Do you climb?

山とキノコとたまにネコ。

2018.11.10 雲辺寺山 * 香川県観音寺市大野原より

2018年11月13日 | 香川県の山




雲辺寺山頂上に鎮座する毘沙門天は展望台になっている。



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いつものように朝起きても行先が定かではなく
なんとなく準備をしつつあそこは?ここは?と言いながらなんとなく出発して
ガソリンも値上がりが続いてお財布に痛いよなぁ~とか言いながら
なんとなく高速道路に乗って、今年の台風で対面通行になったという立川の辺りを通り過ぎて
大野原で下りてなんとなーく観音寺で朝マック。

マクドナルドから見える財田川の堰堤を眺めつつマックグリドルを頬張り
香川にお邪魔しているのに事後報告になってしまうと怒られそうなので
チマチマ隊の皆さんに「お邪魔致します。」と律義に連絡するのである。

「そういえば兄貴の家が近いよねー。」と言いつつLINEを送ってみる
今日は土曜で自転車の日では無いはずだけど良いお天気なので
お布団でも干しているか、Pさんとお出かけかな~?




雲辺寺ロープウェイの駐車場に到着して準備をしていたら
兄貴から「迎撃態勢完了!後ほど思い知れ!無礼者めが!」とお返事を頂いたので
慌てふためき出発する。

ロープウェイを利用するわけではないので邪魔にならないように
乗り場から遠い所へ停めさせてもらった。


   


   

広域林道沿いには赤がかわいいフユイチゴやソヨゴの実
胞子嚢の集合体にぞわわわわーとなってしまうフユノハナワラビに明るい黄色のヤクシソウ





   

琵琶の白い花と紫色の小粒はヤブムラサキ







アオツヅラフジとサネカズラが一緒にぶら下がっていてにぎやか~





   

アオツヅラフジは中に入っているタネがアンモナイトみたいな形をしていて面白い(去年教えて貰った)
サネカズラは別名がビナンカズラ(美男蔓)で昔は蔓の粘液を男性が整髪剤に使っていたとかなんとか。






   

艶やかな紫色のクサギの実とゴンズイの黒いタネ









タンキリマメ






   

色々と眺めつつ広域林道を歩いているうちに40分くらいで雲辺寺登山口に到着






   

登山口の辺りに38丁の丁石があったらしいけれど気が付かなかった
入ってすぐは灌木だったりイバラだったりでちょっと痛かった。






最初に気が付いたのが37丁石







なんなんこのシダ・・・。わーお!シダをかき分けて進むのは初めての経験







シダ薮を抜けると足元が崩れた展望がある場所へ出た






   

へんろ道の案内板 と ハゼノキの黄葉







このお地蔵様が左手へと導いていて「〇あり」の〇の部分がワカラナイ
踏み跡は右手にハッキリしっかりとあるのでナンダロウ?と不思議がりつつ右へ
帰宅後、分県ガイドを読んで「水場石仏」なのだと知る。
水場の案内をしてくれているお地蔵様なのだけど水は枯れているらしい。





   


   

アケビの皮があちこちに転がっていて見上げるけれど、中身が無くなっている皮だけがぶら下がっていた。
鮮やかなハゼの紅葉やかわいいヤブムラサキ






   

途中でへんろ道を外れて小高いピークにある三角点へ
トゲトゲの木たちに守られるようにひっそりと 三等三角点:内野々 450.8m






   


   

再びへんろ道に戻って足元にたくさん落ちている赤い実、見上げるとソヨゴの実がたくさん
道はしっかりとした踏み跡だけど所々倒木が塞いでいた。
「心を洗い心をみがくへんろ道」
・・・これ以上ピッカピカナキレイナココロになったらどうしましょう。



   


   

すこし面長のお地蔵様はあの人に似ているなぁ。
ヤブコウジがへんろ道を彩るけれど登りが続いて足元は石がゴロゴロだったり
イノシシが掘り返していたりで路面状況が悪く汗が吹き出し思わず毒づく
「こんなんでココロガミガカレルのだろうか?」これは当人の資質の問題なのは言うまでもない。たぶん。




   


   

ヒイロタケとコウヤボウキにカエデの葉が赤くてキレイ






   


   

再びへんろ道を外れて 四等三角点:大野原 748.7m
歩いているうちに丁石はいつのまにか7丁になっていた。






   


   

植林から自然林に変わると目の前にスキー場が広がった





   

