先月、麻生三郎展に
行って参りました。
麻生太郎と間違えてしまいそうな名前だし、
私はそんなに美術館行く方ではないので
自分では絶対行かなかっただろうと思いますが、
行ってみたら…
とにかく、めっちゃくちゃよかったです。
上記リンクからの転載になりますが、麻生三郎氏の作品とは:
社会の現実を肌で感じながら、重い空気に抗して屹立する人間像を描き続けた麻生三郎(1913-2000)。没後10年を経て、わかりやすさや表面的にキレイでカワイイものがもてはやされがちな今日、人間存在の核心を追求した重厚で真摯な麻生の造形世界は、あらためて見る者に「絵画とは何か」という中心テーマを突きつけるでしょう。初公開作品を含む油彩、素描、立体約130点によって、その画業のすべてを紹介します。
と解説されるようです。
見ていると、何か、自分の内面、そして、
それが身を置く世界との関わりのあり方を
つきつけてくるような力をもつ絵がてんこもり。
混沌とした、でも、何か本質だと感じさせるものを表現していて、
かつ、きちんと他者の視点がどこかで維持されているような、
表現者としての表現、
決して自己満足に埋没していない、怜悧な混沌、、、
・・・うーん、言葉にできない。
あ、言葉にしきれないからこそ、絵なのか…
とにかく、心奪われました。
特に、こんな作品群には、本当に釘付けになりました。
「赤い空」(実物はものすごく大きいです!)
・・・ああ、私はこんな絵が好きです。打たれます。
ものすごく際どいところまでえぐっているんだけど、
ちゃんと際でとめている感じの安定感が
確固として維持されているような。
決して自分の混乱を見ている側に押しつけてこない。
だからでしょうか、
見ていて何か、神経がとぎすまされるのは感じるのだけれど、
変なエネルギーの奪われ方をしないでいられる。
興奮する一方で、なぜか心が安らぐのです。
それを作り得る彼の精神的自我の強さを感じました。
そういう表現ができる人、とても憧れます。
そんなことを体験して、自己理解を深めた一日となりました。
京都では2月20日(日)までやっているみたいです。
興味がある方はぜひお出かけください。
行って参りました。
麻生太郎と間違えてしまいそうな名前だし、
私はそんなに美術館行く方ではないので
自分では絶対行かなかっただろうと思いますが、
行ってみたら…
とにかく、めっちゃくちゃよかったです。
上記リンクからの転載になりますが、麻生三郎氏の作品とは:
社会の現実を肌で感じながら、重い空気に抗して屹立する人間像を描き続けた麻生三郎(1913-2000)。没後10年を経て、わかりやすさや表面的にキレイでカワイイものがもてはやされがちな今日、人間存在の核心を追求した重厚で真摯な麻生の造形世界は、あらためて見る者に「絵画とは何か」という中心テーマを突きつけるでしょう。初公開作品を含む油彩、素描、立体約130点によって、その画業のすべてを紹介します。
と解説されるようです。
見ていると、何か、自分の内面、そして、
それが身を置く世界との関わりのあり方を
つきつけてくるような力をもつ絵がてんこもり。
混沌とした、でも、何か本質だと感じさせるものを表現していて、
かつ、きちんと他者の視点がどこかで維持されているような、
表現者としての表現、
決して自己満足に埋没していない、怜悧な混沌、、、
・・・うーん、言葉にできない。
あ、言葉にしきれないからこそ、絵なのか…
とにかく、心奪われました。
特に、こんな作品群には、本当に釘付けになりました。
「赤い空」(実物はものすごく大きいです!)
・・・ああ、私はこんな絵が好きです。打たれます。
ものすごく際どいところまでえぐっているんだけど、
ちゃんと際でとめている感じの安定感が
確固として維持されているような。
決して自分の混乱を見ている側に押しつけてこない。
だからでしょうか、
見ていて何か、神経がとぎすまされるのは感じるのだけれど、
変なエネルギーの奪われ方をしないでいられる。
興奮する一方で、なぜか心が安らぐのです。
それを作り得る彼の精神的自我の強さを感じました。
そういう表現ができる人、とても憧れます。
そんなことを体験して、自己理解を深めた一日となりました。
京都では2月20日(日)までやっているみたいです。
興味がある方はぜひお出かけください。