ココロの居場所

平穏な居場所を求めるべく、日々、感じた事を掲載していきます。

歳を重ねることについて

2012-07-17 01:34:52 | ココロ
今から25年後には国民全体の約3分の1が高齢者になると予測されている日本です。高齢化は、経済的に国力が落ちると思われてますが、本当に良くないことばかりなのでしょうか。高齢化の先進国(イギリス等)に学ぶものは、多いのではないかと思います。特に日本は、アメリカの影響もあって、若いことが良いことで、老いることが良くないことと考える風潮があります。以下の本は、そういう概念を変えてみることができる良書だと思いました。

「あてにしない生き方」(井形慶子著)
  イギリスのライフスタイル

「I am old, So I am free!」(歳をとった。いよいよ私は自由なのよ!)
「Money is not the object」(金が最終目的ではない。)

「ある時、「スープキッチン」(補足)で働く老婦人があまりに忙しそうだったので、私は「大変ですね。」と声をかけました。すると彼女は笑って片手をブラブラと振ってみせました。「とんでもない。私の片手はいつも誰かのために空けてあるのよ。必要とされればいつでも差し出せるようにね。」老婦人の言葉に、私は思わず自分の両手を見つめたのでした。」
 → 日本の社会は忙しすぎて、私たちは、いつも両手がふさがっているのですね。これからは、物事の考え方を見なおしてみること、それが日本の閉塞感を解放するのだと思います。

「人生を輝いて生きるのに、年齢は関係ない。」

(補足)スープキッチン: イギリスの都市部を中心に、ホームレスの方に食事を配給する施設。このスープキッチンは、民間人、ボランティア団体、企業によって支えられている。


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もう一つ、歳を重ねることについて、ビートルズをプロデュースしたジョージ・マーティン(現在、86歳)は、次にようなことをテレビ番組で語ってました。
「歳をとることは、弱虫になることではない。詩人、ディラン・トマスのように絶望しても仕方がない。幸運だから、歳をとるのだ。明日は、わからないから、毎日を一生懸命、生きる。私は、そんなふうに考えた。」

あてにしない生き方 (中経の文庫)
井形 慶子
中経出版


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