ニュースの疑問

日々のニュースの中で、疑問を感じたことを、分析して、裏側をえぐり、真実を探っていく。

頭のいいやつが、自分に有利なシステムを作る

2008年06月16日 | Weblog
 タイトルを別の言葉て゜表現すると、
「憲法、法律、条令、あるいは、道徳。権力を握ったものが、自分に都合のよいことを決めたものが、ルールである。」

 これは、現在の状況だけを言っているのではなく、過去の歴史の中に、次々と登場している。

 豊臣秀吉。立身出世の夢物語のように語られることもある。アメリカの「丸太小屋から、大統領。」と同じように。

 秀吉は、自分がトップに立つと、同じような人物が現れることを避けるため、刀狩をして、農民から武器を取り上げ、身分制度から、流動的な要素を排除して、農民の子は農民にしかなれない、という確定的な制度にした。

 同じことは、内助の功という美談として取り上げられる、「一豊の妻」の山内一豊。彼も、土佐藩主となってからは、武士の中にまで、上士、郷士という身分制度を導入して、自分とその子孫の既得権益を守るシステムを作った。

 武士という支配階級だけではありません。家元制度と呼ばれるもの。茶道、華道、舞踊、歌舞伎、等。
 一子相伝という言葉があるように、家元の子が、既得権益の全てを相続するシステムをつくりあげたのです。
 
 茶道とか華道は、ねずみ講、あるいはマルチ商法に似たピラミッド型の、末端から全ての利益を吸い上げるシステムと言える。これは、トップに立つ者にとって、ひじょうにおいしいシステムです。
 
 歌舞伎役者の子に生まれないと、歌舞伎役者になれない。昔は、河原乞食と呼称されていたものが、長い歴史の中で、富と権力を手に入れて、その既得権益を守るために作り上げたシステムです。

 現代では、国政の政治家、二世議員の多いことを見ればわかるように、
「政治とは、おいしい仕事。」なのです。


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