ニュースの疑問

日々のニュースの中で、疑問を感じたことを、分析して、裏側をえぐり、真実を探っていく。

原子炉建屋を特殊シートで遮蔽 政府、福島原発事故で

2011年04月04日 | Weblog
政府は東京電力福島第1原発事故で、原子炉建屋を特殊シートで遮蔽する工事を行う方針を固め、東電に可否を検討するよう指示した。複数の政府関係者が3日、明らかにした。議論の過程で原子力専門家は「放射性物質の拡散を抑える効果は限定的で、リスクの方が大きい」と反対したが、政治判断で押し切った。措置の是非をめぐり議論を呼びそうだ。関係者によると、特殊シートの使用は、細野豪志首相補佐官の下に設けられた原発対策チームのうち、馬淵澄夫首相補佐官らが率いるチームで議論。高さ約45メートルの建屋の周りに骨組みを建ててシートを張り巡らせ、内部に観測機器を設置する構想で、ゼネコンが提案したという。1〜4号機すべてで実行した場合、1〜2カ月の工期で費用は約800億円と見積もられている。
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シートをかぶせるだけで 800億円とは とんでもないぶったくりです。

政治家とは 政治をする人ではない ただのビジネスマン 

国家予算からいかにかすめとるか その方法を考える人。

こんな 危機において どさくさまぎれに やっていますね。

ゼネコンといえば 政治家の錬金術の中でも 古典的な手法です。

この 800億円 という金額のうち どれだけ 政治家周辺の懐に入るんだろう。

これが有効かどうか そんなことは 問題ではないんです。

とにかく 予算を動かすこと。

動けば 取り込むことができる。

決して 国民のために税金をつかっているわけじゃない。

10%としたら 80億円。

80億円 手に入れるために 720億円捨てる。

そんなことが 平気でできるのが 日本の政治家 官僚なのです。


プルトニウムは安全

2011年04月04日 | Weblog
いつものことだけど テレビでは 相変わらず 

安全 と繰り返す コメンテーターが出演しています。

昨日のフジテレビでは 

プルトニウムについて とんでもないことを言ってた。

福島原発の周辺の土壌から プルトニウムが 検出された

「食塩でも 人が体内に取り込んだら

200gで死んじゃいますよ

プルトニウムの致死量は 32gなんです。

土壌から検出されたのは きわめて微量ですから

なんの影響もありません。」

この人は 問題をすりかえています。

この致死量というのは プルトニウムの 化学的毒性です。

放射能とは関係のないところで 化学的な毒性を持ってる

それを取り上げて そんなに 有害ではないと言ってる。

重金属というものは 毒性を持つことが多いのは 有名ですが

プルトニウムも 化学的毒性を持ち 

32gで 半数致死量になるのです。

それも 経口摂取の場合です。

粉末として 吸入摂取すると ミリグラムの単位になります。

当然のことながら 放射能としての毒性は無視した発言です。

こういう人ばかり起用するマスコミも 同じ穴のムジナ

そう考えるしかないですね。

プルトニウムは体に入ると 骨の組織などに定着します。

そうなると そこで放射線を出します。

Pu239の場合は アルファ崩壊です。

ヘリウム原子核と同じものが飛び出してくる。

それが アルファ線です。

質量が大きいので 遠くまで 飛んでいかないで

近くの物質に衝突します。

今 テレビで繰り返し言ってますね。 

紙一枚で防げます。 と

体の外にあれば 紙一枚で防げるのですが

中に入ると その紙がなくて 直接 体組織に影響を与える。

経口摂取では 骨に定着

骨組織は 入れ替わるのに 20年ほどかかります。

Pu239の半減期は長いので (2万4000年)

威力は減じることなく存在します。

そして 白血病などを引き起こすのです。

吸入では 肺にとどまり 肺がんをひきおこします。

32g以下なら安全だと言うのでしょうか。