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シャープ-5 経営権を掌握した 佐伯旭

2024-05-17 18:00:17 | 日本の企業・世界の企業、ビジネスマン、技術者

・シャープー4  『中興の祖』佐伯旭(さえきあきら)https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/c96c2265e2ad0cdaca015d4db4006cd7
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経営権を掌握した 佐伯旭

徳次は佐伯の商才を買っていました。 徳次は1947年、佐伯が29歳のときに取締役に引き上げ、1954年に常務、4年後の1958年に41歳の若さで専務に昇格させました。

佐伯は徳次にとって最も信頼できる腹心だったのです。 実は二人の関係が大きく変化する出来事がありました。 1950年の経営危機です。

1949年の初めから、連合国軍総司令部(GHQ)はインフレ対策として緊縮財政措置(ドッジ・ライン)を実施しました。

これでラジオが売れなくなり、給料は遅配、手元資金は底をつきました。

 

会社の資金繰りが急速に悪化し、追い込まれた徳次は資金捻出のために株を売却し、会社を清算する覚悟を固めました。

それを察知した佐伯が労働組合と銀行の間を奔走し、労組に200人強の自主退職を認め刺さました。 株を手放した徳次は会社にとって『創業者』として象徴的な存在となり、窮地を救った佐伯が実質的なトップになったのです。

 

1950年6月に勃発した朝鮮戦争の特需が、不況にあえぐ日本の産業界を救いました。 ラジオが売れ出し、業績は急回復しました。

1953年一月、シャープは白黒テレビの量産に日本のメーカーとして最初に着手しました。 徳次はラジオが普及し始めたばかりの1931年に、テレビの研究を始めていました。

これがやっと実を結んだのでした。 このときの白黒テレビ価格は、公務員の初任給が5400円だったのに対して、17万⑤000円。 まさに高嶺の花でした。

 

人々はプロ野球、大相撲、プロレスを観るために街頭テレビに群がりました。 1959年の皇太子陛下(現・上皇)と美智子妃のご成婚ブームもあって、テレビは爆発的に売れるようになりました。

白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫が『三種の神器』ともてはやされ、テレビは一家に一台の時代を迎えることになります。

1960年7月、東芝が国産初のカラーテレビを発売し、カラ-テレビの時代に移っていきます。

 

1958年、佐伯は専務に就きます。 徳次から経営を任され、実質的な社長となりました。 佐伯を後継者にした理由について徳次は 「戦後の倒産の危機という地獄を共に見てきたこと」を挙げています。

そのころ、徳次は経営への興味を失いつつありました。 視察と称して、三か月も娘の住江を連れて、米欧を回っています。

1957年に妻の琴が亡くなったことで、経営と一段と距離を置くようになりました。 佐伯は専務就任と同時に実質的な『社長代行』となり、経営の実験を掌握しました。

 

しかし、徳次が健在なうちは決して社長の椅子を要求せず、12年の間、ナンバー2の座に甘んじ続けます。

「下男が主人を追い越したのでは、世間からも謀反のそしりを受けるだろう。  機が熟する前に事を起こせば、徳次を慕っている古株の役員や従業員を敵に回す」 佐伯はじっと時を待ちました。

 

佐伯は、したたかでもあり、とても優秀な人物だったのです。

 

 

 

(関連情報)


・シャープ-1  創業者 早川徳次
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/18208c4d7876b9fcd0464ca596bb5b13

・シャープ-2  シャープペンシルの発明https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/eef30031fbb6e4a3341eea462d24a044

・シャープー3  大阪に移転https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/04fceb8b99dcb258e2b1cb572df1eb04

・シャープー4  『中興の祖』佐伯旭(さえきあきら)https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/c96c2265e2ad0cdaca015d4db4006cd7

・シャープー5  経営権を掌握した佐伯旭https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5f2c43e6cb8a536dd142fe0d14bca760

 

 


シャープ-4 『中興の祖』 佐伯旭(さえきあきら)

2024-05-17 16:06:52 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業

シャープー3  大阪に移転https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/04fceb8b99dcb258e2b1cb572df1eb04
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『中興の祖』と呼ばれた佐伯旭

