いわゆる「AV(という呼称は古いのでしょうか)」、男女交合の様子を詳細に撮影した映像のことについてです。
その方面の欲求を満たそうとすることよりも面倒くささが先に立ってしまうような年代の男性には「一服の回春剤」ともなるかと思いますが、生身の女性を知らない男に与えてしまうのはいかがなものか、と考えます。
映像の場合は「視聴者がいかに興奮するか」をその意識の対象としておりますが、「実戦」において意識すべきは、「実際に対している相手がどうなのか」ということになるかと思います。
そのため、映像に登場する男優よろしく技巧を駆使し、女性を乱れさせることを良しとする「カン違い男」も増えてしまうのではないでしょうか。
しかも、日頃「ジコチュー」ぎみの女性でも、なぜかそういう時になると「サービス精神」を発揮して「過剰な演技」をしてくれるもの…。
そのため尚更軌道の修正がきかず、「知らぬは己ばかりなり」ということになってしまうのではないでしょうか。
(このあたり、自嘲も含め…)
また「女性との接触」はもちろんそれが全てではなく、そのような行為は当然のことながら、多種多様にわたるコミュニケーションの、ほんの一部分に過ぎないものです。
しかし、自我が確立する前にこの手の刺激を受け過ぎると、「そのためのみの対象」という価値観が過剰に形成されてしまう危険性があるように思います。
かといって、若い男に「オンナのハダカを見るな」といっても、それはムリというもの…。
始めから終わりまで、そして「細部」に及ぶまでを詳細に表現した映像ではなく、アブノーマルでない、自分の想像力を充分に掻き立てられるような、そんな対象を相手として「孤軍奮闘」してもらいたいものです。
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最後までお目通しいただき、ありがとうございます。
あなたに、良いことがいっぱいありますよう…
明日もまた、お会いできたら嬉しく思います。