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中間玲子のブログ

仕事のこととか日々のこととか…更新怠りがちですがボチボチと。

6年経ちました

2017-03-11 01:06:58 | 東北関東大震災
今日は3月11日ですね。

あれから6年経ちました。

実は昨年3月6日,福島の小野原先生・渡辺先生の主宰する哲学カフェに呼ばれて
はじめて,福島の方々と震災について公に語り合う機会を得ました。

当時,ブログには書けませんでしたが,1年経ったので書きます。

震災当時,私はすでに兵庫に移っており,
「福島にいた私」だけど「福島にいない私」という事実と
そこから突きつけられる隔たりに,
言いようのない無力感を感じていたのです。
罪悪感もすごかったですが,今思えば,それは自分が楽になりたかっただけかもしれません…。

そんな最中に,震災(もともとのコンセプトは阪神淡路大震災)関連で
原稿を書かねばならず,
誰の目にも触れないことを願って(?編者の先生には失礼…)書いた原稿が
主宰者の目に止まってしまって,拙稿をたたき台に,
震災を「色んな立場」から振り返る,という時間がもたれました。

当時のこと,その後のこと,加えて,昨年のその日のことも,
「こうでした」と,整理した形では今なお書けないのですが
昨年,福島の人たちと語る場をもらえたという,そのことに,
5年経ったんだな,ということをかみしめていました。
でも,そこでの自分の存在の仕方は(もちろんそれ以前も含め),
やはり色々疑問です…。


昨日あたりから何を書こうか悩んでいたときに
震災当時,大変お世話になったほぼ日刊イトイ新聞もウロウロしていたところ,
谷川俊太郎さんの「生きる」に出会いました。
ほぼ日刊イトイ新聞-担当編集者は知っている

言い訳のようですが,これが生きるということなのだと
迷いをそのまま受け止めようと思います。


5年

2016-03-11 23:25:57 | 東北関東大震災
3月11日から5年が過ぎました。


今年は曜日が一緒なんですよね…と
ある人が言っていました。


些細なことも意味を感じとってしまい
自らの小賢しい営みによって自縄自縛のことも多くあります。


でもその後の時間は流れ続けています。


色んなことがあって変わったこと変わらなかったこと
沢山ありますが


あれがなかったことにはならず



でも


シンプルに


黙祷…


の午後でした。


そっと心の中で手を合わせる
そんなシンプルな「祈り」


そんなことが本当にできる人になりたいなあ。。。

3.11に寄せて

2012-03-13 20:10:55 | 東北関東大震災
昨日までカナダ出張していました。
その報告はまた後日アップします。

その最中に、3/11を迎えました。
カナダでも、3/10の夜(日本ではすでに3/11)から
テレビのニュースであの恐ろしい津波の映像、
そして、福島第一原発での防護服を着た作業員の様子が
ヘッドラインニュースで繰り返し流されていました。

あの映像は何度見ても恐ろしく、感情に直に訴えるものがあり、
1年経った今でも、見た瞬間に涙が止まらなくなります。
1年前はあれを延々と数日間も見続けていたかと思うと
いかに異常な心理状況にあったかに改めて気づきます。

当たり前の日常を呑み込み壊滅させた津波のあの映像は、
大切なものを壊されてしまった心の風景のようにも映ります。
この1年の間、時計の針は戻らないということを
鈍痛のように感じ続けています。

1年経ったことに関して、何を思えばよいのか、
正直よくわかりません。
たとえば昨日、関西に戻って電車に乗ると、
「災害がれき受け入れのお願い」の広告。
早くがれき受け入れようよ!と、たとえばそういった思いが
ずっと続いている感じがあって、なんか、区切れないのです。

もしかしたら私たちは、これまでの経験から、
「1年という時間の中で生じる移り変わりの程度」
の標準的なテンプレートを心の中に形成してしまっているのでしょうか。
その比率の標準から外れるから、
ピンとこないといった感じなのでしょうか。

