一年の過ぎるのは本当に早いです。
ちょうど一年前の今頃。
朝届いた一通の葉書に、私は恐れ戦いていました。
それは乳癌検診の結果を記したもので、郵便受けの新聞と一緒に入っていました。
隔年とはいえ、必ず受診していて、異常なしだとばかり思って開けた葉書の“再検査”の文字に、ショックは大きい。
青天の霹靂、頭が真っ白、ええええええーー。
連絡先の対癌協会に電話してみると、係の女の人は優しく応えてくれました。
彼女達にとっては日常の事でも、こちら側は大きなショックを受けているのを十分理解してくれている。
「右のおっぱいの下の方に影が見つかったようです。年末も押し迫っていますから、年明けにお近くの病院で再検査を受けて下さい」と言う。
実は数ヶ月前から右おっぱいの脇が吊る様な感じがあり違和感を抱いていました。
我が家は母も妹も乳癌手術を受けていて、遺伝的要素が高いのが乳癌だというし、それが“右おっぱい”と言われ自分は乳癌だと確信したのでした。
(後になって右おっぱいが吊るのは、5月からのジム通いで筋トレの所為ではないかと思う、多分。)
年末年始、旅先の神社仏閣を見つけてはお参りし、小心者には長い時間でした。
最悪の事態を考え、まだ元気なうちに中央アフリカ旅行に行こうとか、孫の顔が見れないかもしれないなんて今考えると、笑い話です。
あれから一年。お参りの甲斐あってか、マンモとエコーの再検査で異常なしの診断を受け、一年経つのはなんて早いんだろう、と思う今日この頃です。
(画像はお参りした鎌倉の大仏)