水の循環

地球にある水は、地球が出来た時から循環しているそうです。

約40億年前、原始地球を取り巻くガスの雲の下で水蒸気が凝縮して
形成され、その時に出来た総水量は現在の総水量とほぼ同程度と
言われております。

その理由としては、宇宙空間との間で水の出入りはほとんど無く、
固体（氷）、液体（水）、気体（水蒸気）の3つの状態に姿を
変えながら循環しています。

もし水蒸気から雲になること無く、地上に戻ってこないとすれば、
海は1年で約1メートルずつ浅くなり、3200年ほどで干上がって
しまうらしいです。

我々が接している水は、気の遠くなるような昔から地球上に存在し、
果てしない循環を幾度となく繰り返して、巡り巡ってきたものです。

今飲んでいる水に含まれている水分子には、遥か昔に地球が形成
された時の水や、恐竜が生きていた頃の水、祖先を潤わせてくれた
水の分子が含まれているかもしれません。