でも、1年経ったということを新聞やテレビなどで
色々に意識させられましたので、
もしかしたら、これまで抱え込んだ苦しみが、
じんわりと抑圧から解き放たれていくかもしれません。

それを意識化する自分を、私は自分で支えられるかな?
1年間、鈍痛を感じ続けていたのは、
きっとそれを受け止める準備をしていたのだと
思うことにいたしましょう。

そんなことも含めつつ、とにかく生きていきましょう。
予想もつかない未来が見えてくるかもしれません。
未来が見えたら、過ぎた時間が「過去」として見えてくるでしょう。

・・・なんとも切れ味の悪いブログになってしまいました。
お口直しに最近のマイブーム→SNOOPY.co.jp

福島の熱い土曜日

2011-10-22 11:13:57 | 東北関東大震災
今日は、ブログの弟子の小野原雅夫さん(福島大学の倫理学の教授)の
ブログから、タイトルごといただきました。

彼は、哲学仲間と福島で「てつがくカフェ」というのをされています。
今日は、「てつがくカフェ@福島 特別編」ということで、
ホテルで大規模にてつがくカフェを開催するようです。

タイトルは

〈いま、健康をてつがくする〉
―福島で人間らしく生きるために―


毎回好評を得ているイベントのようですが、
今回は、満を持してこのテーマ、という印象を受けます。
心から応援したいと思います。
ご盛会をお祈りいたします。

これまでに、私も何度か福島に行き、
友達や学生から色々な考えや思いを聞いてきました。
福島にいようといまいと、
福島のことを考えないことはできません。
でも、福島に住んでいないということで、
一緒に何かをやっていくことができない現実に
いつももどかしさを感じています。

福島で、何が本当に問題とされ、何が議論されているのか。
それはとても知りたいことです。
その中から、改めて、自分に何ができるのか、
考えていけるような気がします。

弟子のブログによると、
福島の熱い土曜日ということで、
てつがくカフェ以外にも色々なイベントが
今日は開催されているようです。

福島の熱い土曜日、私も熱い思いがこみ上げます。

概念

2011-09-11 23:12:04 | 東北関東大震災
あの大地震発生の日から
半年ですね…

まだまだ終わってないけれど…

本当に心よりお見舞申し上げます。


先日いただいた、ある方のメールにあった言葉を使わせていただくと

「考えない日は一日もありません
(これは文字通りの意味です)」

でもその心を口にしたり言葉にしたりするのは憚られるようで
あまりちゃんとは人に話してません。

ただ一方で関連することを言葉にし始めると
その言葉にのりきれなかったものが押し寄せて

堂々巡りの散文詩のような

筋のとおらない
でもなんか力をもった言葉が並ぶ

といった感じになります。

ただ、心理学用語を用いての分析になると
一気に距離がとれて議論可能となり。

概念をはじめ、さまざまな知識は
生々しい心を
取り扱い可能にする道具なんだなあと
つくづく思いました。

概念が扱える範囲を区切ってくれるからか
あるいは概念を使うことで
自動的に心理学者スイッチが入り
混沌とした自分を客観的にながめるようになるのか

ただその一方でその枠にはまらない思いがジタバタしたり。
でもそれでも、その議論で
生の私も少し整理されたりもする。

うーん
言葉にならない思いがあっても
やはり言葉ってすごいのかもしれない

「言葉にならない」も言葉だしね

「ピカピカ小学校プロジェクト」

2011-06-28 12:40:16 | 東北関東大震災
この週末は、「がんばっぺ!いわき」ということで
いわきに行ってきました。



このステッカー、コンビニなどで売られているようで、
土曜日に一緒に活動したリーダーが
帰りにわざわざコンビニに立ち寄ってくださいました。

今回も色んな人に出会うことができました。
引き続き、応援していきましょう!

というわけで、兵庫教育大学の皆さんにお知らせがあります。

結構時期遅れかもしれませんが、まだ間に合うのでお知らせです。

下記のメールが、
「社会ボランティア体験学習」担当の森田先生の責任下で、
大学院生・学部学生、並びに教職員 各位 宛に届いていました。
ですが、ゼミ生などに尋ねると、回ってきていない人もいるみたいなので
一部省略しつつ、ここに転載しておきますね。

【被災地の小学校に雑巾を送ろう!「ピカピカ小学校プロジェクト」について】

大学院生・学部学生、並びに教職員 各位

この度の大震災に関わる学生ボランティアの情報を収集している中で、
以下の学生の取り組みを知りました。
現地になかなか行くことのできない私たちが協力できることとして、
可能な限り大学内に広めてはと考え、全学にメール配信しました。
下記文章をお読みいただき、ご協力いただけましたら幸いです。
宜しくお願いします。

  ===============================================


☆被災地の小学校に雑巾を送ろう!「ピカピカ小学校プロジェクト」

3/11東日本大震災。被災者は大変多く、宮城・岩手・福島の三県を合わせて死亡・行
方不明となった小中高生は536人、うち小学生は234人にものぼります。とても悲しく、
受け入れ難い現実です。しかしそんな中でも次々と小学校が再開され、子どもたちも
笑顔を取り戻し始め頑張っています。
先日、宮城を中心に活動しているNPO団体の一員として、津波被害の大きかった石巻市
内の小学校を回り、先生方に被災状況や児童の様子、不足して困っている物などを直
接尋ねてまいりました。そこで、どこの小学校でも共通して不足している物のひとつ
が「雑巾」だとわかりました。避難所となっている体育館、泥や瓦礫で自由に走り回
れない運動場。そんな中、子どもたちが安全に快適に過ごせる唯一の場所が校舎です。
その校舎を綺麗にするための雑巾が、3ヵ月経った今でも足りていません。
被災地から帰ってきてから個人的に集め送り続けていましたが、膨大な数に個人での
限界を感じ、この度大学からサポートしていただく運びとなりました。

このプロジェクトでは以下の物を集めています。
(1)雑巾(中古でも汚れていなければOK。)
(2)タオル(中古でも汚れていなければOK。フェイスタオル以上の大きさならOK。)

6/13(月)~6/30(木)の期間、共通講義棟1Fホールにダンボールを置いていますので、
ご協力できる方はそこに入れてください。もちろん一枚からでもかまいません。

また、集まったタオルは、家庭科の潮田先生のご協力をいただいてミシンを借用して
雑巾に縫う予定ですが、その際にご協力いただける方も募集しています!ご協力いただ
ける方は、
(1)6/21(火) (2)6/23(木) (3)6/28(火)(4)6/30(木) 17:00~18:30
被服実習室(自然生活・健康棟2F)に来てください。事前の申込み等は不要です。
一日だけ、短時間だけでもかまいません。

何かしたいけどどうしたら良いか…という声をよく聞きますが、遠い被災地には行けな
くても、忙しくて時間がとれなくても、他にもいろんな支援の形があるとご理解いた
だけたら嬉しいです。
興味のある方、質問のある方、気兼ねなくご連絡いただけたら幸いです。
子どもたちのために、よろしくお願いします!


上杉景勝・直江兼続:主従像・除幕式

2011-05-06 20:10:50 | 東北関東大震災
私が以前勤めていた、福島大人間発達文化学類に、
新井浩先生という教授がいらっしゃいます。
その先生が制作された、「上杉景勝・直江兼続:主従像」の除幕式が、
過日、開催されたようです。

パチパチパチ~
→ニュース記事はこちら


(クリックすると拡大します)

向かって右の直江兼続が、左腕に「愛」の兜を抱えていますね。

後ろ姿はこんな感じ。


(クリックすると拡大します)

いやあ、それにしても、
兜の紐の感じとか、鎧のブツブツとか、靴紐とか、
とってもリアルです!とても堅いものとは思えないですよね。
見れば見るほど、すごいなあと思います。
とっても素敵な像だなあと思って写真をまじまじ眺めております

