『ドン・キ・ホーテ』という話があります。
とある男、ケサーダが騎士道物語に魅せられ、
その小説の世界に没入し、
騎士、ドン・キホーテとして振る舞い数々の冒険を・・・
という話。
ここまででなくとも、このように、ある物語を提示されると、
私たちはその物語の世界に入り込んで、
現実でもその世界を生きることになる・・・
つまり、
何かの物語を読むことが、
私たちのアイデンティティ形成となる。
というわけです。
これは、「キホーテ原理」とよばれます。
→詳しく知りたい人は、『対話的自己』を読んでくださいね♪
さて。
とある授業で、ここのところずっと
明治期以降の青春について説明しています。
歴史をひもとくと、歴史という物語の中で、
私たちはそれぞれの物語に自ら乗っかって、
自分たちの生き方、自分たちのあり方を、
作り上げていることがうかがえます。
それぞれの時代に、大きな物語が存在します。
そしてその本質は、それぞれの時代が去った後、
ようやく見えてくるものかも知れません。
いずれにしても、そういうことを考えると、
今、この時代に、この文化の中で、生きていることが、
つまり、その物語を与えられたということの不思議を、
感じてしまうのでした。
とある男、ケサーダが騎士道物語に魅せられ、
その小説の世界に没入し、
騎士、ドン・キホーテとして振る舞い数々の冒険を・・・
という話。
ここまででなくとも、このように、ある物語を提示されると、
私たちはその物語の世界に入り込んで、
現実でもその世界を生きることになる・・・
つまり、
何かの物語を読むことが、
私たちのアイデンティティ形成となる。
というわけです。
これは、「キホーテ原理」とよばれます。
→詳しく知りたい人は、『対話的自己』を読んでくださいね♪
さて。
とある授業で、ここのところずっと
明治期以降の青春について説明しています。
歴史をひもとくと、歴史という物語の中で、
私たちはそれぞれの物語に自ら乗っかって、
自分たちの生き方、自分たちのあり方を、
作り上げていることがうかがえます。
それぞれの時代に、大きな物語が存在します。
そしてその本質は、それぞれの時代が去った後、
ようやく見えてくるものかも知れません。
いずれにしても、そういうことを考えると、
今、この時代に、この文化の中で、生きていることが、
つまり、その物語を与えられたということの不思議を、
感じてしまうのでした。