ドイツには、昔行ったが、「ビールとソーセージが旨かった」というくらい...
最近、気になるのがドイツの高速道路、アウトバーン(die Autobahn)です。
無料です。
ドイツのアウトバーン世界一のスピードとクオリティを誇るアウトバーン。
アウトバーンの総延長は12000キロ、そのうちの3分の2の8000kmが速度無制限だそうです（ちなみに日本の高速道の総延長は9000km）。
最近知ったのですが、アウトバーンでは時速200km以上で安全に走ることを可能にするために様々な工夫が凝らされています。
例えば、
アスファルトの厚さは70cmもあり、これはアメリカの高速道路の倍の厚さ。これで路面の陥没や変形を防ぐことができる。（日本は15cmほど...）
坂道の傾斜は3%以下と定められており、急な坂にならないようにしている。
カーブの角度も急にならないよう制限があり、カーブでは遠心力を相殺するよう、道にバンクをつけている（傾きをつけている）。
重大事故に際しては、ヘリコプターがどこでも15分以内に現場に急行できるように救急体制が整えられている。
といった厳しい規格を守っており、維持しているそうです。
思い返せば、ドイツの高速道路の舗装は実にきれいで、アメリカならよく見かける陥没やわだちなどはまずありません。
ドイツは、世界に類を見ない速度無制限道路を、莫大な労力と費用で管理、維持しており、そしてそれを一般車両であれば、誰でも無料で利用できるようになっています。
異常なまでの高額料金を徴収することで、維持管理しているどこかの国の道路行政との違いについて、考えさせられます。
