幸せについての考察 【桐棺三寸】

桐鳳柳雨が贈る、幸せについての考察。
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高校野球について

2006-08-22 | 日記 Ⅰ
中学時分まで大好きだった高校野球ですが、高校進学を境に興味を失ってしま
いました。
あえてその理由を考えてみると、3つあるようです。

東東京に属するわが母校野球部は、予選が行われる神宮球場の電光掲示板に自
分の名前がのったということだけで喜ぶほどの弱小校だったのですが、その部
員たち。
普段は、開襟シャツにダボダボのズボンという出で立ちでタバコなどふかして
いるのですが、予選で球場に向かうときになると「純朴な高校生です」といっ
たファッションに変貌していました。
そこに、高校野球の真の姿を見たような気がしたということが、まず1つ。

次に、TV中継など。
例えば、9回裏2アウトといった場面になると、負けている側のスタンドで泣
きながら手を合わせている女子学生の姿を映すなどして「感情を強要されてい
る」ように思えたことが、2つめ。
「この場面を観て、泣こうが笑おうが感動しようが俺の自由だろ!?」などと
思ったものでした。

そして最後に、同年代の選手がキャーキャー騒がれていることに対する嫉妬。
前回の早実快進撃の立役者・荒木大輔投手などは、その典型でした。

そうした理由から久しく高校野球から遠ざかっていたのですが、今大会につい
て、新聞紙上等で劇的な試合が繰り広げられていることを知り、昨日の決勝戦
はTVでところどころ観戦しました。

高校生の体格・技術の向上にまずびっくりしました。
以前は飛び抜けた選手が数名といった感じでしたが、今では全員が、30年く
らい前の「一般的な」プロ選手のようです。
そしてもちろん、試合自体もなかなか素晴らしいものでした。

斎藤、田中両投手の投げ合い。
そして、「絶対に負けない!」という選手たちの気迫。

今後は変な意識を拭い去り、スポーツの1ジャンルとして純粋に楽しんでみて
もいいかな、などと思いました。
ただし、「感情の押し付け」だけは相変わらずゴメンですが。


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亀田選手の試合について

2006-08-04 | 日記 Ⅰ
対戦相手を選ぶなどしてカネの稼げる選手を創り上げることや、ある程度のホームタウン・ディシジョンがあったりすることは、まあいいでしょう。

しかし、亀田選手目当てに初めてボクシングに触れる人たちが、対戦相手の巧みな技術などといったボクシングの魅力に気づく機会を与えられることもなく、「ボクシングってこういうものなんだ」と思ってしまうとしたならば、残念でなりません。

こうなったら亀田選手には、「こんな形でベルト得るのは不本意!」と、一度タイトルを返上してもらって、あらためて大晦日に「誰もが納得する形での世界奪取を」と銘打って興行したほうが、印象としても視聴率としても良いのではないでしょうか。

ただ、既に本人が「手元にベルトがあるからな」と言ったり、身内が祝福したりしているようですので、今更そんなことをしたら余計に滑稽かもしれませんが。

元々、素質も根性も華もある選手ですから、目先のカネ儲けに走らずじっくり育成してくれたならと、悔やまれます。

ちなみに、既にご案内かもしれませんが、ボクシングの採点基準について。
優先順位の第1位が、「有効なクリーンヒット」。
これで優劣がつけば以下の基準は考慮されませんが、優劣つけ難い場合には、以下同じように、
第2位が、「加撃を伴う攻勢」
第3位が、「攻撃につなげるための防御技術」
第4位が、「リング・ジェネラルシップ」
と、なります。
これを、各ラウンド独立したものとして、極力優劣をつけるように採点します。


以下、更に蛇足です。(一人でも共感していただける人がいたら嬉しいです)
・「亀田選手」というと個人的には、アーロン・プライアーからダウンを奪った亀田昭雄選手をイメージしてしまいます
・こんなことならその昔、2度もドロー判定に泣かされた、同じTBS系列で放送していた村田英次郎選手をこそ、判定勝ちにしてあげてほしかったです。


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