真っ赤に色づいているのはウリハダカエデかな?
スキー場の横を通り抜けていると機械の音がしていてナンダロウ?と思っていたら







人工雪が噴き出していた。オープンの準備をしているみたい。






   


   

もうほとんど落葉してしまった自然林を抜けると先が開けて明るくなった





   


   




足元にはキバナノアキギリとチヂミザサ
べとべとしてなかなか厄介なチヂミザサのタネがいっぱいひっついた。
参道へと出て右手の毘沙門天展望の方へ向かっていると
兄貴から「いまどこ?」と連絡があったみたいでグリコ隊長が返信していた。

毘沙門天の大きさに圧倒されながら見事に色づいた紅葉を眺めていたら
むらくもさん(兄貴)がやってきてミカンをくれた。おいしー!





せっかくだから展望を楽しもうと毘沙門天展望所内部へ





   

毘沙門天の台座の部分が螺旋階段になっていて
壁には四国八十八カ所の絵がかけられていて螺旋階段をぐるぐる上がるうちに
プチ八十八カ所巡りができるみたい







毘沙門天すごいねぇ






   


   

残念だけどこの日の展望はイマイチで
特徴的な徳島の烏帽子山や善通寺五岳が霞んで見えた





   


   


   

ロープウェイの駅の方へ行くと県境界があった。
そして見てみたかった五百羅漢たちに圧倒される いろんな顔やポーズが愉しい





いちばんツボった。表情がイイ。ハイタッチしたくなる。





   


   

雲辺寺の境内へ 立派な仁王門
「おたのみなす」は輪っかを潜ってナスに腰かけるとご利益倍増だそうな。








境内のモミジはひときわ鮮やかに色づいていた






   


   

五百羅漢たちを眺めつつ歩いて電波塔へ




   

二等三角点:雲辺寺山 910.7m






   


   

引き返して四国のみちを下る






   


   

途中にある三角点への尾根へと入ると・・・
刈り払われて何年か経ったような小さい樹木の薮が広がっていて
枝が張り出して通り難く見通しが悪いパターンの薮に躊躇する事も無く
どんどん突入していくむらくも兄貴とグリコ隊長・・・。



   

あっという間に背が見えなくなってしぶしぶ着いていき
三等三角点:坂瀬 446.7mに到着





   


   


   

引き返してきれいに整備された四国のみちをどんどん下って無事に下山
お疲れさまでした。

最初は広域林道を歩いて駐車地点まで戻る予定だったのだけれど
兄貴が駐車場まで送ってくれたので約50分車道歩きが無くなって助かった。
本当にお世話になりありがとうございました。

帰り道で高知には無いミニストップ(コンビニ)で季節限定の抹茶ソフトを食べるつもりだったけれど
道を間違えてしまい結局食べられなかった・・・。これはリベンジせねばと思っている。

久しぶりに瀬戸内海に沈む夕日を眺めた。


距離 12.8km 沿面距離 13.0km 時間 6:47
累積標高差 + 986m / - 987m



GPSログ クリックで拡大


駐車場 9:30 ~ 登山口 10:10~ 水場石仏 10:44 ~ 三等:内野々 11:03 ~ 四等:大野原 ~ スキー場 12:52
毘沙門天展望所 13:12 ~ 雲辺寺 13:56 ~ 二等:雲辺寺山 14:20 ~ 三等:坂瀬 15:49 ~ 下山 16:18



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おつかれさ〜ん (アンジーパパ)
2018-11-16 01:05:04
江崎隊の皆様
ようこそ讃岐の藪へいらっしゃいました。
それにしても上手いこと藪道を選びましはったな。感心感心。
スズタケは鬱陶しい
イバラは痛い
シダは動けん
里山で嫌なんは背丈まであるシダですなー
手も足も絡め取られてにっちもさっちもいかんようになるわ。

そこを突破できる江崎隊はやっぱ
凄い。

その江崎隊に追い付いたむらくもさんも
凄いなー

あやかりたい、あやかりたい
返信する
里山の薮という魔境 (bisco)
2018-11-16 21:26:38
シダ原とは全く違うシダの薮は里山ならではのものなのだと知りました。

それにしても何なんでしょうねぇ。
そっちへ行かなくても良いはずなのに不思議と薮の方へ
または不思議と困難な道の方へと導かれてしまう。

アンジーパパさんはじめ、チマチマ隊の資質で本質なのだと思ったりしています((´∀`*))ヶラヶラ

ほんと、むらくもさんの韋駄天ぷりには驚かされましたよ~。

さて、怒涛の後半戦ですね。頑張って下さい。
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