コンセプトなどについては、こちらのページ
とっても詳しく書かれているようです。

その記事によると、新井先生は、
「戦乱ではなく国造りに携わった米沢での平和な時代を表現したいとの意図で、
慶長6年(1601)に会津から米沢に国替えの道中、
今後の国造りを相談する2人」
「英雄としてよりは、悩みながらも前向きに生きる等身大の姿」を
描こうとされていたようで、
像から発するメッセージは、まさに、再生や復興となっているようです。

この時期に除幕となったことも、なんだか感慨深いですね。

そして、、、蛇足かもしれませんが、
どうしても指摘しておきたい女子的コメントを最後に…

この直江兼続さん、ものすごく、ハンサムです。

(クリックすると拡大します)

とてもいい目をしているなあと思いませんか?
これからの国を作る志が、顔にも現れているんでしょうね~

改めて、「がんばろう、日本

産地支援イベント情報

2011-04-16 00:35:02 | 東北関東大震災
過日のNHKで紹介されていた、「産地支援イベント情報」です♪

◆食べて応援!福島牛フェア
 ・日時:4/13(水)~4/22(金) 営業時間
 ・場所:焼き肉レストラン・ぴゅあ(神田店、新橋店、品川店)

◆東北関東の野菜応援セール
 ・日時:4/13(水)~4/19(火) 10:00~売り切れ次第終了
 ・場所:上野松坂屋、大丸東京、大丸ららぽーと横浜店

◆4.16 被災地応援フェア
 ・日時:4/16(土) 13:00-15:00
 ・場所:淀橋市場1階、卸売場特設会場

◆「LOVEふくしま」福島県産品販売会
 ・日時:4/16(土)、17(日)
 ・場所:JR上野駅1階、中央改札口前グランドコンコース

番組内では、こういったイベント以外でも、
◆東京豊島区・宮城ふるさとプラザ
◆東京中央区・福島県八重洲観光交流館
のにぎわいも紹介されていました。

福島県八重洲観光交流館の映像には、懐かしの
柏屋 薄皮饅頭
かんのや ゆべし
の姿もありました♪
「かんのや ゆべし」は、福島土産としてよく買って帰ってたお菓子の一つです。
しかし、福島のお菓子No.1といえば…
「ままどおる」もさることながら…
「太陽堂のむぎせんべい」です!!

あまり福島以外には出回っていないのですが、
(通販で売っているむぎせんべいとは味が格段にちがいます!!)
かめばかむほどにじみ出てくる素朴な味わい・・・素敵。
すっかり虜です。
また大箱をお取り寄せしなければ!!


さて、「LOVEふくしま」というイベント名につられて、
猪苗代湖ズというバンド(?)が歌っている、
「I love you & I need you ふくしま」という歌のことも紹介しちゃいましょう。

この歌、福島が好きだ!福島を愛してる!という、
魂による愛の歌です。

何も今回の支援の歌としてではなく、もともとあった歌だというのですから
福島の方の地元LOVE度がうかがえるってもんです。

そういえばかつてこんなことがありました。
福島に赴任して間もない頃、高校の出張講義に出向きました。
授業の中で、生徒に「20答法」という自己概念を尋ねるテストに回答してもらう、
ということもしてもらいました。
「私は」という書き出しに続けて、自由に文章を作っていくテストです。
自分が自分のことをどのような人としてとらえているのかをとらえるものです。
受講は20名くらいでしただったと思うのですが、数名の女子生徒が
「(私は)地元LOVE」と答えていました。
「福島大好き」とか書いていた人もあったかもしれませんが、
「地元LOVE」と書かれた言葉のインパクトが強くて、
その言葉で記憶してしまっています。

「I love you & I need you ふくしま」、PVもとっても素敵です。是非見て
みてください!
「福島」を思いながら、それぞれの「ふるさと」を思うような、
そんな作りになっているように思いました。
福島で生まれ育った人の、福島への思い、とても強いです。
でも、福島で生まれ育ってなくても、その思いは、「ふるさとへの思い」で
共有できるような気がします。