成功した創業者には、信頼できるパートナーの存在があります。 本田技研の創業者、本田宗一郎と藤沢武夫、ソニーの創業者、井深大(いぶかまさる)と盛田昭夫(もりたあきお)の関係は有名です。

さらに、松下電器産業(現・パナソニック)の創業者、松下幸之助には高橋荒太郎(たかはしあらたろう)という銘番頭がいました。

 

シャープの創業者、早川徳次のパートナーは佐伯旭です。 佐伯は町工場を総合的なエレクトロニクスメーカーに育て、『中興の祖』と呼ばれました。

佐伯は傑出した経営者にもかかわらず、評伝らしき評伝は何も残っていません。 当然、取り上げられていい日本経済新聞の「私の履歴書」にも出てきません。

これは本人が断ったのだと思われます。 財界活動もほとんどしておらず、その素顔はベールに包まれています。

 

川端寛が『文藝春秋』(2015年7月号)に書いた「早川家vs佐伯家 シャープ二つの創業者『百年の恩讐』は、佐伯さんには自分の出自に対する強烈なコンプレックスがあった」とのシャープのOBの話を伝えています。

 

佐伯旭は、1917年(大正6年)、広島で生まれました。 幼い頃に良心に連れられて満州に渡りましたが、そこで両親と京大を亡くし、孤児になりました。

満州に来ていた早川金属工業研究所の専務に拾われました。 日本に連れ戻された幼い佐伯旭を引き取ったのが、シャープの創業者、早川徳次です。

 

大阪で再起を果たした後、徳次は会社で事務員をしていた琴と暮らすようになりましたが、事の意志入もあって入籍しておらず、子供にも恵まれませんでした。

関東大震災で二人の子供を失った徳次は、佐伯旭を我が子のように育てました。 佐伯は早川金属加工研究所に入社後、夜学の経理専門学校に通い経理を習得しました。

社長の早川に番頭として仕えた後、1970年に社長に就任しました。

これが一般的に伝えられている佐伯の毛歴です。 早川が早くから佐伯を後継者として育てたという『美談伝説』となっています。

 

川端寛は、関係者の話として、二人の関係はそんな単純なものではなかったと暴露しています。

徳次は晩年、外で知り合ったコトエという女性との間に女児を儲けました。 しかしコトエは子供を産んですぐに病気で亡くなります。 女児は早川家に引き取られました。

これが、早川家の長女・住江(社会福祉法人『育徳園』の前理事長)です。

 

結局は、本当の我が子がかわいいのでしょうか。 徳次が佐伯を我が子のように育てながらも、佐伯と住江に差をつけてしまうのです。

本来であれば、佐伯と住江は兄妹の関係になった筈ですが、佐伯は住江の『兄』としては扱われませんでした。

十四歳で早川金属工業研究所に働くようになるまで、佐伯の立場は『早川家の下男』だったのです。

 

徳次は晩年、社会福祉事業に力を入れました。 すでに紹介したように、徳次は幼少期義母から想像を絶する虐めを受けました。 

見るに見かねた同じ貧乏長屋に住む井上という目の不自由なおばあさんが、八歳の徳次の手を引いて奉公先に連れて行ったこともすでに紹介しました。

 

徳次は晩年になってからも、「そのときの温かかった手のぬくもりが忘れられない。 自分の生涯の門出は盲目の井上さんによって」開かれた」と語っています。

徳次は「事業の第一の目的は社会への奉仕」と言い切っています。井上という盲目の女性に対する感謝の気持ちが、徳次の奉仕と福祉の原点になっています。

 

1954年、共働き・身体障碍者家庭の子供を預かるために、『育徳園保育所』を開設しています。 徳次の死後は、実の娘の住江が、『社会福祉法人育徳園理事長』を務めました。

住江の息子が、早川誠次など、徳次の3人の孫たちです。 

 

この情報は、エレクトロニクス業界の人でも知っている人は多くないと思います。

 

 

(関連情報)


・シャープ-1  創業者 早川徳次
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/18208c4d7876b9fcd0464ca596bb5b13

・シャープ-2  シャープペンシルの発明https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/eef30031fbb6e4a3341eea462d24a044

・シャープー3  大阪に移転https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/04fceb8b99dcb258e2b1cb572df1eb04

・シャープー4  『中興の祖』佐伯旭(さえきあきら)https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/c96c2265e2ad0cdaca015d4db4006cd7

 

 


【タカオカ解説】プーチン大統領が訪中へ…5期目指導で初外遊 双方が“欲しいもの” ウラに「損得」感情も

2024-05-17 15:23:14 | NATO・ウクライナ・ロシア・中国・中東情勢

【タカオカ解説】プーチン大統領が訪中へ…5期目指導で初外遊 双方が“欲しいもの” ウラに「損得」感情も

https://www.youtube.com/watch?v=kw_92b-ULBw

 

 

 


訪中プーチン氏と習主席会談 露ウクライナ和平会議の適切な時期の開催「支持する」(2024年5月17日)

2024-05-17 15:20:29 | NATO・ウクライナ・ロシア・中国・中東情勢

訪中プーチン氏と習主席会談 露ウクライナ和平会議の適切な時期の開催「支持する」(2024年5月17日)
https://www.youtube.com/watch?v=Vo2jHiQCYpU


中ロ結託、米と異次元の対立 プーチン氏訪中で決定的に 本社コメンテーター 秋田浩之

2024-05-17 14:43:40 | NATO・ウクライナ・ロシア・中国・中東情勢



ロシアのプーチン大統領が16日に中国入りし、習近平(シー・ジンピン)中国国家主席と会談した。国際会議に合わせた会談を含めれば、両氏の顔合わせは40回以上にのぼり、珍しくはない。

だが、今回の訪中が世界にもたらす影響はかつてなく大きい。

現秩序を守ろうとする西側陣営(米国と米同盟国)、それを崩そうとする中ロの枢軸――。両陣営の対立が、後戻りできないほど深まったことを訪中は決定づけた。

 

怒るバイデン政権

両陣営を分かつ火種のうち、最も大きいのがロシアのウクライナ侵略だ。

ロシアは侵攻をやめず、中国は工作機械やドローン、衛星画像といった軍民両用品をロシアに流す。この点で、中国も侵略の"共犯"と、米国はみなす。

プーチン氏の訪中で、こうした中ロの戦時協力はさらに深まるだろう。

「産業とハイテク、宇宙と原子力の平和利用、人工知能、再生可能エネルギーなどで、より緊密な協力に努める」。プーチン氏は訪中前、中国国営の新華社に、こう意欲を語っている。

 

米政府高官によると、プーチン氏は23年以降、習氏に「戦力が足りない」と重ねて伝え、軍事支援を求めてきた。習氏は半ば応じ、殺傷兵器は出さない代わりに、軍民両用品の供与を増やし続けているという。

この問題は、いまに始まったことではない。ただウクライナ軍の劣勢が深まるにつれ、ロシア軍を間接的に支える中国に対し、バイデン政権の怒りがかつてなく強まっている。

 

中国にロシアへの軍事支援をやめさせなければ、ウクライナが敗北しかねない――。

複数の外交筋によると、業を煮やした米政権は4月以降、北大西洋条約機構(NATO)各国に水面下でこう訴え、対中圧力をさらに強めるよう求めてきた。

 



5月に会談したマクロン仏大統領(左)と習近平・中国国家主席=ロイター

 

これを受け、ショルツ独首相とマクロン仏大統領は、それぞれ4月半ばと5月上旬に習氏と会談した際、軍民両用品の対ロ輸出を止めるよう、強く迫った。習氏は厳しく輸出を管理すると請け合ったが、「停止」までは確約しなかった。

こうした現状の表面だけみれば、西側陣営と中ロ陣営の対立に、新たな火種が加わったにすぎないように映る。しかし、これまでの経済・安保の懸案よりも、この問題がもたらす影響ははるかに大きい。とりわけ、すでに冷戦状態にある米中の確執を、異次元の領域に引き込むだろう。

 

対立の3段階

米中はこれまで、3つの段階をたどって対立を深めてきた。第1段階はオバマ政権の2期目途中(10年代後半)から、トランプ政権3年目(20年1月)までだ。

そこで問題になったのは、中国によるサイバースパイや国家主導のハイテク育成、東・南シナ海・台湾海峡での軍拡などだ。

 

ところが、20年に新型コロナウイルスの感染が広がると、対立は第2段階に進む。新型コロナは100万人超の米国人の命を奪った。感染の爆発を招いた中国共産党の体質に米国が憤り、「政治体制」の争いに火が付いた。

