ライン出版編集部

一人一著作を!
rein(独)を信条に
誠実な出版を目指す
ライン(rein)出版編集長の日常と雑感

今井謙次

2008-12-19 16:32:08 | Weblog
私は昨日までこの人の名前を知らなかった。
彼が設計した建物はいくつも知っているというのに。

ブログにも書いたが
長野の碌山美術館、
成城カトリック教会、
そして!
早稲田大学図書館(現 会津八一記念博物館)、
同大坪内博士記念演劇博物館、
長崎の日本二十六聖人殉教記念館、
佐賀大隈記念館、
さらにはわが埼玉県の川島町にある遠山記念館…。

建築というものは、
作品ともいうべき建造物を後世に残すことができて
奥ゆかしくもすばらしい仕事だなぁ。

碌山美術館にしたって荻原碌山の偉業もさることながら、
教会風の建物が観光客誘致にかなり貢献しているんじゃないかと思う。

理工学部建築学科を卒業した彼は
母校早大の教授を長く務め、
優秀な建築家や研究者を数多く育て上げたという。
立派なことだ。

今井謙次は偉大だ~!
今まで名前を知らなくてゴメン、と詫びたい。

来年はまず今井先生の建物と
おひな様(これがすばらしいのです!)を見に遠山記念館へ行ってみよう。

(画像はウィキペディアより拝借しました)

観劇

2008-12-18 23:14:58 | Weblog
故郷に墓参りしたとき偶然出会った劇団の若者から招待状が来ていて
年末だからどうしようかな、と迷いつつも
きょう下北沢へ。

スズナリ劇場というところ。
本多劇場へは何度か行ったことがあるけれど
スズナリは初めて。

いまどきの演劇はせりふが早くて
場面展開も速く
reinにはとてもついていけない。
すっかり落ち込んでしまった。

近くの北沢タウンホールで開催中の
碌山美術館や成城教会を設計した
今井謙次の展示が見れたのはラッキーだったけれど。
今井建築はステンドグラスの取り込みがステキだと思う。

大正ロマン

2008-12-17 08:51:55 | Weblog
米沢で泊まった駅前旅館は一風変わっていた。

予約の電話で「予算はいくら?」と聞かれた。
「安ければ安いほど」
「では素泊まり6000円では?」
「それでいいです」
「500円で朝食がつきますけど」
「じゃ、お願いします」…

で、通されたのが旧館の一室。
外観もしゃちほこがのった屋根とかで古めかしいが、
中も廊下はきしみ、クラシックな造り。
廊下の古い大鏡は
周りがぼやけて映った自分の姿すら怖い。

通された部屋は鍵がやっとかかる程度、
トイレもお風呂もない。
欄間や建具の彫刻は年代もの。

翌朝支配人に館内を見せてもらった。
受付であれこれと訊ねたら
「話すより見ていただいたほうが」
と案内してもらえることになったのだ。
一人館内ツアーというわけだ。
ほかに宿泊客がいなかったのも幸いした。

なんとなんと、御殿のような旅館!

螺鈿の間、堆朱の間と名前のついた部屋は
文化財といえそうなほど贅沢な装飾が施され、
政府の要人も泊まったことがあるという。
宿泊料金もそれほど違わないと聞いて
それならこっちの部屋がよかったわあ、と後悔。
知らなかったのだから仕方がないけど。

「ところで米沢牛を味わって帰りたいんですが、
おいしい店は?」
「なら夕食を頼んでくれたらよかったですね。
最高級の米沢牛をお出ししたのに」
早く言えよ!

で、米沢牛は駅弁で…となって
悔いは倍増。

でも米沢を丸一日満喫できてよかった。
後悔した分は後の楽しみに取っておこう。

この話は数年前のことだから
ドラマ効果で宿泊料金が跳ね上がってしまわないよう祈るのみ。

天地人

2008-12-16 18:41:50 | Weblog
NHK大河ドラマ「篤姫」が高視聴率のまま終了した。
あおいちゃん、がんばってましたね。
ドラマの中で毎回涙を流していたように思う。
先日スタパに出てもウルウル。

世間では篤姫効果なのか
女子名で人気ナンバーワンが「葵」ちゃんだそうだ。

さて、次なるドラマは直江兼続が主人公の「天地人」。
かつて米沢を訪ねたときにはすでに天地人の旗が市内にはためいていたが、
いよいよきたか、といった感じ。

兼続夫妻の墓があるのは林泉寺。
観光客を見込んで墓ごとに表示がしっかりしてあるのがたのもしい。
この寺には歴史上の有名人がたくさん眠っているようだ。


再びミキモトの貴島作品

2008-12-15 20:42:45 | Weblog
Mさんから
「貴島さんのクリスマスのウインドーディスプレイはヤドリギよね」
と言われた。
「えっ、そうなの?」と私。

すばらしいとだけ感じたけれど
何をモチーフにしているかわからなかった。

「ヤドリギかあ…」
調べてみると
「欧米では、クリスマスの日にカップルがヤドリギの下でキスをするという慣習があり、したものは永遠に結ばれるという言い伝えがある」(ウィキペディア)。

ほ、ほう。
本物のヤドリギがどこにあるかわからないから
貴島さんのヤドリギの下でとも思うが、
銀座4丁目じゃさすがに人目が多すぎて。

勇気のある人はどうぞ!


サンタさん

2008-12-15 16:35:53 | Weblog
友人宅でまず目に入ったのが玄関先の大きなサンタクロース。
この家の白樺の枝を有効利用して
友人の工芸家に作ってもらったものだそうだ。

サンタさんがこんな風に並んでいるとユーモラスですね。
訪問客は思いがけない演出に喜ぶことだろう。
お店なら商売繁盛まちがいなし…
なんて考えて中に入ったら
部屋の中には小粒のサンタさんがいっぱいいた。
これまた店内ディスプレイに使えるぞ!
と思ったとおり、
調布のほうのレストランではすでに店内に飾られているそうだ。
自然木を生かしたこうした工芸は人の心にしみてくる。

クリスマスももうすぐだ。

サンタ額

2008-12-14 12:05:58 | Weblog
鉛筆で描いた下絵に着色してテーブルに置いておいたら
なんだか額に入れてあげたくなって学園通りの画材屋さんへ。

表通りに面してぶんか村を貼ってくれたり
ぶんか村の読者にはおまけしてくれた良心的なこの店、
今年いっぱいで移転してしまう。

西大泉の住宅街の自宅に併設するそうで、
またごひいきにということだ。
ぜひとも追っかけましょう。

この絵を額に収めてもらったのが
もしかして最後の仕事?

サンタさんたちは拙宅の玄関にいる。