とにかく、地元への愛に溢れた歌なのでぜひご覧ください♪

最後にダウンロード案内があります。
ダウンロード料金は、すべて福島に寄付されるそうです。
色々バージョンがあるようですので、お好きなものをどうぞ♪
私は清志郎さんバージョンをダウンロードし、
またまた「愛」に感動してしまいました♪

「ラベル」は人ならず

2011-04-14 13:45:55 | 東北関東大震災
以前、「漠然とした不安につぶされないために」という記事を書き、
そこで、私たちが情報収集の際に、
いかに、自分の歪んだ世界によってそれら情報をとらえているかという話を書きました。

私たちは、集めたいように情報を集め、
自分勝手に解釈しています。
それは、私たちのもつ、基本的な認知のしくみなのです。
上記ページにその辺りのことを詳しく書いたページへのリンクがありますので
再度、お読みくださればと思います。

さて。

福島があいかわらず苦しんでいます。

先日、原発事故の危険評価が「レベル7」に引き上げられました。
「レベル7」というのは、1つのカテゴリーに貼られたラベルです。
そして、「カテゴリー」というのは、分類の作業です。
「レベル7」というカテゴリーは、
チェルノブイリの原発事故と同じカテゴリーであり、
最大の危険度を示すカテゴリーだそうです。

ちなみに、測定における「上限」があるため、
測定の感度が低くなってしまい、
本来区別されるべきものであっても区別できなくなる問題を
心理学では、「天井効果」とよびます。
(天井効果についての説明としては非常に大雑把です…すみません)
今回が天井効果かどうかはさておき、
測定や評価には、そういう問題が常につきまといます。

さて、「カテゴリー」というのは、情報を整理するためには有用です。
情報処理の際には、分類の作業、平均化の作業が欠かせません。

しかし、実際の問題や、実際の人に対する際には、
平均とは異なるところ、それぞれの固有の側面を
きちんととらえ、向き合うことが何より大切になります。

ただ、一旦なんらかの「カテゴリー」に整理されると、
そのものではなく、その整理されたカテゴリーに貼られた「ラベル」で
判断されるということが起こってきます。
「ラベル」は、見るべきものを見えなくさせるフィルターになってしまいます。

これは、もちろん、人に対しても起こります。
(むしろ、人に対するラベルの問題から議論が発展しました)
同じ「カテゴリー」に属する人たちを
「同じ人」と見なすことを「ステレオタイプ的認知」と呼びます。
そして、その「ステレオタイプ的認知」の内容とは、
「ラベル」のもつ性質を、「その人」のもつ性質とする見方です。

身近なところにあるのは血液型です。
「あの人はA型だから」「O型だから」
一人一人は違うのに、カテゴライズされラベルを与えられることで、
そのラベルでしか見てもらえなくなることがあります。

「カテゴリー」に分け、
そこにある「ラベル」によって物事を見るのは、とても楽です。
決めつけてしまえば、どんな人だろう?と考える必要はなくなるからです。
私たちにとって「わからない」ことは不快です。
なので、なんとか答えを得ようとします。
その時、その人の属するカテゴリーに貼られたラベルから、
その人の人格を理解したことにしてしまうと、不安は消えます。
もう考えなくていいのです。
「思考停止」です。

でも、決めつけられた方はどう思うでしょう?

「カテゴリーに属する人」としてしか扱われないことは、
「私」の尊厳を脅かすことになるのではないでしょうか。
私がどんな人間であるかはもう問題にしてもらえないのです。

そして、その「ラベル」に、
何らかの価値判断が付随していたら…?

当然ながら、偏見や差別につながります。
偏見や差別は、排除という行為になり、人を傷つけます。
それはとても悲しいことです。

自分ではどうしようもない、
何らかのカテゴリーに属するという理由だけで
排除されたら…??
いっぱい努力しても、そのカテゴリーに属するという理由だけで
やはり受け入れてもらえないとしたら…??
悲しいですよね

それをふせぐには…?