そして対立はいま、異次元の第3段階を迎えている。米国はロシアを「現秩序の破壊者」とみなし、ウクライナで軍事的に敗北させようとしている。

 

中国は米国主導の現秩序こそ崩されるべきだと考え、ロシアに軍事支援を注ぐ。米側からみれば、「敵の味方は敵」という帰結になり、米中は敵国関係に近づいてしまう。

 

 



米中対立の原因が海洋やハイテクといった個別問題なら、交渉で折り合うことも無理ではない。しかし衝突の原因が、全く相いれない世界秩序観だとすれば、妥協点をみつけるのは至難の業だ。

 

米中とも強硬論に傾く

相互不信の連鎖により、米中の冷戦は今後、さらに深まるだろう。11月の米大統領選に向け、米国内では対中論議が一層、険しくなっている。

そんな空気を象徴する論文が、米外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」の最新号にのった。トランプ前政権のポッティンジャー元大統領副補佐官とギャラガー前下院議員(共和党)による共同論文だ。

米国は米中競争の管理ではなく、勝利をめざすべきだと訴え、共産党体制に格段と強い圧力をかけるよう提言した。ポッティンジャー氏は本紙との5月上旬のインタビューでも、同様の政策を呼びかけている。

一方、中国側も対米強硬のレールを突き進んでいる。プーチン氏は中国の対米不信をさらにたきつけようと、陰謀論めいた米国悪玉説を習氏に吹き込んできた。

 

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<picture class="picture_p166dhyf">握手するロシアのプーチン大統領(左)と中国の習近平国家主席(16日、北京)=AP</picture>


「米国は中国の共産党体制をひっくり返すつもりだ。いま香港で起きていることを見れば、
明らかではないか」。西側の中国専門家によれば、香港で反中デモが吹き荒れた19〜20年、
プーチン氏は習氏にしきりにこう説いた。

今回の訪中でも、似たような会話が交わされたに違いない。

米中対立の深まりは、世界各国にも新たな対応を迫る。特に、日韓やオーストラリア、カナダ、
欧州といった米同盟国は、サプライチェーンの再構築や安保協力の強化に向け、米国とより密に
対中政策をすり合わせる必要がある。

そのうえで、米中冷戦がエスカレートし、意図せぬ戦争が起きることがないよう、危機管理の努力
もより大事になる。米中の冷戦が熱戦に転じてしまったら、みなが敗者になりかねない。

より大事になる。米中の冷戦が熱戦に転じてしまったら、みなが敗者になりかねない。

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秋田 浩之

長年、外交・安全保障を取材してきた。東京を拠点に北京とワシントンの駐在経験も。
国際情勢の分析、論評コラムなどで2018年度ボーン・上田記念国際記者賞。
著書に「暗流 米中日外交三国志」「乱流 米中日安全保障三国志」。

 
 
 
日経記事2024.05.17より引用
 
 
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(参考)

・ロシアを圧倒するNATOの軍事力と最新兵器
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3a3c70f97792ac9ea6d01261d7a58005

・【RPE】プーチンは24年でどう変わってきたか?
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ed430315fe0080e99105ba57d46a5181

・ウラジミール・プーチンの幼少期【幼少期に子供への愛情は必要】
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b4f50f51a28ebc142e6d17a43cad1534

 

・ロスチャイルド財閥-111 国際金融財閥の序列https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/af41696ec05203f68b46d63b897e9b3d

・ロスチャイルド財閥-215 ロスチャイルド当主 ANAホテル(赤坂)プライベート会合https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/15e42c79348485224e0b9ae63ca899e4

・ロスチャイルド財閥ー224 Black Rock と親会社 Black Stone、そしてワシントンコンセンサス
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/9e5f232ed05a223f6fabc318428554b7

・Bloomberg ブラックロックCEO、現代金融理論を支持せず-「くず」と一蹴
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f8723862229429fc9507648b3cfd56e2

・アホの一つ覚えのMMT信者
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/edfec0faeef39871e87a42779cd369b4


・首相、米ブラックストーンCEOと面会 「金融を改革
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/8a6cb9549311ed01d320bd509d131d3e