レイン プロスタッフブログ

REINプロスタッフによる釣行レポート、製品紹介など。

100‘s(ハンドレッズ)の牛久沼トーナメントレポート~谷口 秦氏~

2009-05-19 | フィールドレポート牛久沼

我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。

Vol.3
牛久沼たまやトーナメント本年度第2回大会は暴風雨の中開催された。暴風雨にトーナメントを行ったとあってはたまやの常識が疑われる。今回は開始時風速8m以上の場合は中止との事前連絡があった。試合当日、東京在住の私は朝4時起床。コーヒーを沸かしながらNHKデータ放送を見る。とりあえず警報は出ていないようなのでエンジンをスタートさせた。雨は結構降っている。首都高速を抜けそろそろ常磐道というところでメールが鳴った・・・やはり中止か・・・料金所の脇に車を停めメールを確認する。ところが予想に反し「本日開催します」とのこと。これで迷いはなくなった。ハンドルは一路牛久沼へ。
2009年5月17日(日)スタート時の水温19℃、南の風強し。6時半スタート。

この半月ほどの様子ではポストスポーンの元気のないバスは葦につきテキサス、ノーシンカーで攻めるのが定番で今のところ引き物はイマイチか?しかし本日は「釣りには」まずまずの天候だしローライトでバスは広く散っているかも、風が強くなりそうだからとりあえずはスピナーベイトか?などと考えつつまずは得意の稲荷川河口へ・・・ところが南風が強くなると危険とのことで禁止エリアとなってしまった。いっきなりの作戦変更である。こんな時頼りになる副会長が昨日のプラで通称まさるワンドが水色が良かったと教えてくれた。なんの根拠もないが、副会長の言うことは私にとってブッダの教えも同様、なんの迷いもなく船首を向けた。まさるワンドは東谷田川上流右岸の広大なワンドで上流側にブレークを持つ有名ポイントである。到着すると雨は強いが風は弱い。レインズ フォーリンシュリンプのノーシンカーで葦を撃つ。天候から考えてバスは葦の先に出ていると思われ、あえて奥を狙わずテンポ良く撃って行く・・・ゴゴゴッというアタリ!あわせるもすっぽ抜けてフォーリンシュリンプがダンゴになっていた。残念だが幸先は良い、本日はここがキーポイントになりそうな気がする。しばらく粘ったがそれっきりあたりはなくポイントを休ませるために移動。上流塚本ボート付近の葦を攻めるが、このころには風がかなり強くなってきた。レインズリングクローテキサスとスピナーベイトをローテーションさせながら下流方向へ向かう。上流左岸百本杭付近の葦と水門を攻めるも無反応。まさるワンドへ入りたいがいつ見ても4~5隻のボートが見える。時間はすでに11時、かなり迷ったがラストをまさるワンドに賭けようと考えた。風向きのためか幾分風は弱い。フォーリンシュリンプノーシンカーで葦を撃つ。しかしいくら風が弱いといっても午前中とは比べ物にならない。そこでフォーリンシュリンプの中心付近にネイルシンカーを挿入し重量を増し釣りやすくした。しかし水平フォールは保たれ、私に言わせればシンカー入りノーシンカー・・スーパーノーシンカーである。それにしてもどんどん風は強くなり倒れた葦で撃つべき水面が極端に減ってしまった。さすがの牛久常連たちもボチボチ引き上げを始めた。まさるワンドに最後まで残ったのは私だった。たいていのポイントはテキサスやノーシンカーで撃ちつくされている。最後の手段としてこの強風のなか手にしたのはアンダーショット。レインズ4インチリングシュリンプにシンカーは重めの7gタングステン。パラ葦の間に落としてシェイクーステイのSS作戦である。

たまや桟橋方向へ向かいながら強風に苦労しつつ葦を撃つ。まさるワンド下流側のパラ葦にリングシュリンプを入れた。風で葦が激しく動くため3-4回に1回入れば良いほうである。

軽くシェイクしピックアップしようとしたらロッドが動かない。また葦か・・・その直後ラインが動き出した。バスだ!!ラインは6lb、葦の中を走り回られハラハラである。上手い具合に風がボートを沖へと導く。バスも徐々に葦から離れた。やった!これならこっちのもんだ。ネットを構えランディングしようとした時初めてみたバスの大きさにビビッた。オタオタしながらすくったバスは43cm, 1420gの良型だった。

釣れたのは11時半、この後さらに風が強くなり1時間早く中止となった。トーナメントは成立したためこの魚のおかげで私は6位に入賞できた。困ったときのリングシュリンプということか。

全体の成績としては出場38名中ウェイインは11名。天候的には良いはずだがさすがに風雨が強すぎたということだろう。しかし魚は本当に良い!優勝の田中選手は東谷田川上流吉野家ボート対岸の広いワンドの奥のシャローをノーシンカーで攻め、ナント!ナント!!3匹で3260gのダントツ優勝であった。

ビッグフィッシュは吉田選手の48cm!しかし、47.5cmが2匹も軽量されていたのだ。

総括としては、ポストスポーンの低活性バスが徐々に改善している状態。天候しだいでは活性も良くなる。テキサスやノーシンカーで葦を狙っていくが、天気が曇り、雨、なら引き物も有効かもしれない。最も重要なことは釣れればデカイです。ちなみに私はライン16lbを基本としています。
次回牛久沼たまやトーナメントは6月18日(木)の平日大会。21日(日)の休日大会。さらに今月は6月7日のペア大会も行われます(たまやボートHP参照)。運が良ければ会長副会長の超高齢ペア「ハンドレッズ」にも会えるかも・・・(運が良いことになるのか?)・・・そこは微妙だが我々はペア大会のディフェンディングチャンピオンなのだ!経験と知識と腰痛では負けません!