まず、その人、そのもの自体、を、ラベルに惑わされず、
しっかり理解する努力をしていきましょう。
自分の「決めつけ」を疑いましょう。
それは、認知的なエネルギーを使う仕事になりますが、
大事な問題、しっかり考えるべき問題については、
エネルギーを使って考えないといけない場合があるのです。

「福島から避難した子どもへの差別」についてのニュースを目にし、
あまりに悲しく、書かせていただきました。
乱筆、申し訳ありません

産直市!

2011-04-03 08:03:12 | 東北関東大震災
NHKニュース&朝日新聞記事によると、

福島や青森の産直市が始まったようです!

・場所:東京・有楽町の東京交通会館前で、
・販売品目:福島県のトマトやキュウリ、イチゴ、
      茨城県の黒毛和牛「常陸牛」、
      青森県のリンゴなど
・日時:5月8日まで毎日、平日は正午から午後6時まで、
    それ以外は午前11時から午後5時まで。

また、東京・八重洲の「福島県八重洲観光交流館」でも、

・4月2日:午前11時から午後3時まで
・4月3日:午前10時から午後3時まで、

福島県の農産品産直市が開かれるそうです。

福島でも郡山市のスーパーなどで「まずは地元から!」と
取り組みが始まっているようですね。

さあ!皆で買いに行こう!!
私も来週は出張だー!東京で買い出しだー!!

迎えた人たち

2011-03-31 22:06:03 | 東北関東大震災
こんな記事を見つけました。

抜粋しますと…↓

東日本大震災で被災した旭市駒込の大工、安藤年男さん(51)。
九十九里浜の海まで15メートルの自宅は津波で流され、
その後も続く停電や原発事故による混乱から、
妻、6歳・9歳の子どもの一家四人、首都圏を離れることを決意した。

その時、思い出したのは、
昨年夏の夫婦旅行で広島県を訪れた際に触れた人情と、温暖な気候。
インターネットで住宅提供情報を調べ、三原市役所に電話すると、
担当者は「すぐに来てください」。
開いているスタンドで10リットルずつ給油しながら新潟に出て、
北陸道などを経由し2泊3日で三原市にたどり着いた。

市役所を訪ねる前に空腹を訴える子どもにせがまれ、
食事をしようと同市本町1の権藤美佐江さん(64)のお好み焼き店に
偶然立ち寄った。

車のナンバーを見た権藤さんは
「ひょっとして、地震に遭ったの?」と、
子どもたちを抱きしめてくれた。
そして言った。
「困った時は、甘えたらいいの」。

権藤さんは焼きそばなどを家族にごちそうし、
常連客や知人に呼びかけて
電気カーペットや台所用品、衣類、義援金などを集めた。

市の担当者も住宅に
寝具や照明器具、風呂がま、ガスコンロをそろえて迎え、
中古の冷蔵庫やテレビ、電子レンジに加え、学習机なども持ち込んだ。

「地震以来、初めてぐっすり眠れた。
 よそ者をこんなにあったかく迎えてくれるなんて」。
民生委員らも24日の入居後、毎日、様子を見に来てくれる。

妻の綾子さんは転入・転校手続きや買い出し、
あいさつ回りなどに追われる中、
千葉での生活を思い出すと涙が止まらなくなる。

自分たちにできる仕事が見つかるか、
子どもたちが新しい学校生活に慣れるかなど、将来への不安も尽きない。

だが、夫妻は言う。
「後ろ髪を引かれる思いで出てきた。
 千葉の友達や親類に『元気でいるよ』と言いたい。
 そして、我慢強い東北や北関東の被災者の方々に
 『今は甘えてもいいんだよ。
立ち直った時に恩返しをすればいいんだよ』

