幸せについての考察 【桐棺三寸】

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マルキ・ド・サド「ソドム百二十日」

2005-05-09 | 価値観の基(もと)
ソドム百二十日

河出書房新社

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中学の時の国語の先生は、大学を卒業したばかりのうら若き女教師でした。
そして、その先生の授業で、毎週1回「読書の時間」というのがありました。
読みたい候補の本を数冊列挙し、その中から先生に選んでもらい、それを読み、感想文を提出するというものです。

「普通の」中学生なら、「夏目漱石」とか「ヘミングウェイ」とかいったところなのでしょうが、私の列挙した本は、
「幽霊座 横溝正史」
「ソドム百二十日 マルキ・ド・サド」
といったようなものでした。

当然先生は困惑し、「どれでも好きなものを読みなさい」という返答になってしまうこととなります。
といっても、さすがに「ソドム百二十日」を読んで感想を提出するという度胸はありませんでしたが…。

こういった、先生を困らせるような行為…。
自分では気付いていませんでしたが、今から思うと淡い恋心のようなものを抱いていたのでしょうか。

それにしても、中学生で「マルキ・ド・サド」という感性とは…?

この本の内容については、あえて触れません。
また、このカテゴリーの趣旨は「私の価値観の基(もと)」というものですが、この本からは、ある意味での「衝撃」は受けたものの、私の価値観の基となったとは言えないかもしれません。
子供から大人になる過程における、「想い出の一つ」というところでしょうか。


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2 コメント

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 (ぱんだ)
2005-05-09 06:41:33
おはようございます!

なかなかな中学生ですね(笑)

中学時代はほとんど本よみませんでしたね~

本に目覚めたのはそれよりずっと後。

楽しい読書も勉強も高校までは知ることが

できなかったな~

応援クリックしときましたよ!

いつも有難う!
返信する
ぱんださん、ようこそ (桐鳳柳雨)
2005-05-09 08:17:15
私は逆に、中学生くらいまではかなり読んでいたのですが、それ以降は興味はありながらもあまり読まなくなってしまいました。

興味の対象が増えたということなのでしょうか。

今でも、読みたい本はいっぱいあるのですが…。

思い通りに読めていないのが現状です。



いつもありがとうございます。
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