ただなんとなくね

日々のあれこれ
ふとした気づきや思い
忘れないうちに留めておく場所

「?分間の怖い話」

2009-05-29 | Weblog
最近のTV番組で気になること。
「1分間の深い話」・・・どんな深い話もその人にとってやっとたどり着いたことだったとしても、すべては1分間にまとめられて放映される。しかも数時間後には視聴者のほとんどが記憶にも留めていないということ。視聴者は一人の人間の生き様をちょいと垣間見てそれなりにフーンとかへぇとか言って感心しながら、その人生の美味しいところだけを簡単に手にすることになる。しかし本当に怖いのは怖いのはここからだ。なぜなら感動を味わったはずの視聴者の感性は確実に麻痺させられているということだ。そして誰もそのことに気づいていない。TVに言わせると視聴者はその話を糸口に、更にその人や事柄を知ろうとしたり、あるいは自分を省みたりするというかもしれない。しかし、根本的に真実や生き様の情報が労せずして、実体験に基づくことなしに得られてしまうことが、人間の感性をいかに麻痺させるか、考えてほしい。そうした安佚に手に入れられた感動から、深い人生が生まれてくるかということに私は大きな疑問符がある。
すみません今夜は堅い話で・・・
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迷路突入

2009-05-24 | Weblog
写生にいったのは春の終わりだったのに、初夏になり山の色も微妙に変化してきました。絵の中の山もあれこれ描き込んで行くうちに季節がいつか分からなくなってきてしまいました。
今日は示現会の熊本巡回展を見に行ってきました。早春の蔵王の絵が気に入りました。
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今はこんな感じ

2009-05-18 | Weblog
前回とあんまり変わっていないみたいだけど、結構描き込んでみたつもりです。
近くの緑の山が遠くに行くにしたがって青く見えるけど、その繋がりがうまく表せなくて困っています。
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シリアルブレッド

2009-05-11 | Weblog
このケースだったら300gでよかったのに、400g粉を使ってこの有様です。でも味の方はしっかりした歯ごたえでGOODでした。
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4月の宿題

2009-05-05 | Weblog
「願ってもない願い」 2009.5.5

その男は突然現れた。ふつう突然人が現れるなどということはないのであるが、まさしく突然何もない空間からその男は現れたのである。

俺は自分で言うのもなんだが、きわめて良識もありまじめな人間だと思う。ただそうしたものと現実の幸せは必ずしも比例しないことはいつの世も一緒でいつも損ばかりしている。今も2つのバイトを終えてヘトヘトになって部屋(6畳一間バストイレ共同)に帰ってきて、転がり込むようにベッドの上に倒れこんだばかりだった。
起き上がる気力もなく、ボーっと見上げてた天井がゆがみ始めた時はさすがに、やばい疲れすぎだと思った。するとそのクラゲのようになった空間から足が見えてきた。続いてゆっくりと全身が現れた。出てきたのは特徴を挙げるのが難しいほど本当に普通の(普通って表現しかできないってのも特別なんだが)スーツ姿の中年の男だった。男は畳の上1m位まで降りてくると礼儀正しく一礼し、唐突に「あなたの願いは聞き入れられました。」といった。俺は何も願った覚えもないし、正直ただボーっとしてただけなので意味も状況もわからず・・・つまり動けなかったのである。男は更に「あなたの願い、つまりあなたが大金を得るためには、当然あなたにも少し協力いただかなければなりません」と勝手に話を進めている。腰は引けたままだが男が何者かはわからないが、自分が置かれている状況は何となくつかめてきた。何ということはないこいつはまさしく魔神で俺に何か仕掛けてきていることはわかった。魔神が人間に負かされるのはアラビアンナイトの時代までで、ファウスト博士の頃になると魔神も結構したたかになってきて、最近は人間が勝ったという話はトンと聞かない。つまり用心しろということだ。しかしチャンスであることも確かだ。
あれこれ考えて返事もしないでいる俺を前にして、男はテレビショッピングみたいに勝手に話を続けている。「しかし、残念ながら何も只でということではありません。当然その代償は必要となります。あなたの必要とする100億ゼニーをすぐに差し上げましょう、その代わりあなたの魂といいたいところですが、今回は特別にあなたの親しい人の魂ということで結構です。どうですこれならいけるでしょう?」男は自信に満ちた笑顔で「さぁイエスか!ノーか!さぁどっち!」
俺は即座に「ノーそれはできない」と断った。魔人問答ならこの後どんどんレベルが上がってくる展開になるはずだ、それまでに時間を作って考えをまとめなきゃ・・・
男は意外そうな顔をしたがすぐに「そうですか・・・しかしチャンスはあと2回!」
そらきた。俺の思ったとおりだ。
すると男は次の条件を提示した。「次のチャンスは10億ゼニーです。10億ゼニーはあなたの知らない誰かということになりますが、さぁどっち!」
「おいおいレベルは下がってきたじゃないか。どうしよう知らない誰かといっても、魔神のことだからすごくいい人かもしれないし・・やっぱりどこか引っかかるよな・・・」おれは考えた末にがまた断った。・・・やはり善良なのである。
「おやおや珍しい人ですね。ですがいよいよ最後のチャンスです。最後は1億ゼニーです。
1億ゼニーはあなたと関係のない相手で、しかも危険極まりない極悪人!さぁどうです?」
俺は、男に逆に条件を提示した。
「その人のことを実際にこの目で確かめて「OK」と言えば即座に契約を実行していいが「NO」と言えば契約は反故にしてくれ」
男はニッコリと営業用の笑顔ではない表情で「わかりました。あなたはとびきりの良い人みたいですね」と言ってすぐに、空間がゆがみだした。

気がつくと俺は見知らぬ部屋にいた。突然後ろから女の悲鳴が聞こえた。振り返るとジェイソンみたいな男がまさにナイフを突き立てたところだ。男は俺に気づくと何かわめきながらナイフを振り回しながら近づいてくる。俺は「NOー!」と哀願とも悲鳴ともつかない声を上げてしまった。
ジェイソンが犯行を見られた目撃者を生かしておくわけはない。ジェイソンが近づいてくる。契約がすでに反故になったことに俺はまだ気づかずにただ立っていた。
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鞍岳(遠景)

2009-05-05 | Weblog
初めての風景画なのですが、最近霞んでばかりではっきり山肌が見えません。めげずにこの後描き込んでいくつもりです。
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