と伝えたい」

* * * * *

ご夫婦ともお仕事をもっていらしたようですので、
それを捨てて身1つの移住、
相当な覚悟で決断されたことと思います。

そんな気持ちごと、丸ごと受け止めてもらえたんでしょうね。
だからこそ、最後の言葉が実感となって出てきたんでしょう。。。

うん。困った時には甘えたらいいですよね。
そういう関係は、どんどんリレーしていったらいいですよね。

なんだか、迎えてくれた人たちの温かい心や、
受け入れてもらった嬉しい気持ちがこちらにまで伝染して、
うるうる、ほっこりして、
なんだか、よおし!!という気持ちになります

今日で3月も終わり。色々なことがありました。
そしてまだ過去形ではない、これからもずっと続く道のり。
でも、一歩一歩進んでいきましょう

宮城県 仙台市 4月14日
青森県 青森市 4月27日
青森県 弘前市(弘前公園) 4月25日
青森県 八戸市 4月26日
秋田県 秋田市 4月20日
秋田県 仙北市(角館・桧木内川堤) 4月27日
岩手県 盛岡市 4月23日
岩手県 北上市(北上展勝地) 4月22日
岩手県 大船渡市 4月17日
山形県 山形市 4月19日
山形県 酒田市(港南公園) 4月18日
福島県 福島市 4月13日
福島県 いわき市(小名浜) 4月10日

3月30日現在の発表によると、上記が、桜の開花予想日となっています。
桜の開花が、心にも「春」を運んでくれることを祈りつつ
どうか、桜、咲いてください。

平田靱負というリーダー

2011-03-30 20:06:28 | 東北関東大震災
鹿児島の友達が、
「私が鹿児島出身の歴史上の人物で、
 一番尊敬する人は、平田靱負(ゆきえ)です」
と教えてくれました。

平田靱負とは、木曽の治水工事を行った人です。
木曽三川治水工事とは…(こちらこちらより要約)

木曽、長良、揖斐の三川が集まる地域は
かねてから洪水を繰り返す地域であり、
以前から堤防工事のお願いが出されていた。

そこで幕府は、宝暦3年(1753年)12月28日、
薩摩藩主島津重年に御手伝普請という形で川普請工事を命じた。

なぜ薩摩藩に?
薩摩藩は外様であったことに加え、
琉球との貿易により財力を得ていると思われていたからとされる。
幕府は薩摩藩の力を弱めようとしていたとされる。

40万両にも上る工事費用はすべて薩摩藩持ち、
しかも、専門職人の雇用は許可しないという露骨な弾圧政策であった。

当然ながら、薩摩藩では受けるか否かについての激論がなされた。
遠く離れた土地であり、幕府への感情的反発も強かった。

その時、家老であった平田靱負は、
「民に尽くすもまた武士の本分」と説破して
工事を引き受けることとなり、総奉行となった。

厳しい幕府の取り締まりの中、難しいことばかりの工事、
過酷な労働条件と伝染病などにも苦しみながら、
平田率いる武士たちは工事を続け、
宝暦5年(1955年)3月、治水事業は完成した。


その後、平田は多くの殉職者を出したことや
藩に多大な借金を負わせてしまったことで自刃してしまうのですが

その友達は、
「諦めない姿勢、人はこんなにも強くなれるのかと教えてもらいました」
と続けてくれました。

当時不可能だと思われていた工事が完成したのは、
希望を信じ、諦めない信念をもったリーダーの存在があったからでしょう。

私たちの心の中にも、色んな「私」がいます。
その「私」たちの中で、どの私がリーダーシップをとるか、
心の中にも社会があるように思います。
希望と信念をもった「私」にリーダーとなってもらい、
心の中の大勢の「私」たちを率いてもらいたいものです。

ミッフィーがいっしょだよ

2011-03-28 23:57:06 | 東北関東大震災
わたしの大好きな大好きなミッフィーちゃんが、
このたびブルーナさんの思いを乗せて日本に派遣されたようです。

