ニュースの疑問

日々のニュースの中で、疑問を感じたことを、分析して、裏側をえぐり、真実を探っていく。

臓器移植治療

2009年04月20日 | Weblog
 脳死による、臓器移植治療がいっこうに進まない。というニュースですが、これは、けっきょく、命を金で買う医療です。

 子供の心臓移植は、国内ではできないので、外国で、ということになると、億という金額になる。
 
 大人の国内での移植は、それ自体は1000万円(手術代の自己負担分は300万円)ほど。その前後の費用の合計で2000~2500万円。その後も毎年、200~300万円かかる。
 お金持ちでないと受けられません。進まないのはあたりまえのことですね。

 摘出料、運搬費、手術代、斡旋料。健康保険でまかなうと、保険会計の赤字がふくれあがってしまいます。

 適合するドナーも少ないので、受けられる人は少数。ほとんどの人は、あきらめている。

 現在のところ、チャンスの平等性もないし、課題が多すぎます。心臓だけに限って言えば、人工心臓が完成するまでの、過渡期医療という位置づけでいいのかな。

 医療の側からは、技術の進歩による濃厚医療、高価な機器類の導入。医療費が高くなるのは当たり前。という言葉しか聞こえてきません。
 他の業界では、コストを下げて値下げ、というのはあたりまえのことですが、医療の世界では無縁のことなんでしょうか。


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5 コメント

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とりあえず (まぁまぁ)
2009-04-20 19:14:58
現状では、
臓器移植が進まないのは、
ただ単にドナー不足。
片やレシピエント候補は山のようにいます。
現状では、
レシピエントにとってお金がかかるという理由は、現在移植医療が進まない理由としては根本的ではないでしょう。
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永田忠則 (管理人)
2009-04-20 20:30:19
だから、なぜドナーが不足するかというと、一般庶民が金持ちのために、無償で臓器を提供するためにドナーカードを持ち歩くということなどやりたくないからでしょう。
ストレートに言ってしまえば、そういうことではないでしょうか。
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いや・・・ (まぁまぁ)
2009-04-20 20:48:37
ドナー不足の原因は、
1.日本人は遺体を傷つけたりすることに伝統的に抵抗があること。
2.救急現場に臓器提供に割く余力が無いこと。
でしょう。

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永田忠則 (管理人)
2009-04-21 00:57:24
コメントありがとうございます。2006年から、移植に保険が適用されていることを知りませんでした。国内であれば、個人負担は、金持ちだけの医療とは言えない数字になっているということですね。
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そういうことです (まぁまぁ)
2009-04-21 20:23:24
言いたかったのは。
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