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水に纏わる話①

2012-07-21 | Weblog

散歩に出かけると普段見ることのない光景に出会うことが最近多い。と言うのも例の豪雨からこっちずっと雨が多く水が引く暇がないからだ。トウモロコシの苗も水面に映した葉をシンクロさせて、水中の天に向かって伸びていこうとしている。

洪水の痕跡を見て思い出すのは小学生の頃のことだ。私が住んでいた菊池川流域は雨が続くと堤防が決壊して、大水になることがたびたびあった。決壊するのは決まった場所で、決壊した地域からゆっくりと水がひたひたと早送りの満ち潮みたいにやってくる。私の集落は「南島」と言うが確かに洪水の時は道路は水没して集落だけが島みたいに孤立してしまい、その地名に妙に納得していた。

「千と千尋の神隠し」の水面を走る電車の映像に似た光景を見たことがある。滑らかな水面を時々変わったものが泳ぐことがある。ある時はモグラだったり、ある時は大きなヘビだったりする。ヘビは苦手なので追い払ってしまったが、あのヘビはどこかの岸まで行けたのだろうか?今になって気になっている。

 

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