いつもは、冒険したり勉強したり
わくわく元気なすがたをみせてくれてるミッフィーちゃん。
でも、皆の悲しい気持ちを知って、
その気持ちが自分の気持ちになって
大粒の涙を流しています。

ミッフィーちゃんも以前にとっても悲しいことがあって、
こんな風に大きな涙を流しました。

悲しい気持ちを体験したことのあるミッフィーちゃん。
でもその悲しみを乗り越えて、
今はまた前を向いて生きています。

だからこそブルーナさんは、
ミッフィーちゃんを派遣したんでしょう。

深い悲しみを知ってるミッフィーちゃん。
もしも誰かが、
悲しい気持ち、泣いてしまう気持ち、どうしたらいいかわからない気持ち、
そんな気持ちに苦しんでたら、
きっとそういう気持ちにも、
優しく寄り添ってくれるんじゃないかな…
また動こうと思えるようになるまで
きっとじっと待ってくれるんじゃないかな…

…妄想?

でも。
そう思うんです。

ミッフィーがいっしょにいるよ

掲示板:首都圏でのいわきへの物資受付

2011-03-27 07:24:31 | 東北関東大震災
私の元ゼミ生に、いわきで公務員をしている子がいます。
現在、とにかく、いわきには物がなかなか入ってこず、
生活自体が困難であるようです。

そんな折、東京都港区で、
いわきへの支援物資を受け付けているという情報を得ました。

少しでも多くの方で情報を共有できればと思いましたので、
こちらにも情報を載せておくことにします。

関東の方も、いろいろな不安の中で暮らしていると思いますが、
誰かが元気になることで、自分も元気になれるかもしれません(^-^)
可能な方は、是非、よろしくお願いいたします。

3月23日(水)~31日(木)午前9時~午後6時、(土日も受付)
港区スポーツセンターアリーナ棟(JR田町駅前) にて、
いわき東京事務所・東京都港区役所防災課によって
受け付けているそうです。
詳細はこちらです。

*持ち込みのみだそうです(宅配便等では受け付けない)

*受付品目は下記の通りだそうです。
◎食料品(賞味期限が3ヶ月以上あるもの)
 ・缶詰(肉、魚) 加熱等の必要がなく、
  そのまま食べることが可能な缶詰
 ・お米 精白米、無洗米、レトルトパックのご飯、アルファ米等
  そのままで保存が可能な米
 ・飲料 水、お茶、スポーツ・果汁飲料等(500ml、2L等)
◎生活物資 おむつ(乳児用、大人用)
 ・粉ミルク、離乳食 (賞味期限が3カ月以上あるもの)
*上記5品目以外は受付できないそうです。
 
*お問い合わせ
   いわき市東京事務所   03-5251-5181
   東京都港区役所防災課  03-3578-2111(内線2838)
               (平日の午前9時から午後5時まで)

セルフ・ケア

2011-03-25 23:27:33 | 東北関東大震災
昨日の答えは…

「(黒人男性の方を向いて)ほらあんた!荷物まとめて行きなさい!」

でした。

話全体が黒人差別の女性の話なので、
絶対的には拍手喝采の状況ではないんですけどね…。

さて、震災後のストレスが長期化しています。
心身の疲れも、たまっている頃かと思います。
加えて、日々、新たなストレスが重なってもいることでしょう。

そんな時には、セルフ・マネジメントよりも
まずはセルフ・ケアを…。

米国加州クリニカルサイコロジスト・三羽理一郎氏が、
心理学博士からの、震災から心を守るメッセージを書いています。

皆さん。
大変でしょうが、いっしょに、どうにかやっていきましょう。
こんなものに、俺らは、決して負けやしない。
みんなの持つ力を、俺は心から信じてる。


という言葉と共に、
【気持ち・身体・考え・行動の理解】
この4つの側面について理解すること、
そして、
【心身の健康を維持、そして改善していくために】
こんなことできるのでは?という色々な提案が書かれています。