ただなんとなくね

日々のあれこれ
ふとした気づきや思い
忘れないうちに留めておく場所

たき火と三日月とオリオン座

2011-12-28 | Weblog

夕方から始めたたき火は暗くなってもオキとなって燃え続け、夕日が落ちて西の空に三日月と金星が輝きだした。火が当たっている面は熱いけど反対側は冷え冷え。まるで月面にいるみたい。遠赤外線は空気そのものを暖めるのではなく、光が当たった物質の表面温度を上げて……とりとめのないつまらないことが頭に浮かんでは消える。

立ちっぱなしはさすがに疲れてきたので物置から椅子を持ち出して長期戦に備えた。木ぎれを組み替えながら、時々火をかき混ぜて火の粉を空にあげてみる。勢いよく舞い上がった火の子達が高く舞い上がって星になればいい…

見上げればいつの間にかオリオンが東の空に上がってきていた。高く上がったオリオン座を見るとカレンダーのように、季節を感じたり時刻を知ったりしていた頃を思い出す。その時誰がいたのか…何をしていたのか…何10年経とうと星の光は何の変わりもなくそこにあるのに、見上げる私だけが時間の奔流に流されていく。あぁ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甘甘くまモン

2011-12-27 | Weblog

生徒が実習でお世話になった関係で、香梅のくまモンケーキを買いました。表面のコーティングが私の苦手なバタークリームかと思っていたら生チョコで意外と美味かった。でもさすがに甘い…甘過ぎ…食べるのに消費期限内にはとても無理でした。

それにかわいいくまモンの顔にナイフを入れる時はさすがに躊躇しました。

切ってしまえばなんと言うこともないけどね(この絵文字、首が飛んでるみたいでちょっとね…)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海に続く道

2011-12-19 | Weblog

先日小学生の頃の海への憧れについて書き込みしましたが、小学生の頃は地区毎に子供会があって、私が住んでいる地区は夏になると、三角の手前にある長浜海水浴場に出かけるのが恒例となっていた。引き潮の時に潮干狩りをして、潮が満ちてきたら海水浴という大人にも子どもにもいいとこ取りの旅行のはずですが、内海で干潟が続く長浜の海はお世辞にもきれいとは言えず、波打ち際には漂流物や泥っぽい色の濁った海水浴場です。多少澄んだところを求めるにはかなり沖まで行かなければならず、それは浮き輪を使うには学年が上がっていて、かといって狭い川でしか泳ぐことのなかった私にはかなりの勇気を必要とするものでした。どこまで行けば水中眼鏡で先が見える所までいけるのか、手探り状態でやけくそ気味に泳いでいました。そんな思い出しかないくせに夏になると海に行きたくてたまらなくなってくるの繰り返し・・・

今、長浜の海岸を歩いてみるとその当時にぎわっていた道路脇にある海の家(旅館!?)はすっかり戸を開けることもなく沈黙している。海だけが相変わらず愛想のない沈黙の中鈍色に光っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あの

2011-12-13 | Weblog

里山に向かうそま道を歩いた。里で会ったおばあちゃんの言葉によると「頂上まで40分」とすると私の足なら「登るのに30分頂上で15分、降りで15分かな!?」ちょっと時間もあるし行ってみようと足を踏み出した。しかし、30分経っても頂上の気配すらしない。「ひょっとして、おばあちゃんの若い頃の足でってことだったの…」頂上に着いたのはやはりちょうど40分。「ああそうなんだ」と妙に納得。頂上は木々に覆われて展望はなかった。でも頂上近くで少しだけ展望が開け海が見えた。私はそのことで十分満足だった。

私が小学生の頃、海は遠いところにあるもので海に行くと言うことはちょっとした冒険であったり、憧れであったりと、まあそんな存在だった。小学校から4kmほど離れたところの山で、一本松という場所がありそこからは山と山の間にわずかに水平線が見えた。土曜日の学校帰りに足を伸ばして、海見たさの一心で出かけたことがある。息を切らして登ったらうっすらと水平線の一部が見えた。それでも十分満足して帰った。

なんとはない山道を降りながら、気分は妙にはしゃいでいた。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀杏とおばあちゃん

2011-12-04 | Weblog

日曜日に鹿央町霜野の康平寺に行ってきました。

銀杏が一面に散った境内を山腹から鳥瞰できるので、いつか撮りたいなと思っていて急に思い立っての撮影でした。

地域の老人会で御堂を守っておられるので、いつ行ってもお茶や茶菓子のご接待と思い出話が聞けます。

御堂は何となく東北を旅した時のことを思い出させる雰囲気で、おばあちゃん達の話もなかなか面白いですよ。

今回受けたのは、「さて銀杏の木(写真中央)は樹齢が何年でしょう?」との結構お年を召されたおばあちゃんの問い。

銀杏は成長が早いとは聞いていたけど大木なので、「200年くらいですか?」と答えると、

「私が小学校低学年の頃みんなで植えたのよ。その時は手でつかめるくらいだった」……

小学校!?国民学校!?…「失礼ですがお幾つになられるのですか?」おばあちゃんはニコニコ笑って答えてくれませんでしたが

まさか200歳!?

それも不思議ではないくらいの雰囲気の山里の御堂でした。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする