高校生の時でしたか。
彼女が結婚したと聞き勝手にショックを受け、それ以来進んで彼女の曲を聴くことはなくなりましたが、今でも色褪せることのない、とても素敵な曲の数々だと思います。


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あしたのジョー

2005-03-11 | 価値観の基(もと)
あしたのジョー (1)

コミックス

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「あしたのジョー」「タイガーマスク」「巨人の星」「柔道一直線」「侍ジャイアンツ」「愛と誠」「空手バカ一代」「柔道賛歌」「四角いジャングル」…。
何の苦労もなく、次々と思い浮かぶ作品の数々…。
作品名を挙げてゆけばキリがないほど「梶原一騎」にどっぷりとつかって、正に「価値観」の大部分を形成してきたのかもしれません。

梶原氏の人となりについて、いろいろ言われることもあるようですが、もちろん私自身、梶原氏との直接的な親交はありませんので、その点、軽率な発言は控えさせていただきます。

しかし、上に挙げたような素晴らしい作品の数々を世に送りだしてくれた梶原氏に、私自身は感謝しております。
そして、これらの作品と同じ時代を生きることができたということについても…。

厳密に言うと、私は「あしたのジョー」世代ではないかもしれません。
「少年マガジン」を購読するようになった時には、既に連載終了していましたし、TVではリアルタイムで観ておりましたが、深く内容を理解していたかといえば疑問に思います。

ただ、強く印象に残っている作品であることは事実であり、「梶原一騎作品の代表」として書かせていただきました。

「あしたのジョー」については、今更私がヘタな解説をするまでもないかと思います。
この作品をご存知の方それぞれの「ジョー」があるのではないでしょうか。

また、「恋」という話題が大変苦手な私にとっては、単にボクシング漫画というだけではなく、ちょうどいい「恋愛物語」でもあります。

「梶原一騎作品」については、今後もご紹介することもあるかと思います。

因みに、この作品に登場するキャラクターの中で私が一番好きなのは、「ゴロマキ権藤」です。


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カサブランカ

2005-03-04 | 価値観の基(もと)
カサブランカ 特別版

ワーナー・ホーム・ビデオ

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私は基本的に「カッコいい男」が登場する映画が好きです。
とは言っても、決して「ソチラのケ」があるというわけではありません。

例えば、魅力的なヒロインが登場する映画だった場合。
どんなにそのヒロインに憧れたところで、現実問題、どうしようもありません。
仮に何十億分の一の確率(?)で、そのヒロインを演じる女優さんと仲良くなれたとしても、それは私が憧れたヒロインとは違う人なわけです。

ところが、(私にとって)カッコいい(と思える)ヒーローが登場する映画の場合。
この映画で言えばボギー演じるリックですが、例え結果的に「タバコの吸い口のつまみ方」くらいしかマネることができなかったとしても、少しでもそのヒーローに近づける可能性があるわけです。

それが、「マルタの鷹」の「サム・スペード」だったり、「三つ数えろ」の「フィリップ・マーロウ」だったり…。
ハンフリー・ボガートは、私が憧れるようなヒーローを演じることが多い俳優です。

飛びぬけてハンサムというわけではなく、外人にしては小柄なほうでもあり、女性にキャーキャー言われるようなタイプでもなく…。
しかし、たまらなくカッコいい!

しかし、このカッコよさ、決して「実戦向き」ではありません。
♀「夕べは何をしていたの?」
♂「そんな昔のことは忘れたよ…」
♀「今夜はどうするの?」
♂「そんな先のことは分からない…」
こんな返答をしようものなら、女性はスタスタとその場から去ってゆくことでしょう。

また、意中の人に「君の瞳に乾杯…」なんて言ったところで、「はぁ?」と言われるのがオチでしょう。

このカッコよさ、解らない人にはいくら説明しても恐らく解らないことと思いますが、解る人には充分解っていただけるのではないでしょうか。
もちろん、解らないからどうだとか言うつもりはありませんが…。


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ヒルティ「眠られぬ夜のために」

2005-02-25 | 価値観の基(もと)
眠られぬ夜のために〈第1部〉

岩波書店

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この本には「第一部」と「第ニ部」の2冊があります。

各々、「一月一日」から「十ニ月三十一日」までのセンテンスに区切られ、
例えば…、
「第一部」
四月二十一日
ひとは他人からなにも得ようと思わないなら、全く違った目で彼らを見ることができ、およそそのような場合にのみ、人間を正しく判断することができる。
「第二部」
八月十一日
人びとを愛することができなければ、彼らを恐れざるをえない。人びとにたいしては無関心でいることはできないし、彼らから全く離れるわけにもいかないからである。
八月十四日
あまりに多すぎる休息は、少なすぎるのと同じように、ひとを疲れさせるものである。
…といった具合…。

つまり、毎日就寝前に少しずつ読む、という体裁となっているのです。
上記の文はその中でも短いほうですが、長いものでも1ページ分くらいといったところでしょうか。

聖書がその土台となっていますので、私もそうですが門外漢には少し難しく感じる箇所があったり、また、肯定しかねる部分もあるかもしれません。
(特に、私の価値観とはちょっと違うかな、という箇所はかなりあります)

しかし、(眠れない日に限らず)毎晩、こうした文章に数行触れてから眠りに入る、ということはいいことかもしれません。

もしかしたらこれによって、あれこれと思索してしまい、かえって眠れなくなってしまうでしょうか。
或いは、難しい内容の日など、すぐに眠くなってしまうでしょうか。

参考までに、「幸せとは?」という問いに対するヒルティの言葉は以下のとおりです。
「夜、ベッドに就くとき、朝、起きるのが楽しみな人」
(この言葉は、この本には載っていなかったと思いますが…)


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*追伸
「自分のコトバを、世の中に解き放ちたい!」と思っている方って、どのくらいいらっしゃるのでしょうか?
そんな方のための「企画」を考えております。
固まり次第、近日お伝えしたく思いますので、しばらくご注目下さい。
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ザ・ビートルズ「ザ・ビートルズ」

2005-02-18 | 価値観の基(もと)
ザ・ビートルズ
ザ・ビートルズ
東芝EMI

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「音楽界の3大B」というコトバがあります。
「バッハ」「ベートーベン」「ブラームス」のことですが、私にとっての「3大B」となると、
「バッハ」「ビートルズ」「ビリージョエル」ということになります。

小学生の頃、偶然聴いた「イエスタディ」と「レット・イット・ビー」。
もの凄い衝撃を受けました。
「こんな音楽がこの世にあったのか」と…。

これはあくまで私個人の概念ですが、私は「ビートルズの曲が好き」とは言いますが、「ビートルズのファン」だとは言いません。というより、言えません。
それは、その時代を共に生きていないということをある意味「負い目」に感じているからなのかもしれません。
そのために一歩引いてしまい、「ファン」というコトバを使うことに抵抗があるのかもしれない…。
(そんなことを言ってしまえば、この世に「モーツァルトのファン」などいない、ということになってしまいますが)

「今、この世の中に表現されている音楽というものは、既に、全てこのアルバムにおいて、可能性という形により体現されてしまっている。」
と言ってしまっては言い過ぎでしょうか。

ハードなロックや前衛的な楽曲など、「ビートルズ以降」にも様々なジャンルの曲が誕生しましたが、その根源ともいうべきものは全てこの「アルバム」において既に試されているものである…。
個人的には、そんな感じがします。

昨今の曲を聴いて、ビートルズを聴いた時ほどの感銘を受けないのは、単に感受性が衰えてしまったということだけが理由ではないように思うのですが…。

…いや、やはり感性が鈍くなってしまったのかな…?


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ロバート・キヨサキ「金持ち父さん貧乏父さん」

2005-02-11 | 価値観の基(もと)
金持ち父さん貧乏父さん

筑摩書房

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この本、既にお読みになっている方も多いことと思いますが、ここで紹介することに、或いは違和感がありますでしょうか?

私自身、お金はものすごく欲しいです。
しかも、いわゆる一般的な水準よりも多く…。

しかし、(今現在の貨幣価値として)何億円もの年収はいらないし、それが生きてゆく上での優先順位の最上位にくることもない、ということです。
(とは言うものの、もしも私が1億円に近い年収を得るようになったとしたら、「もっと欲しい」と思うようになるかもしれませんけど…)

この本の冒頭に書かれている「ラットレース」という状態。
これこそまさしく今の自分の姿だと思いました。
そして、この本を読み終え、私は「革命的な」衝撃を受けました。

現在は正に激動の最中(さなか)…。
「お金」に対する考え方も、大きく変わろうとしています。
そして、貧富の差はますます激しくなるものと思われます。

「勝ち組」「負け組」という概念は個人的には不必要だと考えますが、幸せな生活を営むためには、ある程度以上の「お金」は必要不可欠であると思います。

この本のとおりに実践するかどうかはともかく、この本で述べられている「考え方」は、これからの時代を生きてゆく上において、知っておくべき「知識」ではないかと考えます。

自分が、裕福な人たちの「エサ」にならないための、「自己防衛」という意味においても…。

しかし、あくまで「自分自身」だけは見失わないように、「自己実現を果たすための考え方の1つ」という位置付けにしたいものです。




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クイーン「ジャズ」

2005-02-04 | 価値観の基(もと)
ジャズ
クイーン
東芝EMI

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この「アルバム」には、「セブン・デイズ」「ドリーマーズ・ボール」という曲が収録されています。
そして、これはあくまで私個人レベルでの話なのですが、これらの曲には、ある「ジンクス」があるのです。

それは、
「恋が成就する」ということ…。

例えば、意中の人を目の前にしている時や、その人のことを考えている時など。
これらの曲のメロディが自然に浮かんでくると、不思議とかなりの確率で、その人との恋が成就するのです。

また、「自然に」ではなく「意識して」メロディを思い浮かべても、そこそこ効果があるようです。

因みにこの時、「シカゴ」のラヴ・バラードだとか、「ベイ・シティ・ローラーズ」だとかのメロディが浮かんできてしまうと、なぜかたいていダメです…。

どうしてなのかは分かりませんが、勝手な自己分析では、
「これらのメロディが思い浮かぶような精神状態でいるということ」
が、プラスに作用するのではないかと推測しています。
ただ、それが「どんな精神状態」なのかは分かりませんが…。

もしかしたら、甘いバラードなどが浮かんできてしまう時は、恋によって自分を少し見失ってしまっているのかもしれません。
或いは、意識過剰に過ぎる状態であるとか…。

ただし、お断りしておきますが、これらの曲の「効果」のほどにつきましては保証致しかねますので、念のため…。

(もちろん、ジンクスとかいう話を抜きにしても、このアルバムはとてもいいです。)




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サン・テグジュペリ「人間の土地」

2005-01-28 | 価値観の基(もと)
人間の土地

新潮社

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私は基本的に「この本を読んでごらんよ」などと、人に薦めることはしない主義です。
人それぞれに価値観が異なるわけでもあり、やはり、その人の「心の触手」が自然と捜し求める本を読むべきではなかろうか、などと思ったりします。
またそうでなければ、真にその人の心理の奥深くまで「本のエッセンス」が浸透しないのではないかとも思います。

しかし、この本だけは、機会がありましたらぜひご一読されることをお薦めします。
(既にお読みになった方々も多くいらっしゃることと思います)

私自身、サン・テグジュペリについてはこれ以前に「夜間飛行」という本を読んでおり、その「カッコよさ」に惹かれておりました。
(子供の頃には「星の王子さま」も読んでおりますが)

「人間の土地」についても最初は「カッコよさ」を求めて読み始めたのですが、読み進むにつれ、自然自然と「人はどのように生きるべきなのか?」ということについて、深く意識するようになってゆきました。

「成功」だとか「ミリオネア」だとかいうコトバが多く飛び交う今の世の中。
だからこそ、昨今あまり見かけなくなったこうした価値観を再認識してみるのもよいかと考えます。

「人」にはそれよりもっと深い部分…「本質」ともいうべきものが存在するように思えます。
「成功」「夢の実現」「金持ち」等のコトバに食傷気味のあなたには良質な書物となることでしょう。




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