イギリス旅行最終章

ウィンザー城見学を終え、余裕で三越デパートまで戻って来ると、添乗員さんが４時を過ぎても迎えに来ません。

実はバッキンガム宮殿見学に行った、四国から５人で参加した中の女性のパスポートが盗まれてしまったそうです。

その女性は娘を同伴して、同級生と参加したそうで、初めはお母さんのパスポートが盗まれた思っていたら、何処で入れ違ったのか、実は娘さんのパスポートが盗まれてしまったそうだ。
何度もツァーに参加して来ましたが、自分は勿論、他の人もパスポートが盗まれたとか、失くしたという事態に、遭遇した事がありません。

お気の毒でしたが、ヒースロー空港で、娘さんはショックで座り込み、お母さんも責任で目眩がして、結局お二人でロンドンに残る事になりました。
運悪く日曜日だった為、大使館が休みだったのです。
彼女達には、最低６０万円の出費が課せられるという。
今更ながら、如何にパスポートが大事かを思い知らされました。


韓国仁川空港に着いて、食事をしたり、買い物をしたりして６時間の乗り継ぎ時間を過ごすと、私達の乗る飛行機が、今度は乗り継ぎの飛行機を待つ為、３０分遅れると言う。
私達は最終の成田エクスプレスに乗らないと、東京駅からの深夜バスに間に合いません。
大韓航空の職員にその由を話して貰いましたが、３０分は取り戻せるので大丈夫との事。

成田エクスプレスの発車まで、到着時間から５０分しかありませんから、最悪泊まる事になるかも知れないと、皆覚悟はしていましたが、なるべくなら切符を無駄にせず、宮城に帰りたいと思っていました。

結局、飛行機は３０分遅れで成田に到着。
一人のスーツケースが中々出てこず、成田エクスプレスに間に合いませんでした。
添乗員さんが「あとは、大韓航空と交渉して下さい」と言う。（エッ交渉できるの？）

そこからが、我が友人ネゴシエーターの腕の見せ所でした。

成田から東京駅まで２台のタクシーに乗り、私達は深夜バスに間に合いました。
タクシー代は６万円弱。
頂いた名刺に電話をかけ、驚異の粘りのネゴシエイトで、全額出して頂く事になりました
（実際、旅行保険では、遅延は６時間以上遅れないと、対象にはならないそうだ）

これでイギリス旅行記を終わります